初めての0歳児のお世話で、不安を感じているママは多いかと思います。
中でも沐浴は親子教室や産院の指導を受けていても「これで大丈夫?」なんて心配になったりしていませんか?
そんな新米ママに向けて、0歳児の大事なお世話である沐浴やお風呂についてお話していきます。
新米ママが気になる、沐浴をする時間帯や、注意点について、そして0歳児と一緒にお風呂に入る方法についてまとめました。
沐浴をする時間帯やタイミングは?
赤ちゃんのお世話は休みがないため、どのタイミングに沐浴をすればいいか悩みますよね。
そこでおすすめの時間帯や、タイミングについて紹介します。
沐浴の時間帯は毎日同じにする
沐浴をする時間帯は、赤ちゃんの生活リズムを整えるためにも毎日同じにしましょう。また同じ時間にすることで、ママの生活サイクルも調整しやすくなります。
おすすめの時間帯は午後から
おすすめの時間帯は、午後から夕方くらいまでです。筆者は午後2時ごろに行っていました。時間に決まりはありませんので、自分が一番やりやすい時間帯に行いましょう。
授乳直後は避ける
授乳直後は吐き戻しをしてしまうかもしれませんので、沐浴は授乳後30分は空けましょう。
沐浴に必要なグッズ
では沐浴に必要なものは何でしょうか?必要なもの6つをご紹介します。
ベビーバス
一番大事なのはベビーバスです。空気を膨らませるものや折りたためるものなど、さまざまな種類や大きさがあるので、沐浴をする場所などを考えて、自宅に合った大きさのものを選んでください。
1ヵ月しか使わないのにベビーバスを購入することに抵抗がある方は、衣装ケースや大きなたらいなどを代用するという方法があります。
ガーゼ・沐浴布(沐浴ガーゼ)
ガーゼは体を洗う用のものと、お湯に赤ちゃんを入れる際に体にかけておく沐浴布という大きめのものが必要です。赤ちゃんになにもかけずにお湯にいれると、びっくりして泣いてしまうことがあります。
ガーゼをかけておくことで、赤ちゃんが安心してお風呂に入ることができます。またお湯から出ている部分が冷めてしまうことがあるので、体温低下を防ぐためにもぜひ使用してください。
タオル
体を拭くためのタオルです。家にあるタオルでももちろんかまいませんが、赤ちゃん用の正方形のバスタオルが販売されており、綺麗に赤ちゃんをくるんであげられるので便利です。
温度計
ベビーバスにお湯を入れるときに使います。自分の感覚だけでお湯の温度を確認すると、赤ちゃんには熱すぎるかもしれませんので、温度計を使って正確に温度を測りましょう。
ベビーソープ
ベビーソープには固形、液体、泡タイプがあります。簡単に赤ちゃんの体を洗える、泡で出てくるものがおすすめです。
沐浴剤
ベビーソープの代わりとして、沐浴剤を使う方法もあります。こちらを使えばベビーソープで洗う必要がなく、上がり湯も不要になります。
ただ洗浄力はベビーソープよりも弱いため、しっかりと体を洗えずに乳児湿疹の原因になってしまうこともあります。その日の都合に合わせて、沐浴剤とベビーソープを使い分けるもの1つの方法です。
沐浴をスムーズにするための準備
沐浴を始めたときに慌てないために、始める前にしっかりと準備しておくことが大事です。
ベビーバスにお湯を張る
お湯の最適な温度は、寒い時期は40度、暖かい時期は38度です。お湯の温度は温度計を使って測り、さらに自分の手でも確かめるといいでしょう。
タオルを広げる
体を洗い終わった後、すぐに拭けるようにしっかりとタオルを広げておきましょう。
着せる服とおむつをセットしておく
湯冷めしないよう素早く服を着せるために、肌着とウェアを重ねて袖を通しておきましょう。そうしておくことで簡単に服を着せられますよ。
ケアグッズを用意する
体を拭いた後に使う、スキンケアグッズなどを用意しましょう。必要なアイテムは以下です。
・綿棒
耳やへその緒のケアに使います。赤ちゃん用の小さい綿棒がおすすめです。
・保湿クリーム
赤ちゃんの肌って実は乾燥しやすいというのはご存知ですか?そのために保湿が重要なんです。デリケートな肌である赤ちゃんの時期から使えるものが多く売られていますので、ぜひ準備しましょう。
沐浴の手順
では、私が実際にやっていた方法をまとめました。
この方法は産院で受けた指導をそのまま実践したボディーソープでの洗い方になります。
①赤ちゃんに沐浴布をかけてゆっくりベビーバスに入れる
赤ちゃんがびっくりしないよう沐浴布を体にかけてから、ゆっくりと足からお湯に入れます。赤ちゃんの首の下に手を入れてしっかりと支えましょう。
②頭・体・顔を洗う
顔は濡らしたガーゼを指に巻き付け、優しく拭きましょう。体と頭はベビーソープを使って優しく洗います。
背中を洗う際は、赤ちゃんのわきの下に手を入れて、腕のつけ根を下からつかみます。赤ちゃんを腕の付け根を掴んだ腕にひっかけるようにしてうつぶせにします。
首を支えていた方の手で背中やおしりをしっかりと洗います。その際、顔がお湯についていないか、常に確認しましょう。
③最後に上がり湯をかける
赤ちゃんを仰向けに戻してから、胸からおなかのあたりに上がり湯をかけます。
④ベビーバスから上げてタオルで優しく拭く
バスタオルで全身をくるみ、タオルに水分を吸わせるよう、押さえるように優しく拭きます。拭き忘れがないように気を付けましょう。
⑤沐浴後のケアをして服を着せる
赤ちゃんの肌は大人よりも薄く、とてもデリケート。体を洗った後には保湿クリームを塗りましょう。体に塗る際は、手のひらに伸ばしてから、優しく赤ちゃんの体に塗っていきます。
沐浴の注意点
沐浴をする際に注意したい点が4つあります。それぞれ解説していきます。
部屋の気温を適温に保つ
0歳児は体温調整が未熟です。そのためお湯の温度だけでなく、室温にも気を付けましょう。
冬場は室温を20℃~24℃ほどの暖かい部屋で行ってください。夏場はエアコンのかけすぎに注意しましょう。
体調が悪いときはやめる
赤ちゃんが熱を出していたり、いつもと様子が違う場合は中止しましょう。こまめに着替えさせたり、体を拭いてあげるなどして、沐浴以外の方法で体を清潔にしてあげましょう。
またママの体調が悪い時も、無理して沐浴させる必要はありません。パパや他の家族に頼める場合は、お願いするもの1つの方法です。
洗い残しに気を付ける
0歳児の首や脇、膝の裏などは汚れがたまりやすい部分ですので、しっかり洗いましょう。またすすぎ残しもしやすい部分ですので、忘れずに洗い流しましょう。
時間をかけすぎない
0歳児はまだまだ体力も少なく疲れやすいです。そのためあまり時間をかけず、10分ほどで手早く行いましょう。
1か月経ったら一緒にお風呂に入ろう!
沐浴の卒業は、1ヵ月検診後がベスト。産後1ヵ月経つとママもお風呂にはいれるようになりますので、1か月を過ぎたら一緒に入りましょう!
しかしどうやって一緒に入ればいいか、困りますよね。お風呂は協力してくれる家族と複数で入れられれば一番良いですが、ママやパパだけで入らないといけない…なんて時もあるはず。
そういったときに慌てないよう、次は大人1人で0歳児をお風呂に入れる方法をご紹介します。
0歳児のお風呂の入り方
さまざまな方法があるかと思いますが、以下は私が実際にやっていたものです。ぜひ参考にしてみてください。
①お風呂セットを用意する
浴槽に張るお湯は38~40℃にしましょう。そして寒い時期には、浴室をあたためておきましょう。
タオル、入浴後の服、おむつはすぐ使えるようにセットしておきます。
②脱衣所などで赤ちゃんを待たせておく
床に座布団などを置き、その上にタオルを乗せ、服を脱がせた赤ちゃんを乗せます。体が冷えないようにタオルなどをかけておきましょう。
私の場合は、赤ちゃん用のバスローブを使用していました。脱がせやすく、上がった後もすぐ着せられて湯冷め防止になってとても便利でした。
③先に体を洗う
お風呂に入れる人が先に体を洗います。体を洗っている間はお風呂の扉を少し開けて、赤ちゃんの様子に常に気を配りながら手早く済ませましょう。
④赤ちゃんを膝にのせて洗う
赤ちゃんを迎えに行き、自分の膝の上に乗せ、体を洗います。
⑤一緒に湯船につかる
洗い終わったら一緒に湯船に入ります。湯船に入る時間は5分くらいにしましょう。長湯は禁物です。
⑥上がったら素早く拭いて服を着せる
お風呂から上がったら、素早く赤ちゃんを拭きましょう。そのあと湯冷めしないように服を着せます。お風呂後は大人の方がおろそかになりがちなので、体調不良にならないように気を付けましょう。
スキンシップの時間を楽しもう!
初めての0歳児のお風呂は、慣れないことばかりで緊張するかと思います。しかし完璧にできなくても大丈夫!
お風呂は貴重なスキンシップの時間であり、今しか体験できないお世話です。
一緒に楽しむ気持ちで、お風呂の時間を楽しんでくださいね。