新生児の体に発疹が!赤いぶつぶつの対処法6選を紹介

子育て・育児

生まれたばかりの赤ちゃんの肌はとても敏感です。

赤ちゃんの中には生後1週間を迎える前後から体に赤いぶつぶつができ始めて、この発疹は何だろうと不安になったママもいると思います。

今回はなぜ新生児の体に発疹ができるのか、その原因と発疹ができた時の対処法、そして毎日行いたい正しい保湿ケアの仕方をご紹介します。

新生児の体に赤いぶつぶつ!

新生児の体に発疹ができるのはなぜ

産まれてまだ1ヵ月以内の小さな赤ちゃんの体は皮膚の角質層がとても薄く、大人と比べると約半分の厚さしかありません。体の水分の蒸発を防ぎ外部からの細菌やごみなどの異物侵入を防ぐ役割を果たしている「バリア機能」は人間の肌を常に守ってくれています。しかしこのバリア機能を低下させてしまう事で発疹ができやすくなってしまうのです。

赤ちゃんの湿疹ができる原因は主に3つあると言われています。
・汗
赤ちゃんは新陳代謝が活発で汗をかきやすいです。汗腺の数は大人も赤ちゃんも同じなので体は小さいけれどとても汗をかきやすいのです。特に1日の大半をベッドの上で寝て過ごし、24時間オムツを当て続けているので汗をかきやすい状態になってしまっているのです。

・過剰な皮脂分泌
赤ちゃんはお腹にいる間に受けていたママの女性ホルモンの影響で一時的に皮脂の分泌が多くなります。具体的には新生児~約3ヵ月くらいまで分泌が多い状態が続くので、皮脂が詰まりやすくなってしまうのです。

・乾燥
赤ちゃんは実はとても乾燥肌です。バリア機能が未熟なので肌の水分が蒸発しやすくなっていることが関係しています。乾燥している肌は少しの刺激も敏感に反応してしまう為、結果的に発疹に繋がってしまう事がよくあります。

新生児の体によくできる発疹の種類

新生児にできやすい発疹は4種類あります。

・乳児湿疹
新生児に一番多く起こりやすいのがこの乳児湿疹で、ニキビのように赤く脂っぽいぶつぶつです。皮脂の分泌が多い頭、顔、胸などに現れます。早い赤ちゃんだと生後1週間前後から少しずつぶつぶつが出てきます。

・あせも
小さな赤いぶつぶつからはじまり、次第にかゆみが出てくるので不快感から赤ちゃんは不機嫌になったりよく泣くようになります。汗をかきやすい首、脇の下、膝の裏、背中などにできやすいです。

・おむつ皮膚炎
おしりに赤いぶつぶつができた時は、このおむつ皮膚炎の可能性があります。おむつはどうしても蒸れやすく湿度も高いので、尿の中に含まれるアンモニアやおむつを履くことでかいた汗によってかぶれが起きやすくなってしまいます。

・新生児ざ瘡
赤や白のぽつぽつ炎症は新生児ざ瘡と呼ばれています。これも皮脂分泌が多いのが原因です。中には膿がある物もあるので無理やりつぶさないようにしましょう。膿が大きくなってしまった場合はすぐに病院で受診しましょう。

新生児の体に発疹ができた時の対処法6選

赤ちゃんの体に発疹ができてしまった時はどうすればよいのでしょうか。

具体的には以下の対処方法があげられます。

1、洗ってあげる
皮脂が溜まっていたり、汗をかいてしまっている場合には洗ってあげましょう。沐浴の時にソープで洗って綺麗に流してあげましょう。ゴシゴシするのではなく、やわらかく撫でるようにしながら洗うと良いです。日中に塗れたガーゼで拭いてあげるのもオススメです。その際にはガーゼをこすりつけないように丁寧に拭きあげるようにしてあげると肌への刺激を少なくできます。

2、洋服をこまめに変える
一日の大半を寝て過ごす新生児は特に背中に汗をかきがちです。ぶつぶつが気になる時は洋服をこまめに着替えさせてあげるのも良い方法です。赤ちゃんは汗っかきなので洋服を着せすぎてしまうと熱がこもり余計に汗をかいてしまいます。目安は大人より薄手の物、もしくは大人より一枚少なく着せてあげましょう。着替えをする際に軽く体を拭いてあげると尚良いです。

3、環境を整える
赤ちゃんが快適に過ごしやすいように部屋の温度に気を付けましょう。夏は26~28度、冬は20~22度が赤ちゃんにとって快適な室内温度と言われています。夜寝る時も布団をかけすぎたり、厚着しないようにして、うまく温度調整ができるように工夫しましょう。

 4、皮膚科に行く
発疹の数が増えてきたり、広がりを見せてきたらお医者さんに診てもらうのが安心です。小児科でも見てもらえますが、肌のトラブルは皮膚科で見てもらうとより安心です。新生児でまだ保険証がない場合には一旦全額支払いをして、後日保険証と領収書を持っていくと差額を返金してくれます。必ず母子手帳を持参するようにしましょう。もし発疹が増えてきたり、何か変だなと思った時にはその様子を携帯で写真に撮っておいて、診察の時に発疹の経過を見せるとより症状が伝わりやすいです。特に膿が出てきてしまったり、爛れてしまった場合などは急いで受診するようにしましょう。

5、清潔にする
授乳でお洋服が汚れてしまった時はすぐ取り替えたり、毎日沐浴してあげたり、オムツを頻繁に取り換えてあげたりと、赤ちゃんが常に清潔でいられるように心がけましょう。お尻のぶつぶつが気になる場合にはオムツ替えの時に5分ほどオムツを外しておくのもオススメです。オムツはとても蒸れやすいので、オムツを外し通気性をよくしてあげるとぶつぶつも治まりやすくなります。

6、沐浴の仕方を変える
肌を傷つける恐れがあるので、ガーゼやタオルでゴシゴシ洗うのはやめましょう。ぶつぶつがあるからちゃんと洗わなきゃいけないと思ってしまいがちですが、逆に刺激になってしまうのでママやパパの手で優しく洗ってあげましょう。ソープで洗った後は流し残しがないように綺麗に流してあげましょう。またソープも使いすぎると逆効果になってしまうので使うのは1日1回にしましょう。もし暑い日などに2回身体を洗ってあげたい場合は、そのうちの1回をソープなしで洗ってあげましょう。

新生児発疹に必要なケアは保湿!

赤ちゃんの発疹ができてしまってからでも間に合う、悪化を防ぐ方法は「保湿ケア」です。

赤ちゃんは初めは皮脂分泌で少しオイリーな肌をしていますが、実は合わせて乾燥肌をもっているのです。その為、保湿ケアをしないまま、清潔を保つために洗ってあげるとドンドン水分が失われてしまうというデメリットがあるのです。清潔にした後に保湿ケアをしてあげることで、潤いを補給し肌を守ってあげることができます。

保湿ケアにはベビー用のローションを使います。ベビーローションは新生児から使える物も売られているのでママも安心して使うことができます。買う時には保湿力が高い物を選ぶのがオススメです。その中でも植物性由来の物やオーガニックのものは保湿性が特に高くママ達に人気です。ベビーローションは毎日の沐浴後に全身にぬってあげましょう。新生児はまだ体が小さいのでローションは少量で大丈夫です。肌になじませるように優しく塗りましょう。

まとめ

生まれたばかりの新生児の体に赤い発疹ができるとママもパパもビックリしてしまいますよね。

しかし赤ちゃんの肌はとても敏感なので発疹ができるのはよくある事です。発疹ができてしまっても、きちんとケアしてあげると自然と良くなります。また保湿ケアをする事でその効果を高めることができます。

赤ちゃんに発疹ができてしまった時にはぜひ今回紹介した対処法をお試しください。

 

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