「子どもの可能性をのばしてあげたい!」「我が子に色んな経験をしてほしい」
「心身ともに強くなってほしい」など、親は我が子にさまざまな思いを持って習い事をさせているのではないでしょうか?
今回は子どもに人気の習い事と併せて、人気急上昇中の習い事をご紹介します。
実際に習っている人気の習い事
ここでは「親が習わせたい!」「子どもが習いたい!」という希望ではなく、実際にみんなが習っている習い事をみてみましょう。
スイミング・水泳
圧倒的に人気なのが、スイミング・水泳です。
スイミング・水泳の習い事は子どもの習い事で1位になっているだけでなく、30年も前から習い事ランキングの上位に入ってきています。
スイミングは体全体を鍛えることができるスポーツなので、小さなころから習っている子も多いのではないでしょうか?スイミングは関節に負担をかけずバランスよく筋肉を鍛えることができるスポーツです。スイミング・水泳は幼稚園や小学校の授業であるということから、我が子に小さい頃から習わせたいと思っている親は少なくありません。ベビースイミングは0歳児から習わせることができます。
このように0歳から小学生まで、どの年齢にも人気の習い事といえます。
学習塾
小学生が実際に習っている習い事の上位にあるのが「学習塾」です。
近年では中学受験が目的だけではなく、小学生低学年から学習塾に通っている子どもたちは多いようです。学校の授業のフォローをしてくれる学習塾や受験目的の学習塾、公文式のように学年関係なしの学習方式をとる学習塾など、さまざまなレベルと種類があるのが特徴です。
また小学生になっていなくても、未就学児から通うことができる学習塾もあります。
ピアノなどの楽器
ピアノやエレクトーンの習い事は習い事の上位に入っています。
ピアノやエレクトーンは女の子に人気の習い事のように思われますが、男の子も多くいます。実際に習う場合は、自宅にピアノや電子ピアノ、エレクトーンなど楽器を準備しなくてはいけません。中途半端な気持ちで習うことが難しいのが欠点ですが、学校の音楽の授業などでも有利になってきます。夢が広がる習い事の1つですね。
ピアノなどの楽器を学ぶには必要な教材や楽器など出費がかかりますが、我が子には小さいころから音楽に親しみ、教養を身につけてほしいと思うものですね。
体操
3歳くらいから習い事を検討しているママやパパが多いですが、その中でも人気なのが体操教室。
初めての習い事として子どもたちが楽しめる・できたという成功体験を得やすいという理由で人気です。
体操教室というと、宙返りやバク転など高度な動きが目標なのかなと思いますが、実際は跳び箱や縄跳び、柔軟や鉄棒、マット運動といった基礎的な体操を学んでいるようです。
習わせたい・人気急上昇の習い事ー習い事と子どもの成長ー
ここでは親が我が子に習わせたいと思っている習い事と、最近人気急上昇中の習い事をご紹介します。
子どもを取り巻く環境が変わってきて、習い事も変化しているようです。併せて習い事を習わせて得たこと、失敗したと思ったこともご紹介します。習い事が子どもたちにどのような成長をもたらすのかを見ていきましょう。
親が習わせたい習い事 ベスト5
ママやパパが我が子に習わせたいと思っている習い事と子どもたちが習っている習い事には若干の違いが見られます。リクルートが行ったアンケート調査をもとに見ていきましょう。
1位 英会話
2位 水泳
3位 書道
4位 学習塾
5位 そろばん
子どもたちが習っている習い事よりも、習ってほしいと思う習い事は学習系が多いようです。体を鍛えることよりも学力や忍耐、集中力など脳を鍛えるものが多いですね。
親の熱い思いが伝わってくるようなランキングです。
人気急上昇の習い事
時代とともに習い事も変化していますが、近年はどのような習い事が注目され、人気急上昇しているのでしょうか?ここでは今人気の習い事をご紹介します。
プログラミング教室
文部科学省の学習指導要領が2020年に改訂され、小学校でプログラミングの授業が始まっています。
それをうけて、今注目されているのが「プログラミング教室」です。
プログラミング授業の目的は、「物事を整理し、論理的に考える力を育むこと」です。
では、プログラミング教室ではどういったことを学ぶのでしょうか?
教室ではロボットやゲームといったテーマで授業があります。子どもたちが作業する前に「どうすればいいのか?」「どのようにしたいのか?」など話し合いの時間を持つ教室が多く、子どもたちが単純にパソコンを操作を学ぶというのではなく、自分の意見を相手に伝え、聞き、学び、実際に作業するという行動力を身に付けることができます。
授業料が高かったり、パソコンの時間がかなり増える、授業は楽しいけれど実際は遊びで終わってしまったというデメリットもあります。
親が小学生時代にはなかった習い事なので、我が子にどのように習わせるか迷うこともありますが、今の時代には必須の習い事に変化してくるかもしれません。
和太鼓
意外と思われがちですが、日本の代表的な打楽器である「和太鼓」の習い事が注目されています。
和の心を学べることや、音符を理解するという難しい作業がないこと、叩けば音を出すことができますので、学びやすいことも理由の1つです。
また必要な道具はバチのみという手軽さがあります。自宅では段ボールを叩いて練習すればいいので、費用が安くおさえられます。また自宅では大きな音を出して和太鼓を叩くことはできませんが、レッスンでは思いっきり和太鼓を叩いて練習できるので小学生やそれより小さい子も楽しくレッスンを受けることができます。
和の作法として、レッスンを受ける前と後にきちんと挨拶をする、といったことを学べるのも親としてありがたいですね。
習い事から得たこと・困ったこと
習い事をして子どもたちにどのような変化があるのでしょうか?
習い事を決める前に、レッスンの真の目的をしっかりみておくことも大事なことですね。
得たこと
子どもたちが習い事をして得たことはどんなことでしょうか?
習い事に通い、実際に子どもたちの成長を親はどのように感じているか・経験談などをご紹介します。
・書道教室の先生が礼儀作法をきちんと学ばせてくれた。
・スイミングや体操教室に通ったことで体が随分強くなった。
・ピアノで集中力を身につけることができた。
・そろばん教室で計算がとても早くなった。
・小学生の間の英会話レッスンの習い事で、中学の英語授業がスムーズに入れた。
このように色んな経験談があります。我が子に習い事をさせる上でどのような成長があるのかを考えてみるのも大切ですね。
困ったこと…
習い事を始めて、親として困ったと感じることはどのようなことでしょうか?
・サッカー教室に入って毎週週末がつぶれてしまう。
・バレエ教室の親の付き合いなどが大変。
・ピアノを習うことになりピアノを購入したが、長続きしなかった。
・学習塾の先生と子どもの相性が良くなかった。
このように習わせてみて色々と困ったことも多くあるようです。他に月謝や必要な教材費、レッスンの回数、通わせている方の意見など、習わせる前にしっかりチェックしておくことで失敗を防ぐことができます。
長続きできる習い事を決める!ポイント
たくさんの可能性を持った子どもに何を学ばせるのかというのは親として悩むところだと思います。
例えば、「近くに学習塾ができたから」という簡単な理由だけで子どもの習い事を決めることは避けたいものですね。また「人気だから」「お友だちと一緒だから」といった理由では長続きしないことも多いです。
学ぶのは子どもたちです。
我が子が「どんなことに興味を持ち、どんなことに向いているのか」を、親として見てあげなくてはいけません。多くの「体験」をさせてあげましょう。
習い事には「体験レッスン」というものがあります。また「見学」もできます。
子ども自身が夢中になれる、熱心になれる習い事を見つけてあげることがポイントです。