乳児に欠かせないごはんと言えば「母乳」か「ミルク」ですよね。
機嫌も良くて、病気でもないのに「なぜか飲まない…」といった悩みを持つママはいませんか?母親にとって、可愛い我が子が嫌がって飲んでくれないことは、不安や心配でしかありません。
そこで今回は!
「乳児が飲まない原因や解決法」をそれぞれ詳しく解説していきます。実は、我が子なりに飲まない理由があるのです。是非参考にしてみて下さい。
それでは、母乳を飲まない原因から一緒に見ていきましょう♪
乳児が母乳を飲まない原因とは?
ママの母乳はしっかり出ているのに、なぜか可愛い我が子が飲まない。飲んだとしても、少ししか飲んでくれない。そんな日々が続くと、我が子の体調も心配になってきますよね。
乳児が飲んでくれないのには、いくつかの原因があります。「もしかしてうちの子はこれが原因かな?」といったこともあるかもしれないので、チェックしてみて下さい。
味に違和感…
いつも飲んでいる母乳と味に違和感があると、乳児は飲まなくなってしまうことがあります。赤ちゃんが飲みやすいのは、甘味があり、サラサラしている母乳です。
- ドロドロしている
- すっぱい
- 苦い
- しょっぱい
- 甘くない
といった場合は、乳児からすると「まずい」と感じてしまいます。また、赤ちゃんは早い段階から味覚が発達しているので、上記のような味を敏感に感じてしまうようです。
自分で話せる年齢であれば「美味しくない」や「まずい」など、気持ちを伝えることができます。しかし、まだまだ話せる月齢ではないので、飲まないという表現でしか、ママに伝えることができないという訳です。
おっぱいが上手に吸えない
乳児の口はとても小さいので、ママの乳首のサイズが大きい場合、上手におっぱいが吸えないことがあります。
- 陥没乳
- 乳首が硬い
- 扁平(へんぺい)乳頭
といった場合も、愛する我が子にとっては飲みにくい原因にもなります。そのため、乳児がママのおっぱいを吸おうとしていても、体重が増えていないときは上手に飲めていない可能性があります。
ニップルコンフュージョン(乳頭混乱)になっている
混合で飲ませている場合、ニップルコンフュージョン(乳頭混乱)を乳児が起こしている可能性があります。
その理由は、ママのおっぱいよりも哺乳瓶で飲む方が吸いやすいからです。乳児にとっても、吸う力があまり必要ではない哺乳瓶を好む傾向があるので、母乳を「飲まない」という選択をしてしまいます。
普段なら、おっぱいを口に近づけようとしたら、すぐに乳首を探して飲んでくれていたのに…。ニップルコンフュージョン(乳頭混乱)を起こしてしまうと、泣きまくって飲んでくれないんですよね…。
飲まない原因が分からないときは、無理やり乳首を口にふくませたりしていたママも、きっと多いのではないでしょうか。
しかし、混合で育てている赤ちゃんにとって、ニップルコンフュージョン(乳頭混乱)はよくあることなので、安心して下さい。
乳児が母乳を飲まない時の対策法とは?
乳児が母乳を飲まない原因が分かったので、続いては対策法を見ていきましょう!ここで1つお願いごとがあります。赤ちゃんが母乳を飲まない原因の中には、体調が悪い場合もあります。
そのため、これから紹介する対策法は「体調は良いけど、飲んでくれない」を前提に読み進めていって下さい。母乳などを飲まないときは、まず我が子の体調をチェックして、もし気になる症状があるときは、かかりつけの小児科へ相談するようにしましょう。
ママの食事内容を見直す
愛する我が子を育てているママは、寝不足だったり、疲れやすかったりするので「自分が食べるご飯は適当でOK」という方も多いのではないでしょうか。
そういったことを続けていると、質の良い母乳が作れなくなり、赤ちゃんにとって「まずい」と感じることが増え、飲まなくなることも…。
- 肉
- 魚
- 大豆食品
- 乳製品
- 海藻類
- 果物
- 野菜
などの食材たちをバランスよく取り入れることで、美味しい母乳を作り出すことができます。しかし、意識しすぎるとストレスを溜めることになるので、気楽な気持ちで取り入れるようにしましょう。
昼食は毎食「ラーメン」「うどん」「パスタ」だけ…。といったメニューではなく、そこに野菜や海藻などの具材を入れるなど、アレンジや工夫をプラスしてみて下さい。
哺乳瓶の乳首をチェンジ
ニップルコンフュージョン(乳頭混乱)を起こしている場合は、哺乳瓶の乳首を変えてみて下さい。哺乳瓶の乳首は、柔らかくミルクが出やすいタイプよりも、硬くて出にくいタイプがおすすめです。
硬くて出にくいタイプに変えることで、吸う力も必要になり、母乳のときと同じ疲労感を感じることができます。おっぱいを吸うときと同じくらいの疲労が味わえるタイプを是非探してみて下さい。
ニップルコンフュージョン(乳頭混乱)になっている赤ちゃんは、楽に吸える哺乳瓶を好むので、飲みにくい乳首に変えてみましょう!
吸い付くタイミングを合わせる
赤ちゃんがおっぱいに吸い付こうとしたときに、ママが赤ちゃんの口に乳首を上手くふくませてあげましょう。
- 赤ちゃんの首と体は同じ方向に向かせて、ママと密着させます。
- 赤ちゃんが口を開けると同時に、赤ちゃんの舌の上に乳首を乗せて、おっぱいをふくませる。
おっぱいをあげるときは、乳首だけではなく、乳輪までふくませるようにしましょう。どうしても乳首だけで吸わせがちですが、飲まない原因にもつながり、乳首に痛みを感じる場合もあるので、注意が必要です。
吸い付くタイミングをしっかり合わせることで、赤ちゃんも上手に飲んでくれるようになりますよ!
乳児がミルクを飲まない原因とは?
誰かに赤ちゃんを預かって貰わないといけないときや、ママの体調が悪いときなど、飲んでもらいたいシチュエーションは多々ありますよね。
また、仕事を持っているママや、混合で育てているママにとって、ミルクはなくてはならないアイテムです。それなのに、なぜだか嫌がって飲んでくれないときは気持ちもへこみますよね…。
「乳児が飲まない原因」を知ることで、解決法へとつなげていきましょう!それでは、原因を1つずつ解説していきます。
ミルクの温度
ミルクが熱すぎたり、冷たすぎると大人でも飲みたくなくなりますよね。赤ちゃんも同じで、熱さは40℃前後を目安に作ってあげましょう。温度計がない場合は、腕の内側に少しミルクを垂らしてみて、若干熱く感じるくらいが適温です。
味が苦手
市販の粉ミルクは「全部味が同じ」と思っている方も多いのではないでしょうか。実はメーカーさんによって成分や味には違いがあり、甘さやコクなど若干の違いでも赤ちゃんには分かるのかもしれません。
お腹がいっぱい
母乳が足りていないと思い、ミルクを与えても飲まない場合は、すでにお腹いっぱいになっている可能性があります。母乳の量が十分足りているので、無理にミルクをあげる必要はありません。
そのため、順調に体重が増えているなら心配はいりません。
乳児がミルクを飲まない時の対策法とは?
嫌がらずに飲んでもらうためには、どんな対策法があるのでしょうか!ちょっとしたことを気を付ければ良いだけなので、是非参考にしてみて下さい。
味を変える
メーカーさんによって、甘みやコクなど、若干の違いがあるので「ミルクを飲まない」ということが続いたら、種類を変えてみて下さい。我が子が好んで飲んでくれるミルクに出会えるかもしれませんよ!
あげる人を変えてみる
「授乳=ママ」というイメージがあるので、ミルクを与えるのもママオンリーと決めていませんか?
実は、ミルクをあげる人を変えるだけで、我が子の気持ちにも変化が出ることも!家族に授乳をお願いすることで、ミルクの量も増えるかもしれませよ。
静かな環境を作ってあげる
大人でもガヤガヤうるさい場所で「ゆっくり落ち着いて食事」は、やりにくいですよね!それは赤ちゃんも同じで、静かな環境で落ち着いて飲ませてあげましょう。
スマホやテレビを見ながらあげるのではなく、我が子の目をちゃんと見てあげることで、赤ちゃんの気持ちもリラックスします。その時間だけでも、静かな環境を作ってあげると良いでしょう。
散歩へ行く
少しの時間だけでも、散歩へ連れて行ってあげるだけで、ミルクの飲む量が増えることがあります。少し自宅の周辺をベビーカーや抱っこで歩くだけでも、赤ちゃんにとっては気分転換になるので、天気が良い日は是非チャレンジしてみて下さい。
時間を変えてみる
いつも決まった時間にミルクをあげている方は、少し時間を変えてみるのもおすすめです!決まった時間がたまたま「お腹がすいていなかった」ということもあるので、ちょっと時間をずらしてあげると「飲んでくれた」ということがありますよ。
まとめ
乳児が母乳やミルクを飲まないということには、いくつかの原因があることが分かりました。体調が悪いときや、病気が原因の場合もあるので、そこはしっかり見極める必要があります。
気になる症状があったり、ずっと飲まないことが続いた場合などは、受診するようにしましょう。それら以外の原因で飲まないときは、ちょっと変化を与えてみると良いかもしれません。
また、乳児は気分で飲まないこともあったりするので、体重がちゃんと増えて機嫌も良い場合は、そこまで思い悩む必要もありません。ママにとっても、ストレスは大敵なので、気楽な気持ちで乗り切りましょう♪
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