赤ちゃんがアトピー性皮膚炎に!原因とオススメの対処療法7選

子育て・育児

赤ちゃんの体に発疹ができてからなかなか治らないとママの頭を過るのが「アトピー性皮膚炎」ではないでしょうか。

痒くて不機嫌になったり泣いたりしてしまうので困っているママも多くいると思います。

今回は赤ちゃんがアトピー性皮膚炎になってしまう原因と治療方法、そして予防も含めて毎日してあげたいケアについて紹介します。

繰り返す赤ちゃんの体のぶつぶつ!

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎は皮膚が炎症を起こす肌の病気です。

強いかゆみ・湿疹・かぶれが現れ、良くなったり悪くなったりを繰り返しやすく、なかなか治りづらいという特徴があります。

肌には肌の水分を保ち、外からの刺激が入ってこないようにする「バリア機能」があります。アトピー性皮膚炎はこのバリア機能が落ち、外からの刺激を受けやすくなってしまう為に炎症が起きてしまい、肌のかゆみや発疹の症状が出てくるのです。赤ちゃんの肌は発疹ができやすく、生まれた後に乳児湿疹を経験した赤ちゃんもいると思います。乳児湿疹は生後6ヵ月くらいまでに起こる発疹とされていて薬を塗ったりケアすると治ります。
しかし何度も繰り返し発疹が出ている、2ヵ月以上発疹が続いている、医師に処方された塗り薬を使っても改善が見られない…このような場合はアトピー性皮膚炎の可能性が高いです。必ず皮膚科でお医者さんに診てもらい、診察までの間に気になった症状や異変があった場合は伝えましょう。

赤ちゃんがアトピー性皮膚炎になってしまう原因とは

赤ちゃんがアトピー性皮膚炎になってしまう原因は以下の事があると考えられています。
・肌が未熟
赤ちゃんの肌は大人に比べてバリア機能が未熟な為、刺激を受けやすくなっています。特に水分バランスを保つ機能が未成熟なので乾燥しています。乾燥肌であるが故に炎症が起こりやすい状態になっています。

・アレルゲン
ダニ、ハウスダスト、ペット、花粉、食べ物のアレルギー(卵、牛乳、大豆、そば、植物など)などが皮膚に入る事で炎症が起こると考えられています。

・汗、よだれ
赤ちゃんも大人と同じ汗腺の数があるので、とても汗っかきです。また離乳食の時期はまだご飯を綺麗に食べることも難しいので、食べ残しやよだれが肌の刺激になってしまう事もあります。

主にこれらが原因と言われていますが、赤ちゃん本人からSOSを発信してくる時もあります。
・赤ちゃんが顔を布団やタオルでゴシゴシするような動作をする
・体を掻いたり、身体を掻こうとしてくねくね動いている
・機嫌が悪いことが続いたり、夜中に何度も起きてしまう
これらの様子が見られるときはアトピー性肌疾患の特徴である「強いかゆみ」を感じている可能性が高いです。このような症状が出てきたらできるだけ早く皮膚科を受診しましょう。

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎オススメの対処療法7選

では実際に具体的な対処療法7選を紹介します。

1、ステロイド外用薬
皮膚科で処方されるお薬です。ステロイドを赤ちゃんに使うのはちょっと気が引けてしまうママも多いですが、ステロイドは正しく使えば最低限の量で炎症を鎮静させることができます。逆にステロイド剤を使わないと、長く薬を使ってもなかなか治らない事もあるので、赤ちゃんへの負担を減らす為にも最低限の量を正しく使う事が大切です。外用薬は必ず処方された回数と量を守って使いましょう。

2、食事療法
腸内環境は肌と密接な関係があります。その為バランスの取れた食事はとても大切です。油の多い物や食品添加物が多い食べ物はできるだけ避けましょう。おやつも市販のお菓子ではなくフルーツを食べるなど工夫をしてみましょう。

3、日光浴をする
ビタミンDは日光から得られる人間にとって、とても大切なビタミンです。赤ちゃんを連れて近所を散歩したり、日当たりの良い時間にベランダで日光浴をさせてあげましょう。日に当たりすぎると肌への負担が大きくなってしまうので日光浴は短時間で大丈夫です。夏場などの日差しが強すぎる時は帽子をかぶせたり、ガーゼのおくるみなどで巻いて直射日光が当たりすぎないようにしましょう。

4、規則正しい生活をする
規則正しい生活をする事で体の免疫を高めることができます。1日3食きちんと食べて、早寝早起きを心がけ、適度に運動させてあげましょう。既にハイハイや伝い歩きができる場合は家の中だけだと飽きてしまうので、子育て広場などの子供用室内施設に出かけて遊ばせるのもオススメです。

5、寝具寝室を綺麗にする
アトピー性皮膚炎の原因であるアレルゲンの中には「ハウスダスト、ダニ、カビ、ホコリ」などがあります。布団や枕は定期的に干し、シーツやカバーも頻繁に洗うようにしましょう。布製品やぬいぐるみなども干したり洗ったりするのが好ましいです。寝室も毎日換気して部屋の空気が籠らないようにしましょう。

6.清潔を心がける
汚れてしまった洋服はすぐ着替えさせる、部屋を掃除して綺麗にする、毎日お風呂に入れてあげる、オムツはすぐ取り替えるなど、赤ちゃんがいつも清潔でいられるように心がけましょう。特に汗をかいたら着替えさせる、汗をかきにくい洋服を着せるようにしましょう。オムツは蒸れてしまいがちなので、おむつを取り替える時に3~5分ほどオムツを完全に外す時間を作ってあげると良いです。

7、毎日体を洗ってあげる
肌を綺麗な状態に保つために毎日体を洗ってあげましょう。ソープは強くこすってしまうと刺激になってしまうので、ママやパパの手で優しく泡立てながら洗ってあげましょう。そして洗い残しがないようにしっかり流してあげましょう。お湯の温度が高すぎると肌が乾燥してしまうので、少しぬるめのお湯で洗ってあげると良いです。

アトピー対策に一番必要なのは「保湿ケア」

既にアトピー性皮膚炎になってしまった赤ちゃんも、なりかけていたり、ならないように気を付けたい赤ちゃんにもぜひしてもらいたいのが「保湿ケア」です。アトピー性皮膚炎の最大の原因は「乾燥」です。
赤ちゃんは乾燥肌の持ち主なので、乾燥肌の上に更に乾燥してしまうとすぐに肌がガサガサになり痒くなってしまいます。その為保湿ケアをしてあげることがとても大切なのです。毎日のお風呂上りに保湿クリームを体全体に塗ってあげましょう。もし処方されているお薬があればこのタイミングで一緒に塗りましょう。
乾燥が特にひどい場所や赤みの強い所は炎症が治まってから保湿クリームを塗るようにしましょう。アトピー性皮膚炎になってしまっている肌は特に敏感なので、保湿クリームはゴシゴシせず優しくゆっくり伸ばしながら塗るのがオススメです。
保湿成分が高い保湿クリームを選ぶときにオススメなのが、オーガニックや植物由来成分を使っているクリームです。敏感な肌にも優しい成分でできているので、ガザガサしてしまっていたり、掻いてしまった肌にも優しく浸透し肌を守ってくれます。合わせて保湿成分入りのベビー用ボディソープを使うと効果を高めることができます。

まとめ

赤ちゃんが痒そうにしている姿を見るのはママとパパにとってはとても辛いことですよね。

しかし処方されたお薬を上手に使いながらケアしてあげると症状を改善することができます。

また日常生活の中で少し意識するだけで症状を改善できたり、予防できる方法が沢山あります。

この記事を参考にぜひ今日からアトピー性皮膚炎の改善に向けて取り組んでみてください。

 

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この記事を書いた人
あやぱん

ちょっぴりわがままな長女と、とってもマイペースな次女を持つママライター。
都内で美容師を経験し、今は現役専業主婦でまだまだ忙しい子育て・家事に追われてます!
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