1か月検診が終わって、そろそろ赤ちゃんと外出しようかなと考えているママは多いのではないでしょうか。
外出の際に必ずやってほしいのはUVケアです。
「赤ちゃんのUVケアってどうしたらいいの?」
「もし焼けちゃったらどうしたらいい?」
「どんな日焼け止めがいいかわからない…」
などお困りのママは、紫外線対策について勉強しましょう!
乳児のUVケアや肌が焼けてしまった時の対処法、そして日焼け止めの選び方やおすすめの商品をご紹介します!
乳児の日焼け対策はなぜ必要?
赤ちゃんの肌はバリア機能が未熟で、皮膚の厚さは大人の半分程度と、とても薄くてデリケートです。
そのため紫外線に弱く、しっかりとした紫外線対策が必要です。
紫外線を浴び続けると、将来シミやしわの原因となったり、皮膚がんなどの病気のリスクが上がってしまいます。
外出の際にはしっかりとUVケアをして、赤ちゃんの肌を守ってあげましょう。
乳児の日焼け対策はなにをする?
ではUVケアは具体的にどうすればいいのでしょうか。3つのポイントをご紹介します。
暑い時期の日中の散歩は控える
暑い時期の外出は、時間帯に注意が必要です。特に10時~14時頃は紫外線の量が多いため、この時間帯は避けましょう。気温も高いので、この時間帯を避けることで熱中症対策にもなります。
帽子・長袖などで肌の露出を控える
肌を露出しているとその部分が紫外線の影響を受けるため、帽子をかぶったり長袖を着て、直接紫外線に当たらないようにしましょう。
抱っこ紐を使う際はUVカット効果があるケープを使うのも効果的です。また、ベビーカーでの外出時は必ず日よけを使いましょう。
日焼け止めを塗る
顔や手の甲、足の甲など肌が出てしまうところには日焼け止めを塗りましょう。顔に塗る際は両手にとって軽くなじませた後、優しく塗布しましょう。
目や口のまわりなどのデリケートな場所は避けて塗ります。手の腕や足を塗る際は、肌に滑らせるようになじませ、握るように塗るとしっかり日焼け止めが定着します。
日陰を選ぶ
特に暑い時期のベビーカーでの外出は、太陽の日差しだけでなく地面からの照り返しもあって、紫外線や気温の影響を大きく受けます。外出の際は日陰を選んで歩きましょう。
日焼けしてしまったときの対処は?
UVケアをしてもうっかり焼けてしまうこともありますよね。
そんな時はどうすればいいのでしょうか。
しっかりと冷やす
赤くなっているところは濡らしたタオルでしっかりと冷やしましょう。その際、日焼け止めは先に洗い流してください。
保湿する
しっかりと冷やした後は、保湿剤を塗ります。日に焼けることは肌にダメージを与えると同時に、乾燥もまねきます。大人よりも弱い肌の赤ちゃんには保湿が重要です。
水分補給
日に焼けてしまったあとは水分不足になりがちなので、水分補給も忘れず行いましょう。また赤ちゃんは大人よりも汗をかきやすいので、脱水になりやすく熱中症を招く恐れもあるため、水分補給は特に重要です。
症状がひどい時は皮膚科を受診
水ぶくれができたり、いつまでも赤みが引かないなど、症状がひどい場合は皮膚科を受診しましょう。
日焼け止めの選び方
UVケアで大切なのが日焼け止めです。
赤ちゃんに使うものは、肌に負担の少ないものがいいですよね。赤ちゃんの日焼け止めの選び方をご紹介します。
紫外線散乱剤を選ぶ
日焼け止めには紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類あるのはご存知でしょうか?
それぞれUVカットの仕方が違います。
紫外線吸収剤
紫外線の熱を吸収してから蒸発させることでUVカットをします。伸びが良く塗りやすいのが特徴ですが、肌への負担が大きいのが欠点です。デリケートな赤ちゃんの肌に使用するのは避けたいものです。
紫外線散乱剤
肌に酸化チタンなどの粉体を塗って、物理的に紫外線を肌の上で跳ね返すタイプの日焼け止めです。肌に優しいのですが、白浮きしやすく汗や水に弱いというのがデメリットです。
赤ちゃんにはこのタイプの日焼け止めがおすすめです。落ちやすいので、こまめに塗り直しをしてくださいね。
用途に合わせて選ぶ
日焼け止めのパッケージにはSPFとPAというものが書かれていますが、どういったものを示しているのかご存知ですか?以下で詳しく解説していきます。
SPF
シミやそばかすの原因となるUV-Bを防ぐ度合いを示したもので、紫外線が当たってから肌が焼けるまでを遅らせる時間が書かれています。
PA
シワやたるみの原因になるUV-Aを防ぐ度合いを示したものです。+が多いほど効果が高いことを表しています。
選び方の目安
どちらも数値が大きいほどUVカット効果が高いのですが、その分肌の負担も大きくなります。1時間以内の外出であればSPF35程度、1時間以上のレジャーなどにはSPF50程度のものを選びましょう。
オーガニックのものを選ぶ
オーガニックとは有機栽培という意味で、有機栽培の農産物を使用して作られているものを指します。
自然の力で育てられたものを使用しており、化学薬品の影響を受けないので安心できますよね。
赤ちゃんの日焼け止めにはオーガニックのものがたくさん出ていますので、そういったものを選ぶのがおすすめです。
乳児から使えるオーガニック日焼け止め5選
おすすめの日焼け止めをご紹介します。
すべてオーガニックのものを選びましたので、ぜひ参考にしてみてください。
アロベビー UV&Outdoor Mist SPF15 PA++
ミストタイプなのでじっとできない乳児にも塗りやすいのが特徴です。
また虫よけ効果もあるので、これを塗るだけでUVケアと虫避け対策ができ、とても便利です。お湯で簡単に落とせるので、洗う際の肌への負担も少なくて済みます。
公式サイト:アロベビー
Mamma Baby UV PROTECTION MILK SPF30 PA+++
イタリアで生まれたボディケア&ヘアケアブランド「Mamma Baby」から発売しているのは、オーガニックのアーモンドオイルなどを使用している商品です。
ノンケミカル処方で敏感肌用のパッチテスト済み。ママも赤ちゃんも使いやすいのが嬉しいポイントです。
パッケージが可愛いので、赤ちゃんがいる友達へのプレゼントにもぴったりです。
公式サイト:Mamma Baby
MAMA BUTTER UVケアミルク アロマイン SPF30 PA+++
家族で使えるボディケア商品を取り扱っている「MAMA BUTTER」から発売されているのは乳液タイプです。無香料とアロマインの2種類があります。
おすすすめは虫よけ成分が配合されたアロマインタイプ。UVケアと虫よけ対策を1本でできるので一石二鳥です。
公式サイト:MAMA BUTTER
WELEDA エーデルワイス UVプロテクト
「WELEDA」はスイス発のオーガニックコスメブランドです。こちらから発売されているのは、生後1ヶ月以降の乳児から使えるミルクタイプです。
紫外線吸収剤不使用で伸びが良く、大人も子どもも使いやすいのが嬉しいポイント。また香りもいいので、ママが使っても気分良く過ごせそうです。
ママが使用する際はメイク下地としても使え、ファンデーションをお休みしたいときに使うのも良いですよ。
公式サイト:WELEDA
chant a charm UVフェイス&ボディプロテクター
国産オーガニックスキンケアブランドである「chant a charm」からは乳児から使えるジェル状で白浮きしにくいものが発売されています。
紫外線吸収剤、製油不使用なので石鹸で簡単に落とせます。国産なので安心して使えるのも嬉しいですよね。
パッケージはシンプルでおしゃれなので、部屋に置いておいてもな馴染むデザインです。
公式サイト:chant a charm
日焼け対策をして乳児の肌を守ろう!
乳児の紫外線対策や、うっかり焼けてしまった時の対処法、そして日焼け止めについて詳しく解説してきました。乳児の肌はデリケートで弱いので、しっかりと紫外線から守ってあげましょう。
紫外線の影響は怖いですが、対策をすれば大丈夫!
散歩など外に出ることで赤ちゃんにとって新たな刺激がたくさんあり、成長に良い影響を与えてくれます。
UVケアをして、赤ちゃんとの外の時間を楽しみましょう!