子供に何か習い事をさせたいけれど、共働きでは送迎ができないから難しい・・・
そうお悩みのご家庭は多いのではないでしょうか。
しかし、探し方を工夫したり、周囲のサポートを利用したりすることで、共働き家庭でも習い事をさせることは可能なんです。
いったいどのような方法があるのでしょうか。
未就学児の習い事
まずは未就学児の送迎についてご紹介します。
パパやママが付いていないと難しいと思うかもしれませんが、実はさまざまな方法があるのです。
休日に合わせて探す
パパかママの休みの日に習い事を合わせれば、送迎問題は難なくクリアできます。
仕事帰りだと、時間がなくてイライラしてしまうことがあるかもしれませんが、お休みの日なら心に余裕をもって対応できるというメリットも。
複数習わせたいからといって、午前中にピアノを習って午後はスイミングに行く・・・など一日に詰め込んでしまうと、子供のストレスになってしまう可能性があるので気を付けましょう。
ママ友と連携する
同じ習い事に通わせているママ友と、連携して送り迎えする方法もあります。
しかし仕事で忙しいからと言って毎回送迎を頼んでしまうと、相手の負担になってしまい友達関係が崩れてしまうことも考えられます。
送りをママ友にお願いしたら迎えは自分が行くようにしたり、曜日ごとにどちらが送迎するかを話し合ったりと、一方的にお願いするのではなく、あくまで「協力」するようにしましょう。
祖父母に頼む
もし近くに祖父母が住んでいたら、送迎をお願いできないか聞いてみましょう。
可愛い孫の為なら、一肌脱いでくれるかもしれません。
しかし毎週となると大変になってくるので、祖父母の負担になっていないかこまめに確認しましょう。
ベビーシッターを利用する
子育てママの強い味方、ベビーシッターの利用もおすすめ。
ベビーシッターというと赤ちゃんのお世話を家で行うイメージかもしれませんが、送り迎えを請け負ってくれるサービスがあるんです。
会社やシッターのレベル、預ける子供の年齢によっても異なりますが、1時間1000円~4000円くらいが相場となっています。
習い事から帰ってきた後も子供を見てくれるので、共働き家庭のママにとっては心強い存在です。
送迎をお願いする際は、毎週定期的に依頼するのか、仕事で行けないときのみ依頼するのかを明確にしておくといいですね。
ファミリーサポートを利用する
ベビーシッターと似ていますが、地域のファミリーサポート事業を利用する方法もあります。
ファミリーサポートは、子育てを支援したい人と、支援して欲しい人をマッチングしてくれるサービスで、自治体に会員登録することが必要となっています。
子供の送迎だけでなく、支援する会員さんの自宅で子供を見てもらうことができるので、仕事で遅くなってしまった時でも安心です。
利用料は地域や時間帯、利用する子供の人数によって異なりますが、1時間当たり500円~1000円ほどの場合が多いようです。
ファミリーサポートの会員さんは子育て中や経験者のママがほとんどなので、共働き家庭でも安心してお任せすることができます。
小学生の習い事
小学生になると選択肢はぐっと広がりますが、まだ一人で通わせるには少し不安です。
未就学児の送迎方法と併せて、小学生に上がったら使える方法をご紹介します。
スクールバスを利用する
小学校から家まで帰るのは一人でできても、スクールまで通うことはできない・・・
そんな場合は、スクールバスのある習い事を選んでみてはいかがでしょう。
スイミングスクールやダンススクールなど人気のあるものだと、スクールバスがあるかもしれません。
家の前まで送迎してくれるものが見つかれば一番いいですが、そうでない場合は乗り場まで一人で向かわなければなりません。
事前に子供と一緒に、乗り場までの道を確認しておくようにしましょう。
代行サービスを利用する
子供が一人で車に乗れるようであれば、タクシー会社が提供する送迎代行のサービスを利用する手もあります。
担当するのは研修を受けた運転手なので安心ですし、タクシーなので安全にも配慮してくれるでしょう。
料金は定額制であったり、子供が直接お金を払わなくていいように後払いができたりと、会社によってさまざま。
事前に面談や相談が必要になるケースが多いので、まずはタクシー会社に確認しましょう。
利用料が少々高いため、家庭によっては負担になってしまうかもしれません。
長期休みを利用する
お盆休みや春休みなど、学校が長期休みに入った際にできる習い事があります。
スイミングスクールやテニスなど、5回や10回と回数が指定されている習い事ならば、毎週あるわけではないのでママの負担は少なくなります。
どちらかと言えば体験教室に近いですが、長期休みの期間ならではのキャンプイベントなどもおすすめですよ。
期間限定なので仲の良い友達を誘いやすいのも、メリットのひとつです。
送迎のいらない習い事
未就学児と小学生の子供それぞれの送迎方法をご紹介してきましたが、ご家庭に合う方法は見つかりましたか?
なかなか難しそう・・・というママは、送迎の必要がない習い事を選ぶという選択肢もありますよ。
近所に通わせる
送迎の必要がないほど、近所の習い事を選ぶのも一つの方法です。
子供の足でも通える距離だと選択肢は狭まるかもしれませんが、もし近くにあればラッキーです。
しかし子供の一人歩きは心配な部分が多くあります。
習い事までの道のりには暗い道や危険な場所はないか、必ず子供と一緒に確認してから通わせるようにしてくださいね。
オンラインや訪問レッスンを利用する
インターネットの普及とコロナウィルスの影響により、急速に普及しているのがオンラインレッスンです。
マンツーマンで対応してくれる英会話や、分からないことをすぐに聞ける通信教育など、オンラインならではのメリットを活かした習い事が増えています。
また習字やピアノレッスンなど、先生が直接家に来て指導する訪問レッスンを行っているところも。
値段は高めになりますが、子供の成長や性格に合わせてくれるので、安心して習わせることができます。
保育園や学童内の習い事に参加させる
私立保育園や学童では、敷地内で英会話や体操教室などの習い事を行っている場合があります。
そういった施設を選べば送迎は必要なく、また子供の負担にもなりません。
しかし、まだまだ実施している例は多くないため、探すことが大変かもしれません。
子供が習いたいレッスンがあるかどうか、習い事としてのレベルに達しているかなどは施設次第な部分があるため、必ず確認してから習わせるようにしましょう。
習い事を選ぶうえでの注意点
素敵な習い事が見つかったら、すぐにでも入会して通わせたいと思うかもしれません。
しかし、実際に始めてみると、思いもよらないトラブルが起こるものです。
共働きで働く中で本当に通わせてあげられるか、確認しておくことが大切です。
試合や発表会の有無
スポーツ系だと試合や大会、芸術系だと発表会のある習い事は多いでしょう。
その頻度や保護者の参加条件は、必ず確認しておいてください。
会場まで保護者が送り迎えしなければならなかったり、試合の審判を保護者が交互で担当するようなものがあるかもしれません。
発表会では子供の服装を指定されることもあります。
共働き家庭にとっては面倒な条件があるかもしれませんが、試合や発表会は、子供が成果をパパとママに見せられる場ですので、可能な限り参加してあげるといいですよ。
お弁当作りに対応できるか
野球やサッカーなどチーム制のスポーツでは、試合のたびにお昼を挟みお弁当を持参するようなところがあります。
試合が行われるのは土日が多いです。
前日や当日に仕事のある共働き家庭では、お弁当作りに対応できるかも考えてみてください。
自分で対応できない場合は、祖父母の手を借りたり、子供に昼食代を持たせておくことも必要です。
勉強との兼ね合い
習い事に夢中になるあまり、学校の宿題が疎かになってしまうようではいけません。
忙しい共働き家庭では、毎日子供の勉強を見てあげることは難しいですよね。
うまく両立できるよう、始める前にルールを作っておくといいでしょう。
まとめ
今回は共働き家庭の送迎問題にスポットを当ててご紹介してきました。
ご家庭に合う方法は見つかりましたか?
習い事をさせると、貴重な体験と成長する喜びを味わうことができます。
ぜひ、前向きに子供と話し合って、お気に入りの習い事を見つけてくださいね。