ボルダリングは教育にいいの?子供におすすめの理由

教育

東京五輪の正式種目にもなり、人気が高まっているボルダリング。

子供向けのボルダリング教室も増えてきました。

「ボルダリングは教育にいいの?」「ボルダリングで何が身に付くの?」「ボルダリングと教育って関係あるの?」など、子供の教育の面で、メリットがあるのか気になっているママやパパも多いと思います。

調べてみると、実は教育上のメリットがたくさん。子供の体力向上だけではないみたいです。

では、ボルダリングが子供の教育にいい理由を見ていきましょう!

ボルダリングとは?

ボルダリングとは、クライミングの一種で人工の壁面や岩を登るスポーツです。

人工の壁面では、ホールドと呼ばれる突起を使いながら、課題をクリアしていきます。

特別な道具は不要で、靴があれば手軽に始めることができるのがメリットです。

東京五輪の正式種目にも選ばれたことで、注目が集まっています。東京五輪では「スポーツクライミング」という競技の中に「ボルダリング」があり、約4mの高さの壁を制限時間内でいくつ登ることができるかを競います。

ボルダリングは思考力の教育に役立つ

ボルダリングは課題をクリアしていくスポーツです。

その課題はさまざまなので、課題に応じて「どうすればクリアできるのか」を考えなければなりません。

「手と足の動かすタイミングが悪いのか」「ボールドに手をかける位置が悪いのか」「足の位置が悪いのか」など、課題をクリアできない理由を子供ながらに必死に考えるのです。

上り始めると、人を頼れず、自分の力だけで進まなくてはいけません。コーチや親の助言はありますが、体を動かせるのは自分だけ。助言を参考にしつつ、体型や状況、体力に合わせた自己判断がとても重要なのです。状況を客観的に把握し、どうしたらいいのかを考えるという思考力の発達にはとても効果的です。

思考力は今後の学習や仕事の面でも重要な力ですよね。幼いうちから考える力を身に着けられるのは、その子の人生にとって、とても大きなメリットです!

子供の集中力の教育になる

自分の子供を見ていると、おもちゃで遊び始めてもすぐ飽きたり、お絵描きしていても描き終わらないうちに別の遊びを始めたり。集中力がないと感じることはありませんか?

ボルダリングでは、課題をクリアするために登り方を考えます。

この登り方を考えることをオブザベーションと呼び、ここで子供は一気に集中力を高めることができます。ゲームのような感覚で「クリアしたい!」という思いを持てるので、自然に集中し、どう登るかをイメージします。

実際に登っている間は一瞬、一瞬、判断を迫られます。常に集中していなければ落ちてしまうので、集中力を保つ訓練にもなります。普段、好奇心旺盛でなかなか1つのことに集中できない子でも、いつもとは違う姿を見られるかもしれません!

子供の自己肯定感が向上する

自分で真剣に登り方を考え、その通りに体を動かして課題をクリアできた時の達成感。

この達成感はその子にとって、とても大切な気持ちです!課題をクリアするという目に見える成功体験を積み重ねることで、自己肯定感が育まれていきます。クリアできると、さらに次に挑戦したくなりますよね。この好循環が、子供の成長に大きなプラスの効果をもたらします。

自己肯定感は心身の育成にとても大切だと言われています。課題をクリアできた時は、ママやパパも「すごいね!」「頑張ったね!」などとたくさん褒めてあげてくださいね!

子供の体が鍛えられる

ボルダリングは握力や腕力が重要と思われがちですが、下半身も使う全身運動です。

何気なく登っているように見えても、体幹を使って体を支えているので自然と体幹を鍛えることができます。

課題によっては、腕を大きく伸ばさないとホールドに手が届かなかったり、足を広げないと進めなかったりします。「課題をクリアしたい」という一心で、登っている間に肩甲骨や股関節を伸ばす運動ができているのです。

スポーツを楽しんでいるうちに全身を鍛えられているなんて、夢のようですよね!

体幹の強さや柔軟性は、いろんなスポーツで活きていきます。小学校以降の体育の授業や部活動でも必要な力。今後、さまざまなスポーツを体験すると「ボルダリングをやっていてよかった」と思える時が来るかもしれません。

子供のバランス感覚が身に付く

課題をクリアしていくと、バランス感覚も身についていきます。

課題の難易度が上がれば、少し足に体重をかけすぎただけで落ちてしまうことも。その場その場で、落ちないように体を使うことで、自然とバランス感覚も発達していきます。

バランス感覚は自転車に乗ったり、他のスポーツをしたりする時にも重要な感覚ですね。なかなか簡単に身に付くものではないので、幼いうちから少しずつ身に付けられるといいですね!

社会性や協調性が身に付く

難しい課題にぶち当たった時、先生や周りの友達にアドバイスをもらったり、他の人の登り方を見たり、周囲の人とたくさんのコミュニケーションが取れる環境ということもメリットです。

同じ壁面を何人かで順番に使うケースもあるので、他の人の応援をすることも。他の人が課題をクリアできたら、声を掛けて一緒に喜んだり、うまくいかない時はアドバイスしたり。自分が登る時も他の人から応援してもらえたり、褒めてもらえたりします。こうして社会性や協調性も身に付いていきます。課題をクリアするという成功体験をよりよい物にしていくことができますね。

そして、保育園や幼稚園、小学校の人間関係以外でもコミュニケーションの幅を広げることができます。

ボルダリングのデメリット

ここまでメリットを紹介してきました。

でも実際に始めるなら、デメリットもしっかり理解した上で始めたいですよね。どんなデメリットがあるのか、調べてみました。

スクールによっては費用が高額に

スクールによって費用は異なりますが、あるスクールでは週1回の利用で月6000円、週2回では8000円。このほかにジムの登録料1000円やレンタルシューズ代などが掛かるとのこと。都内にあるおしゃれなジムでは1回1800円なんてところも。

自宅からの通いやすさやジムの雰囲気、そして費用がどのくらいかかるのかしっかり調べてから始めたいですね!無料体験や格安の料金で体験できるジムで、お試しするのもいいですね。

ケガのリスクがある

分厚いマットが敷かれ、親の監視もある中なのでケガのリスクは比較的低いと思いますが、やはりゼロではありません。高いところに登るスポーツなので、細心の注意をしながら楽しみましょう。

ケガをしやすいのは、着地時です。マットからはみ出してしまうと、床に体をぶつけてしまうことに。捻挫や打撲の可能性があります。子供には常に「ここから飛び降りたらどこに落ちるのか」を意識させましょう。それに加え、低い位置まで降りてくるように指導することも有効です。

競技に慣れてくると、少し離れたホールドに飛びつくこともあるかもしれません。この時、体のバランスを崩し、落ちてしまうと大ケガを負う可能性も。片足で着地したり、足ではない部分で着地してしまうと危ないですね。

また子供にありがちなのが、人が登っている下で休憩したり遊んだりしてしまうこと。どんなタイミングで上から落ちてくるかわからないので、絶対に登っている人の下に入らないようにしましょう。

ルールを守って行えば、安全なスポーツです。どんなことに気を付けなければならないか、子供にしっかりと伝え、楽しめるといいですね!

ボルダリングは子供の教育にいいことがいっぱい!

身体能力の向上だけでなく、思考力や集中力、協調性などにも効果があるボルダリング。

教育上のメリットがたくさんあることが分かりましたね!

大人も一緒に参加することもできるので、親子でコミュニケーションを深めながら一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

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