子供のいるご家庭なら誰でも悩む、我が子の教育方法。学校の勉強だけでは不安、なにからしたらいいの?様々な学習塾を調べてみたけど結局どれがいいのかわからない!
お子さんの教育環境について悩んでいる親御さんはたくさんいらっしゃいます。その中で「タブレット学習」ってなんとなく聞いた事あるけれど、ゲームになってしまって学習効果はあるの?と不安な声もあります。
上手に使えば知育にも好奇心を上げる力を育てることも可能な通信学習。しかし使用方法を誤れば、姿勢が悪くなったり視力が落ちたりデメリットが出てくるのも確かです。
今回は、通信学習での身体への影響と、メリット・デメリット、通信教材のオススメ5選をご紹介させていただきます。
タブレット学習のメリット
子供がタブレットを使って勉強することで、どんなメリットがあるのでしょうかを紹介します。まず、子供用学習タブレットと一般的なタブレットの違いはなんでしょうか?
一般的なタブレットは、インターネットに繋げたり、機種によってはパソコンと同じように使うことができますが、子供用タブレットは、予めゲームや教材アプリが入っていたりします。
特にこども向けタブレットには親がアプリの使用制限ができたり、見守り機能がついていたりするのが一般的なものとの大きな違いです。
SNSが主流になっているこのご時世、子供を狙った悪質なサイトや人間から守れる機能はとても大切になってきます。通信機器を選ぶ際、こういった機能がついているかも確認するといいでしょう。
自分で学習できる
タブレット学習は、親がいない時間や見ていない時にも自分で進んで学習することが可能です。
従来の紙での学習方法だと、そのたびに解説や採点をしなければいけませんが、機械を使うことで採点や解説も自動でその場でしてくれるため、忙しい親からしても、突然やる気スイッチが入ったお子さんからしても、便利な教育教材といえるます。
また、現在のこども向け通信機械はゲーム感覚で学べるように人気キャラクターを使用したり、こどもに人気な音楽を使うことで自ら学びやすい機能があったり、回答の正解率をデータ化しそれを確認することが容易にでき、子供の達成感や向上心をあげてくれているのも特徴です。
短時間で学習可能になる
子供の集中力はとても短い時間で、その集中力が切れてしまえば頭にはもうなにも入ってきません。それでは時間とお金の無駄になってしまいます。
ですが、現在の通信機械教材は短時間で学べるように設定されています。例えば、ひらがな学習だと15分程度で学べるようになっていたり、算数だと10分…などこどもが途中で飽きることにないようにつくられています。
こども自ら「もう少し勉強したい!」と言ってくるような、継続しやすい設定になっている教材が多いです。
幅広い分野に対応している
こども向け通信機械教材といっても、ひらがなや算数だけでなく、漢字や英語、なかには中国語に対応しているタブレットもあり、中身は大人顔負けな内容になっています。
通常、専門的に扱っているスクールや教室に通わなければ学ぶことのできない分野に幅広く対応していて、現在の通信学習はとても便利です。
タブレット教材の上手な使い方
こどもに与えるための機械ですが、こどもの所有物にしないようにしましょう。あくまで、親の所有物とすることで、こどもの勉強時間を親が上手く指示することができます。
また、簡単に持ち運びができる分「部屋では使わない」「リビングのみで使用する」など家族ルールを作るのもいいと思います。
一見、結局こどもを支配していない?と思う方もいるかもしれませんが、決まり事・約束事を作ることによって「ルールの守れる子」を育てる教育にもつながります。
また、学習での使用方法・時間を決め、通信機械内の脳や体を動かすアプリなどを使うことで、遊びながら親も一緒に脳や体を鍛えることもできます。
タブレットを使用する時の注意点
親がいない時でも学習できるのがメリットな通信教育機械ですが、見ていない分、気を付けたい点を紹介します。
使用時間を決める
現在の通信機械はゲーム感覚で学ぶこともでき、こどもにとってはとても吸収しやすい教材になっている反面、つい夢中になりすぎて長時間使用してしまうことがかなり多いです。
タブレットは基本的に自分の頭より下で操作することから、自然に首が前に落ち、顎が出て結果的に歯並びに影響したり、視野が狭くなったり、視力が落ちてしまう可能性もあります。
また、長時間の使用で依存や中毒になってしまう場合もあり、それらになってしまうと抜け出すのはなかなか容易ではないです。
たくさんの分野を学ぶことができる便利な教材ですが、使用時間をしっかりと決め、楽しく・正しく使うように心がけましょう。
姿勢に気を付ける
集中しすぎるとどんな人でもその画面に向かってだんだん顔が近づいてしまいます。その結果目に悪いとされているブルーライトの浴びすぎや、肩こりにもつながります。
また、間違った姿勢が癖ずくと勉強時だけでなく食事の時や座って作業する時にも影響すこともあるので注意が必要です。
タブレットを使用する際は姿勢を崩さないよう、本人だけでなく周りにいる親御さんも気を配るようにしてください。
管理する人を決める
タブレットを使うのはこどもですが、管理する人は必ず決めておきましょう。
こどもに管理も任せると、夜中に長時間使用していた・勉強してると思ったらゲームをしていた・ということもあります。
これでは使用時間も超え、遊びのゲームをしていたのでは教材として成り立ちません。せっかく幅広い分野を学べる機能を持つ分、しっかりメリハリを持ち正しく使用するようにしましょう。
タブレット学習のデメリット
タブレットでの学習には様々な分野を学ぶことができるなどメリットがたくさんありますが、その分デメリットもあります。
そこで、いいことばかりではない、気を付けたいタブレット学習でのデメリットをご紹介させていただきます。
書き取り力が弱くなる
タブレット教材は基本的に本体に書き込むため、性能がよければ良いほど、筆圧の必要がなくなります。そのため、紙に書き込んだ時に筆圧の調整が上手くできなかったり、書き途中で疲れてしまうこともあるのです。
ある調査では、勉強で主に通信教材を使っているこどもが実際に紙に書き込んだ際、上手く掛けなかったりすぐに疲れてしまったこともあったようで、紙の勉強との勉強を組み合わせながら教育するとよりいいでしょう。
依存症になるリスクがある
携帯依存症があるように、通信機械にも依存になる可能性は高くあります。なぜなら「便利だから」です。
学びたいことをすぐに学べる、理解できる、質問できる、とても便利な機能だからこそ手放せなくなり、気付けば長時間の使用、勉強だけでなくゲームやYouTubeをやっていたということもあります。
こどもと言えど、親が思っている以上に操作方法などの覚えは早いです。一度教えただけでも使いかたをこなし、親に隠れてずっと遊んでいる…なんてことも。
依存症リスクを回避するにはそもそもの本体の機能を学習専用のものにするなど、アプリをインストールする制限をかけたり、与える前に対策すること・約束を守らせるという教育が必要です。
コミュニケーション不足に陥る
紙での勉強方法だと、その都度の採点や解説が手間になる一方、そこがコミュニケーションにもなっていますが、機械の場合自動で採点・解説まで行ってくれるため、会話がなくなったり減ったりします。
学習時の進め方・進み具合・理解はできているか・など親が積極的に気にするよう、声掛けをしてあげましょう。
また、夜寝る前やお風呂のときのプライベート空間で気持ちに寄り添うことで、子供も思っていることを打ち明けやすくなります。
タブレット教材を選ぶ時のポイント
幅広い分野に対応しているタブレット教材ですが、使う子供の年齢にあったタブレットを選びましょう。まだ5歳なのに10歳に対応した教材を使っても、基礎がわかっていないのに理解できません。
反対に、高学年で低学年の教材を使っても、理解していることを何度も繰り返しても時間の無駄になってしまい、先に進むことができません。これでは子どものための教育とはいえませんので、年齢毎に変更が難しい場合は様々な年齢に対応した教材を使用しましょう。
次に、子供本人が操作しやすいタブレットを採用しましょう。我が子が好きなキャラクターがデザインになっているものを選んだり、文字やボタンがわかりやすく、操作しやすいものを選ぶようにしましょう。
また、最も重要なのが、制限機能があるものです。記事の始めにも書きましたが、使用時間・閲覧・アクセス制限ができる機能をもったものを選ぶことで、使用の長時間・不正アクセス等を防ぐことができます。
制限機能がついていないものを使う場合は制限のできるアプリをダウンロードするなり、しっかり対策をしましょう。
教材オススメ5選
タブレット教材を色々調べてみたけど結局どれがいいかわからない!という方にオススメな、始めやすいオススメ教材をご紹介させていただきます。
・スマイルゼミ:月額3600円~、学べる科目10科目、対象年齢年中~
・チャレンジタッチ:月額3680円~、学べる科目国語、算数、英語、対象年齢年長~
・すらら:月額7480円、学べる科目国語・算数・英語・社会・理科、対象年齢小学校一年生~
・スタディサプリ:月額1980円~、学べる科目 国語・算数・社会・理科、対象年齢小学校4年生~
・デキタス:月額3000円~、学べる科目国語・算数・社会・理科・生活、対象年齢小学校1年生~
です。
こどもからも分かりやすい、理解しやすい、質問しやすいといった声もあがり、親からも自動採点機能があったり、制限機能もついていることから安心して与えることができると好評です。
各会社によって対象年齢が違っていたり、様々な年齢に対応した通信機器を採用していたり、月額もピンキリなので、こどもが学びたい科目があるのか、我が子にとっての一番相性の合う教育教材を見つけられるといいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。様々な学習方法があり、どんな教育をした良いのか迷うご両親も多いと思います。その中で通信教育は、ほとんどのタブレット教材が幅広い分野に対応していて便利かつ使いやすいものが多かったと思います。
しかし、使い方によっては通信学習をしていく上で気を付けたい点も多くあり、メリットだけでなくデメリットもあることを理解しつつ、上手く使い有効に使用できるといいですね。
また、タブレットを使うのは子供であるため、本人が一番使いやすいものを選んであげ、親が一緒に学ぶ姿勢で教育してあげることで、こどもも楽しく勉強に集中できます。親はこどもの学びやすい環境づくりをしていきましょう。