どろんこ遊びが引き出す子どもの力5選!気になる泥汚れ対策と注意点

子育て・育児

園児のどろんこ遊びと聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?

 

「園児には経験させてあげた方が良いと思う」

「小さい頃から砂遊び・どろんこ遊びをすることで菌への免疫力がつくんでしょう?」

などなど、漠然とした知識をお持ちの方が思います。

 

その一方で

「やっぱり泥で汚れてしまうのが気になる…」

「泥や砂の中には菌がたくさんあるから心配」

「砂や泥が目に入ってしまったら怖いから!」

など否定的な気持ちが捨てきれないのもまた事実。

 

ですが、そんな否定的な意見を覆すほど、園児のどろんこ遊びにはメリットがたくさんあるのです!

やらないなんてもったいない!!!

 

なにより、園児たち自身が“どろんこ遊びが大好き!”

大好きなどろんこ遊びを、思う存分楽しんでほしい!!

 

ということで、

  • 園児がどろんこ遊びをすると具体的にどんなメリットがあるの?
  • またご家庭でもできる準備と対策
  • どろんこ遊びの注意点

現役保育士である私、石原みりんが解説していきますね!、

 

最後まで、お付き合いいただければ幸いです。

園児のどろんこ遊びのメリットはこんなにたくさん!

メリット①五感を刺激!どろんこは感触遊びのエース!

幼児期、すなわち保育園・幼稚園に通う園児時代は、子どもが最も吸収し、最も成長の幅が大きい時期です。

この幼児期・園児期に五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)を刺激してあげることが重要なのは、ご存じなのではと思います。

“どろんこ”と一口に言っても、

水に近い『サラサラ』形状、
土の配分が多い『ドロドロ』形状、
粒子の細かい粘土のような『ベタベタ』形状

などなど、さまざまな感触を楽しむことができます。

 

こういった感触を楽しむ遊びを、幼児教育の専門用語では【感覚遊び】とも言ったりします。

 

感覚遊びの大事なポイントは、さまざまな素材、形状の感触を感じること。

どろんこ遊びは土と水という二つの素材でありながら、さまざまな感触を楽しむことができる、いわばエース級の感覚遊び!!

 

加えて、遊びの中で形状を変化させたり、組み合わせたりすることも可能ですよね。

 

泥の変化を確かめる視覚、自然・戸外の香りを感じる嗅覚、泥の形状の違いによる音の変化などなど、他にも様々な刺激が園児たちを楽しませてくれることでしょう!

 

メリット②練習遊びに繋がる!手先が器用に!

手指、指先をたくさん使うことで子どもは指の使い方、体の使い方を習得しますよね。

繰り返し練習することで、習得していくので、幼児教育の専門用語では【練習あそび】と呼ばれます。

 

“泥をつかんでバケツにいれる”ことを繰り返すだけでも、練習遊びといえます。

なぜなら、繰り返すうちに

「手を大きく広げればたくさん泥や砂を掴める」

「指をそろえた方が泥や砂が落ちない」

など、無意識的に子どもは学習していきます。

 

すなわち、繰り返すうちにコツを掴むことができるのですね!

それが手先の器用さや集中力にも繋がっていきます。

 

様々な形状がある泥や砂は、練習遊びにも最適な素材なのです。

 

メリット③運動量もすごい!体幹、バランス感覚もつく!

「砂場でじっとして遊んでいるだけじゃ、運動量が不足するのでは?」

心配するパパ・ママもいるのではないでしょうか?

 

結論から言うと、そんな心配は無用です!

むしろ、平坦な道を走り回っているだけの園児よりも体の使い方が上手になりますよ。

 

泥の上、砂場の上はもちろん平坦ではありません。

幼児期、園児期の子どもたちにとって、起伏のある道は歩くだけで相当バランス感覚が問われます。

 

背も小さく足の短い園児ならばなおさらですよね。

大人にとってはなんてことない起伏も、子どもにとっては立派な障害物。

 

つまり、泥やぬかるみの上・砂場などは、子どもの体の体幹やバランス感覚を鍛えるには絶好の場所なのです!

 

加えて、しゃがみ座りも続けているだけで、かなり筋力を必要とします。

これは、大人でも理解できるのではないでしょうか?

 

しゃがみ座りでの移動、しゃがみ座りから立ち上がって再度座る

ほとんどスクワット運動ですよね。

 

そして、水や泥の入ったバケツを持ち歩いたりするだけでも、かなりの筋トレです。

 

どろんこ遊びはかなりの運動量を必要とすることをご理解いただけましたか?

 

メリット④想像力・集中力・応用力が総合的に身につく

園児たちは早くて2歳頃から、泥や砂でつくったものを“見立てて”遊ぶようになります。

泥だんごなどは、その代表的な例ですよね。

 

カップやお皿などがあれば、おままごとにもなるかもしれません。

 

砂と泥の色の違いを発見し、『泥で土台を作り、白い砂をクリームにしてケーキ作り』など、

大人が教えなくとも、自然のなかで子どもたちはどんどん遊びのアイデアを見せてくれます。

 

子どもたちの遊びに対する貪欲さには、私も毎日感心させられてばかりです。

 

そして、園児たちは、自分のイメージに足りないものはどうにかして再現しようと考えるのです。

「もっと柔らかい泥が欲しい」と思ったら、”水を足そう”と考えたり、応用力も遊びの中で身に付きます。

 

変幻自在な泥、砂、水は、子どもを夢中にさせ、力を引き出してくれます。

 

メリット⑤菌への抵抗力・免疫力がつく

小さなころから多種多様な菌に触れることで、子どもの免疫力が高まっていくことは、

ご存じの方も多いと思います。

 

菌への抵抗力がつくということは、丈夫な体や免疫力にも繋がりますよ。

 

また、どろんこ遊びは戸外で遊びますよね。

戸外で水や泥に触れていると、どうしても体が冷えてきます。

 

その時に「水や泥に触れたら寒くなる」と感じることも大切なこと。

寒い時は一度体を休める、ということなども、身を持って学ぶことができます。

 

自分の体の状態を感覚的に理解し、調整することも丈夫な体を守るために重要ですよね。

 

本当に小さな子は、まだその感覚がわからないことも多いので

パパ・ママが言語化して体の状態を教えてあげるようにしてくださいね。

 

園児のどろんこ遊びは準備をすることでためらいを無くそう!

準備①洋服を工夫!汚れてもいい服・汚れないように着る

それでもやっぱり気になるのは「汚れ」!!

仕方がない、とは分かっていても、お洗濯で苦労をするのはパパ・ママですよね。

 

そこで、オススメなのは、「砂場服・どろんこ服」を用意してあげることです。

撥水加工などが施されたプレイウェアやお砂場服と呼ばれるようなものが、

市販やインターネットでも安く買うことができますよ。

なにより可愛いです!

 

「どろんこ遊びのときは、このお洋服を着て遊ぼうね」と習慣にしてあげましょう。

汚れたプレイウェアはお風呂場で一緒に“お洗濯ごっこ”として、一緒に洗ってみるのも楽しそうですね!

 

オーガニックの洗剤やソープを使用すれば、お風呂場でも安全にかつ楽しくお洗濯ごっこができますよ。

 

どろんこ遊びから、お風呂でのお洗濯ごっこまでを一連の流れにしておけば、子どもたちにとって更に特別な遊びになるでしょう。

パパ・ママにとってもお洗濯が楽になりますよ。

 

プレイウェア・お砂場服を買うのが億劫な方は、汚れてもいい服を着せてあげるだけで、気持ちが楽になるのではないでしょうか?

 

準備②汚れたら着替えられるようにしよう!

着替えを準備して持っておくだけで

「今日は着替えがあるから汚れても大丈夫だよ」と思えるのではないでしょうか?

 

保育園でも「食事前に着替えるからたくさん汚れても大丈夫だよ!」と園児たちに伝えています。

 

「汚れてもいいのかな?」と心配しているのは、パパ・ママだけではありません。

園児たちも同じ気持ちなのです。

かしこい子であれば「帰りにドロドロで不快なのは嫌だ」と思う子もいるかもしれませんね。

 

せっかく遊ぶのであれば、子どもたちに存分にどろんこ遊びを楽しんでもらいたいものです。

着替えやタオルなどを持参しておくと、子どもも大人も安心ですね。

 

 

準備③どろんこバッグがあると便利!!

どろんこバッグは是非準備してほしいアイテム。

砂や泥がそこに溜まらないようになっている網目状のバッグです。

 

泥だらけになったスコップやバケツ、プレイウェアなどの洋服も一気に持ち帰ることができます。

まるごと水洗いしても、網目状バッグなのでそのまま乾燥させておくこともできる優れものです!

 

水道のある公園ならば、帰宅前に子ども自身にバケツやスコップは洗ってもらい、どろんこバッグに片づけるところまでお願いするのもよさそうですね!

風通しもよいので持ち帰りながら乾燥させることもできますよ。

 

慣れてくると、お出かけの時は自分でどろんこバッグを準備して持って行ったり、片づけたりできるようになります。

お出かけ支度の習慣にも繋がりますね。

 

園児のどろんこ遊びの注意点って?

注意点①口に入れてしまわないように見守って

いくら菌に強くなるといっても、直接口にいれるのは危険です。

特に0~2歳の間は、無意識に泥のついたスコップなどを口に運んでしまうことも!

 

「やめなさい!」といっても成長の段階の中で“口で確かめる時期”は必要ですから、

すぐにはやめてくれないですよね。

 

子どもの好奇心や探求心にまかせて自由に遊ばせることも重要ですが、

そばに保護者がいて、見守り、一緒に遊んであげることをオススメします!

 

注意点②怪我をしているとき!

戸外で遊んでいる時に限らず、園児たちはよく遊び、またよく転びます。

膝には擦り傷が…なんて日常茶飯事ですよね。

 

怪我をしているときは、菌が入らないように絆創膏等でしっかりと覆ってあげましょう。

 

怪我をしているときに菌が入ると炎症を起こしてしまうかもしれません。

あまり過度に心配しなくてもよいと思いますが、やはり、怪我をしているときは配慮が必要です。

 

また、帰宅後は傷部分の絆創膏を張り替えるなど、清潔を保つようにしてくださいね。

 

 

注意点③どろんこ遊びのあとは綺麗に手・足を洗おう!

どろんこ遊びに限らず、戸外から帰ってきたら手洗いうがいをしますよね。

 

どろんこ遊びの手洗いで注意してほしいのは、爪の中。

爪の中に泥が残っている状態でうがいをしたら…直接、泥を口に入れているようなものです。

 

爪ブラシやハンドソープなどを使用して清潔にしてあげてくださいね。

ハンドソープもオーガニック性のものであれば、直後のうがいも安心ですね。

 

また、ハイハイ時期の赤ちゃんや裸足でどろんこ遊びを楽しんだ際は、足もしっかりと洗ってあげましょう。

いっそのことお風呂に入ってしまうのもよいかもしれません。

 

準備をすることでママ・パパも園児もハッピーにどろんこ遊び!

どろんこ遊びに対する否定的な気持ちはなくなりましたか?

シンプルな素材にも関わらず、たくさんの成長のための要素がつまっている素晴らしい遊びです!

 

・プレイウェアなど服装の工夫

・どろんこバッグの準備

・帰宅後は清潔にする

 

などのポイントを守れば、そこまで身構える必要もないですよね。

 

なにより、

①五感を刺激する

②手先が器用になる

③体幹・バランス感覚がつく

④想像力・集中力・応用力が身につく

⑤菌への抵抗力・免疫力がつく

という5つのメリットは魅力的!!

 

安全な場所であれば、裸足で遊ぶことで更に高い効果が期待できます!

 

他にも、子ども同士のやりとりやおままごとの中で社会性が身についたり、土いじりによる心の解放、リラックス効果も望むことができます。

 

子どもがのびのびと学び、ママ・パパが一緒に喜べるような体験のきっかけになれば嬉しいです。

 

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この記事を書いた人
石原みりん

都内で現役保育士をしている保育系ライター。
脱OL後、半年間の独学で保育士国家資格試験を一発合格し保育の道へ。
「保育者の人格が子どもを育てる」をモットーに自分自身を磨きながら日々奮闘中。
0~2歳児乳児クラスを主に担当。資格勉強中は学童保育に勤務。
歌うこと、食べること、旅行、邦楽ロックが大好き!

mampapi(マムパピ)
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