赤ちゃんは肌が敏感なので、沐浴の後と朝、ローションを塗ると肌トラブルを防ぐことにつながります。
しかしこの時に正しく塗らないとその効果が落ちるかもしれません。
塗り残しがあるとその部分だけ肌が荒れてくる可能性もあります。
そこで今回はローションの正しい塗り方を紹介していきたいと思います。
赤ちゃんの肌を清潔に保つためにも正しい塗り方を覚えて実践しましょう。
沐浴をした後のローションの塗り方とは
沐浴後のローションの塗り方は以下の通りです。
- 顔に塗る
- 首から下に向けて塗る
基本的には顔全体に塗って、その後に首から下のお腹や腕、脚などに塗っていくのが正しい塗り方です。
では塗り方について詳しく紹介していきます。
塗り方①顔
沐浴後にローションを塗る場合、まず顔から塗っていきます。
そして顔にローションを塗る手順はこちらです。
- 顔全体
- 目の下
- 口周り
- 首
- 耳
まずは手の平に液体を適量付けて、顔全体に優しく伸ばしていきます。
続いて目の下を塗っていきましょう。
目の下は繊細な部分の一つなので、親指で中心から外へ伸ばしていきます。
この時に力を入れすぎると赤ちゃんが暴れるので優しさを意識して行いましょう。
その後は口周りを塗ります。
口周りはミルクやよだれなどで汚れやすいので、他の場所より少しだけ厚めに塗っておくと安心です。
続いて首は深いシワがあるので、見えないところであせもになっている可能性もあります。
そのためシワの深くまで液体を伸ばしておきましょう。
最後に耳です。
耳の場合は後ろから付け根にかけて塗ります。
この時に力を入れすぎないように注意が必要です。
塗り方②顔以外の場所
顔に塗り終わったら次は顔以外の場所に塗っていきます。
塗る時は皮膚の流れに沿って伸ばしていくのが基本です。
まずは首からお腹・おしりへと伸ばします。
お腹や背中など面積の広い場所は手のひら全体で円を描くように塗ると塗りムラが出にくいです。
次に腕や脚は付け根からローションを塗っていくと良いでしょう。
脚や腕は小さく円を描くように全体的に伸ばしていくと効果的です。
首と同じく、シワの部分もしっかりと塗るのを忘れてはいけません。
特にワキやおしりは汗をかきやすい部分なので、気を付けておきましょう。
以上が沐浴後のローションの塗り方ですが、塗る時にはいくつか注意点があります。
沐浴後のローションを塗る時の5つの注意点
沐浴をした後にローションを塗る時は以下の点に気を付けておきましょう。
- 作業前に爪の長さを確認する
- 塗る量に気を付ける
- 沐浴後5分以内に塗る
- 手の平を使って塗る
- 塗り残しに気を付ける
では5つの注意点について詳しくご紹介していきます。
注意点①作業前に爪の長さを確認する
ローションを塗る前は爪の長さを確認しておきましょう。
爪が長いと赤ちゃんの皮膚に刺さるので嫌がります。
嫌がると暴れるので、ローションが目に入ったりする可能性があるので注意が必要です。
注意点②塗る量に気を付ける
ローションの塗り方で気を付けておきたいのは量です。
多すぎるとべたつき、少なすぎると効果がありません。
最適な量を塗ることが大切です。
そして最適な量の目安は体の部位によって異なります。
- 顔、腕、脚…5円玉の大きさ
- お腹、背中…500円玉の大きさ
このように面積の小さい場所は5円玉サイズ、面積の大きい場所は500円玉サイズが目安です。
そしてローションを付けた後は、その部位の全体に伸ばしていくと塗りムラになりにくいです。
注意点③沐浴後5分以内に塗る
沐浴後にローションを塗る場合はできるだけ早く塗った方が良いです。
沐浴をした後はお肌が潤っているように見えますが、すぐに乾燥していきます。
ローションを塗るのが遅れるとお肌にダメージが加わり、肌トラブルを起こすかもしれません。
そのため、沐浴後は5分以内に塗りましょう。
ただ急ぐあまり、体についたお湯を拭き残すと効果が落ちます。
スピードを求められるので焦るかもしれませんが、慌てずに作業していきましょう。
注意点④手の平を使って塗る
ローションを塗る時は手の平など柔らかい部分を使うのが一般的です。
腰やお腹など広い場所を塗る時は手の平、顔や指などの細かい場所を塗る時は指の腹を使うと良いでしょう。
ただ、この時に力を入れすぎないように注意が必要です。
基本的に力は必要ありません。
注意点⑤塗り残しに気を付ける
先ほど紹介したようにローションは全体に塗らないと、一部だけ肌トラブルを起こす可能性があります。
塗り残りがないように以下の場所には気を付けておきましょう。
- 耳の付け根
- 首
- ひじ
- わきの下
- 股関節
- 膝の裏
- 足首
この部位は塗り忘れが起こりやすいので特に注意が必要です。
特に首などのシワが大きい場所は奥の方まで塗り込まないと塗り残しが発生します。
塗る時は奥まで塗ることを意識しましょう。
ベビーローションの選び方とおすすめ商品を紹介
ベビーローションを選ぶ時は以下の成分表示を見ておきましょう。
- 保湿成分…セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸、植物オイル
- 刺激成分…合成香料、合成着色料、鉱物油、パラベン(防腐剤)、アルコール、エタノール、合成界面活性剤
- 添加物の表記…無添加、無着色、アルコールフリー、パラベンフリー
保湿成分は豊富に含まれていた方が良いですが、刺激成分については極力含まれていない方が良いですね。
刺激成分は文字通り、肌を傷つけるものなので赤ちゃんの肌に適していません。
しかし刺激成分は何百種類とあり成分を見ただけでは分かりにくいため、添加物が含まれているかどうかを見ておくと安心です。
無添加・無香料・無着色などの表記があると安心して使うことができます。
ではおすすめの商品を3つご紹介していきます。
おすすめ商品①ピジョン ベビーミルクローション
こちらの商品は赤ちゃんの肌に近いピジョンベビーリピッドという成分が使われています。
さらに無着色、無香料、パラベンフリー。その安全性から多くのママに人気があります。
価格も300gで約800円とリーズナブルなので、一度試してみると良いでしょう。
参考URL:https://item.rakuten.co.jp/sh-world/4902508083706/
おすすめ商品②アロベビー ミルクローション
こちらの商品は99%天然成分が使用されているので、敏感肌の赤ちゃんにぴったりです。
さらに天然アロマの香りが漂うので、沐浴が終わった後は赤ちゃんからさわやかな香りが放たれるでしょう。
また、オイルのべたつきが少なく塗りやすいので、ママにとっても使いやすい商品です。
おすすめ商品③メリーズ ベビーローション
こちらはおむつで有名なメリーズが販売していることで安心感があります。
安心度でいうと間違いないので、それを理由に購入している方も多いようです。
また、保湿力も高くさらっと液体が伸びるため、使用しやすく効果も高いというのも特徴です。
参考URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B01BHFZ588?tag=clip8122-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1
まとめ
沐浴後、赤ちゃんにローションを塗る時は顔から塗っていきましょう。
顔を塗り終わると首から下(首、お腹、腕、脚、背中、お尻)を塗っていきます
ただし塗る時には以下のことに注意が必要です。
- 作業前に爪の長さを確認する
- 塗る量に気を付ける
- 沐浴後5分以内に塗る
- 塗る時は手の平を使う
- 塗り残しに気を付ける
ローションは肌が乾燥する前に塗ることが基本ですので、お風呂上がりに体の水気を取ったらすぐに塗ってあげましょう。
赤ちゃんの肌を清潔に保つためにもなるべく早く塗ってあげることが大切です。
ただ急ぐあまりお湯の拭き残しがあると効果が落ちるので気を付けましょう。