学童保育に入れるには?申し込みや審査は?

教育

「子どもが小学生になったら楽になる!」「仕事を再開したい!」などと考えているママ!

子どもが小学生になったら、思っていたよりも大変という声を多く聞きますよ。

何より「小1の壁」これを乗り越えられず仕事やプライベートの時間を削っているママは多いようです。

この「小1の壁」を乗り越えるために学童に入れようと考えているパパ、ママの疑問にお答えします。

学童保育ってなに?どんな子どもでも入れるの?

小学校に入学すれば保育園のように夕方まで手厚く見てもらえることはなくなってしまいます。

そのため、長期の休みや土曜などは心配というパパやママは多いですよね。

そこで、学童保育についてご紹介します!

一般的に3つに分けられます。

  • 公立の学童保育(放課後児童クラブ、学童クラブ)
  • 放課後子供教室
  • 民間学童保育

それぞれの特徴を見ていましょう。

放課後や長期休暇に子どもを受け入れる場所

学童保育は放課後や長期休みに、パパやママの状況に応じて子どもを受け入れてくれる場所です。

  • 公立の学童・・・厚生労働省管轄で、各地方自治体が運営
  • 放課後子供教室・・・文部科学省管轄で、各地方自治体が小学校の余裕教室等を活用し運営
  • 民間学童保育・・・厚生労働省管轄外で、民間会社や学校法人がサービスを提供

小学校に就学している子どもが対象

一般的に小学校に就学している子どもが対象です。

  • 公立の学童・・・10歳未満(小学生3年生まで)
  • 放課後子供教室・・・公立小学校に通う全員が対象
  • 民間学童保育・・・年齢制限は設けていないところが多い

一部の公立では、4年生以上も受け入れ可能なところがあります。自治体に問い合わせてみましょう。

利用できる条件は、

  • 公立の学童・・・親が働いていることの他に詳細条件がある
  • 放課後子供教室・・・公立小学校に通う全員が対象
  • 民間学童保育・・・なし

放課後子供教室では、学区外からの子どもを受け入れてくれる場合もあります。

遊んだり、体を動かしたりして過ごす

主にお友達と遊んだり、レクリエーションなどをしたりしながら過ごします。

それぞれの過ごし方の特徴は、

  • 公立の学童・・・自由に遊んでいることが多い、他の施設に行く日やレクリエーションの日などがある
  • 放課後子供教室・・・校内や施設で自由に過ごす
  • 民間学童保育・・・家族や子どもの希望でいろいろなプログラムに参加できるところがある

2015年に国によって策定された「放課後児童クラブ運営指針」では、放課後の支援のひとつとして宿題や学習の支援を明言しています。宿題が済んでいれば、帰宅してからの時間に余裕が出てきますので非常にありがたいですね。

積極的に「宿題をやりましょう!」と言ってくれる施設ばかりではないので、子どもにやっておくように伝えておく、または指導員に声かけをお願いするとよいでしょう。

学童の手続きについて知りたい!

申し込めばすぐに入れるのか、審査はどんなことをするのか、心配なパパやママもいますよね。

そこで、学童の手続きについてご紹介します。

小学校の就学時健康診断を目安に探し始めよう!

小学校入学の前年、10月ごろから就学時健康診断が行われます。その頃から情報を集めるようにすればOKです。

申請は11月頃から開始する自治体が多いので、自治体のお便りやホームページには目を通しておくことをおすすめします。民間の場合、先着順で受け入れるところもありますので、あとで「入りたかったのに…」とならないためにもよく確認しましょう。

子どもが通う場所なので見学したいというパパやママもいるでしょう。見学ができる施設は多いので、直接連絡を取って見学の日時などを決めましょう。

申し込みは直接自治体や施設へ

公立の場合は、施設もしくは市区町村に直接申し込みます。

民間は、各施設で直接申し込みを受け付けているところが多いようです。

勤務日数・時間や家族構成などを審査

どんなことを審査されるのか、不安なパパやママは多いですよね。

審査の内容は自治体によって違いますが、一般的にはパパやママの勤務日数や時間、家族構成などが審査の対象になります。

公立は定員を決めていますので、定員を上回ってしまったときは定められている「入所審査基準の指数」「調整指数」に基づいて審査されます。このとき、正社員、パートといった雇用形態は入所審査基準の指数に影響しないことになっています。パートでも勤務日数や時間が多い場合は、入所審査基準の指数が高くなります。

公立の学童と民間の学童のメリット・デメリットは?

どこに入れるかで迷ってしまうパパやママに、それぞれの学童のメリット・デメリットを紹介します。

費用が魅力!公立の学童

自治体によって異なりますが、費用はおやつ代込みで1ヶ月4,000円~10,000円程度です。

小学校に併設されていることが多く、常に指導員が子どもの安全確保のため見守りをしています。

ですが、1施設あたり50~80人程度の定員で規模が大きいことがデメリットです。

厚生労働省管轄のため、宿題や学習支援を積極的に行っていないケースもありますので見学することをおすすめします。

多彩な支援が魅力!民間の学童

早朝や夜遅くまでの延長保育など、パパやママのスケジュールに合わせて柔軟に対応してくれます。

勤務時間が不規則なパパやママにはおすすめですね。

宿題や持ち込み教材の学習指導、ピアノや武道など子どもの能力開発のプログラムを提供してくれる施設もあり、魅力的です。夕食を提供してくれるところもありますので、非常にありがたいですね。

よい学童を選ぶポイントは環境や対応

選ぶポイントは子どもの様子や特徴を見て、パパやママがある程度決めておけるとよいですね。

ここだけは譲れないというポイントを絞っておくと、見学に行ったときスムーズに質問ができて、迷うことが少なくなるでしょう。

【先輩パパ・ママが学童選びでここを重視したというポイント】

  1. 基本料金以外にどんなオプション料金がかかるのか
  2. 運営している会社や団体は健全な経営をしているのか
  3. 利用できない時間帯がどれくらいあるのか
  4. 学級閉鎖、運動会の振替え休日などの学校固有の休みへの対応方法
  5. 学童でできる習い事
  6. スタッフの人数やサポート力
  7. 施設の規模と定員のバランス
  8. 学習はどこまで見てもらえるのか

採算が取れないと、短期間で移転や閉鎖してしまう施設も少なくないようです。

6年間しっかり通える施設なのかどうかを直接パパやママが見て確かめることは大切ですね。

もし公立の学童に落ちてしまったら?

公立には審査があります。待機児童が多い地域では、審査からもれてしまうケースも少なくないようです。

万が一の時の対応をご紹介します。

民間の学童に行く

費用はちょっと高くなってしまいますが、民間の施設を選ぶこともできます。充実した学習プログラムやイベント、保育時間が長い等、メリットは多いので検討してみましょう。

ファミリーサポートを利用する

各自治体で子育てを応援したい人と応援を受けたい人を繋いでいるサービスです。

自治体によって対応できる範囲は違いますが、送迎やサポーターの自宅での預かりなどのサービスもあります。サポーターは近所に住む方であることがほとんどですので、近所に子どものことを知ってくれている人ができるのは大変心強いものです。実家が遠い、もしくは両親がまだ働いているなどを理由に、頼ることが難しい方にもおすすめです。

費用は時間当たりで支払いをするケースもありますので、自治体に問い合わせてみましょう。

児童館や習い事に行く

学習塾、スイミング、英会話、ピアノなど複数の習い事を入れて放課後の子どもの居場所を確保しているパパやママもいます。送迎付きの習い事も増えています。近所のママから情報収集してみてくださいね。

また、児童館の特例制度を利用しているパパやママもいます。学校帰りにランドセルでそのまま児童館を利用できる制度で、給食のない日はお弁当を持たせて児童館で食べることもできます。

まとめ

費用の負担が異なる学童。

民間では習い事や送迎があったり、食事サービスもついていたりと何かとメリットは多いですが、公立にくらべて費用が高くなってしまうのは事実です。

パパやママの仕事内容や勤務日数によって、どれくらいのサポートが必要かをよく考えれば費用も無駄なく済むでしょう。

そしてやはり通うのは子どもです。

体験や説明会を行っている施設も多いので、実際に子どもと出かけてみて、合っているかどうかを検討することは重要ですね。近所のママや同じ小学校の先輩ママに相談するのも良いですよ。

 

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この記事を書いた人
のん

現在小学5年生の息子と夫の3人家族。
令和3年1月に11年ぶりの出産をひかえています。
毎日喧嘩ばかりの母と子ですが、3人で過ごす残り少ない時間を大切に…と思いつつ怒鳴り声が響いているにぎやかな我が家です(^u^;)

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