出産を控えたママは高血圧が心配!知らないと怖い血圧事情を解説!

妊娠・出産

妊娠中のママさんにとって「高血圧」というワードは聞きたくないですよね…。

出産までまだまだ日にちがある方も、もうすぐ出産が控えている方にも是非知ってもらいたいのが「妊娠中の高血圧について」です。

血圧が正常な方にとっては、あまり興味がないことかもしれませんが、妊娠を機に高血圧で悩まされる方も多くいます。また、出産後も「血圧が高いまま続いている」という場合もあります。

いつどのタイミングで血圧が上昇してしまうか分からないので、出産を控えている方には是非参考にして頂きたい内容となっています。

というわけで今回は!

妊娠時、高血圧になってしまった場合に発症する「妊娠高血圧症候群」についてや「予防法」など、解説していきます。

ただし、今回の内容は参考程度にして頂き詳しい原因や症状などに関しては、ご自身の担当医師に相談や確認をするようにしましょう。

妊娠高血圧症候群とは?

『妊娠高血圧症候群』という名前を聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。

妊娠高血圧症候群は「約20人に1人の割合で発症する」と言われているため、決して少ない数ではありません。

妊娠前は血圧の心配がなかった方も発症してしまう可能性は十分にあるので、一体どんな病気なのか解説していきます。

症状とは?

1番分かりやすい症状と言えば「むくみ」です。

出産を終えるまで妊婦さんにとってむくみは、避けたくても避けられない症状ではありますが…。

靴下の跡が1日経っても取れなかったり、普段の二重まぶたなのに一重になったり…モノがちゃんと掴めないほどに手がパンパンになっている状態は、重度の高血圧の場合があります。

ただし、ほとんど自覚症状はなく、妊婦検診の際に発見されることが多いようです。

ちなみに、血圧計で測ったときに上が140以上で、下が90以上と出た場合は高血圧に入ります。重症の場合は、上が160以上で下が110以上もあるようです。

原因はなに?

はっきりと「原因はコレ!」というのは明らかにされていませんが、主に下記のことが挙げられています。

  • 年齢が高い(妊婦さんの年齢が40歳以上)
  • 多胎妊娠(双子など)
  • 初産婦
  • 血縁に高血圧の方が多くいる
  • 妊娠前から体重が重たい

その他にも、前回の妊娠時に同じ病気にかかったことがある方も発症する可能性があるそうです。

発症した場合何が危険なのか?

血圧が高いことで「どういった危険性があるのか」について、とても気になるのではないでしょうか。

まずは妊婦さんは、脳内出血を起こす可能性が高まります。

その他に、肝臓や腎臓に障害が出てしまったり、けいれんの発作、尿たんぱくが出てしまう恐れがあります。

そして、赤ちゃんの発育状況が悪くなったり、出産をする前に胎盤がはがれてしまい子宮の中にいる赤ちゃんへ酸素が送られなくなってしまうことも…。

出産を控えているママさんにとって、心配になることや、怖い合併症も引き起こす恐れもあり、赤ちゃんやママさんの命に関わることもあります。

予防法とは?

血圧の上昇を抑えるの予防法・対策について、詳しく解説していきます。

妊婦検診のときに血圧計の数値を見てゾッとした方や、高血圧と診断された方は是非参考にしてみて下さい。

自分の血圧を知る

まずは自分の血圧を知りましょう。妊娠前から少し血圧が高いという人は、妊娠したことを機に血圧計を買うのもおすすめです。血圧計は家電量販店に必ず置いてあるので、自分に合ったタイプを探してみて下さい。

価格が手頃かつ、簡単に測れるタイプも多くあるので、毎日測ることを日課にすると良いでしょう。自分の数値がいくらなのかを知っておけば、上昇しないように普段から気を付けやすくなります。

妊婦検診は必ず受けよう

検診をしっかり受けることで、血圧はもちろんのこと、尿検査も行ってくれます。その他に体重のチェックもあるので、医師からきちんと指導してもらえたり、治療も行ってもらえます。

疲れをためすぎない

妊娠中は何かと疲れやすくなりますよね。疲れたときは無理をせずに、ちゃんと一休みしましょう。座ってゆっくりするのも良いですが、横になった方がより疲労の回復も早まります。横になったときにスマホやテレビを見ることは血圧の上昇にもつながるので、何も見ずに心と体を休ませてあげましょう。

塩分を取りすぎない

塩分の取りすぎは高血圧を引き起こす可能性を高めてしまうので、1日の塩分量は10gを目安とします。ちなみに、10gというのは小さじ2ほどの量なので、想像以上に少ないかもしれません。そのため、体重を減らすことよりも、塩分量を減らす方が難しいイメージがありますが、ちょっとした工夫で過剰な摂取を抑えることができます。

塩分量を減らすコツとは?

普段の食事を少し気を付けるだけで、塩分の摂取量を減らすことが可能です。

出産後も高血圧が継続しないためにも、普段から食事に対して気を付けるように心がけることがとても重要です。是非参考にしてみて下さい。

加工食品を控える

調理をする過程で塩分を減らすだけではなく、加工食品の過剰摂取も注意が必要です。

例えば、おやつに食べるスナック菓子や、おでんや煮物に入れる練り物、朝ご飯に欠かせないソーセージやハムにも塩がたくさん含まれています。「加工品を一切口にしない」ということは、ストレスの原因にもつながるため、ソーセージを食べた日は「その他の加工品は控える」といったように意識をすることで、塩の摂取量を減らすことができます。

ちなみに、練り物を使用する場合は下ゆでをするのも効果的なので、試してみて下さいね。

出汁をしっかりとる

市販の粉末だしを使用せず、昆布やかつおで出汁を取りましょう。

昆布やかつおの風味はうま味にもなるので、薄味でも美味しく頂くことができます。市販の粉末だしの味に馴染んでいる方にとっては、昆布やかつおの出汁の味を薄いと感じるかもしれません。しかし、天然の味に慣れていくと、素材の味を知ることが出来て、薄味を好むようになります。

酸味や辛味をプラスする

薄味が苦手な方は酸味や辛味を加えることで、減塩も気にならなくなります。

例えば、お鍋や焼き魚に使用する醤油の量を減らし、ゆずやすだちをプラスします。酸味が加わることで、醤油の味が軽減されたとしても、味気なく感じることはありません。その他にも、フライを食べるときはソースをやめてレモンをかけたり、みそ汁にショウガやネギをプラスして味噌の量を減らすこともできます。

薬味も減塩のサポーターとして大活躍するので、色んな料理にチャレンジしてみて下さいね!

カリウムを摂取する

カリウムが含まれている食材を取り入れることで、高血圧の予防が期待できます。

  • 春菊
  • きゅうり
  • ナス
  • ほうれん草
  • 切り干し大根
  • 納豆
  • ひじき
  • ジャガイモ
  • サツマイモ

などにカリウムが多く含まれているので、普段の食事に取り入れていきましょう。

ただし、カリウムは水溶性なので、下茹でや水に浸けっぱなしにしておくと、成分が水に流れてしまいます。

そのため、スープやお鍋に入れて、汁ごと体に取り入れるのがポイントです!もちろん、味付けは薄味で、酸味やうま味、辛味をプラスして美味しく頂きましょう。

まとめ

無事に出産を終えるためにも、高血圧にならないよう普段から気を付けなければいけないことがいくつかありました。特に食事面では減塩を心がけることが重要なので、さまざまな工夫を凝らすと良いでしょう。

しかし、無理は禁物です!ストレスや疲労をためることも高血圧の原因につながるので、休養も取る必要があります。

高血圧の自覚症状はなかなか分かりづらく、知らないうちに「妊娠高血圧症候群」になっている恐れもあるので、何かいつもと違うことがあれば、医師にすぐ相談しましょう。

普段から血圧を測っておけば、自分の数値を知ることができるので「1家に1台血圧計」がおすすめです!

出産した後も、血圧が安定しない場合があるので、毎日の測定を日課にしましょう。

 

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この記事を書いた人
のん

現在小学5年生の息子と夫の3人家族。
令和3年1月に11年ぶりの出産をひかえています。
毎日喧嘩ばかりの母と子ですが、3人で過ごす残り少ない時間を大切に…と思いつつ怒鳴り声が響いているにぎやかな我が家です(^u^;)

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