子供が生まれると「幼児教育」という言葉をよく耳にします。
「幼児への教育って何?」と思っているママやパパも多いと思います。
幼児からでもできる教育なら、ぜひ子供にしてあげたいと思う方は多いかもしれません。
2歳といえば、話せる言葉が増えてとてもかわいらしい時期。
そんな2歳の幼児でも始めることができるのでしょうか?そして家庭でもできることはあるのでしょうか?
2歳でもできる幼児教育について、ご紹介していきます。
幼児教育とは?2歳から始められる?
一般的に、0歳を乳児、1歳から小学校入学前の6歳を幼児と呼び、この時期に行うのが幼児教育です。
保育園や幼稚園、習い事だけでなく、家庭で行う生活全般の活動も含まれます。
2歳前後は言語能力・身体能力の発達が著しく、たくさんのことを吸収できます。それゆえ、この時期の体験は生きる力の基礎となり、とても重要です。
特に2歳は大切な時期と言われます。イヤイヤ期とも呼ばれる年ごろで、自我が芽生え、身体的にも精神的にも大きく成長する時。2歳になれば、話す言葉も爆発的に増えます。この時期に家庭での食事や着替え、遊びを通じていろいろなことを教えていきましょう。
通信教材を使っての家庭学習や絵本の読み聞かせなども1つの方法です。英会話やピアノ、リトミック、スイミング、体操教室といった習い事に通うというやり方もあります。親も無理せずに続けられる方法を選びましょうね!
2歳から幼児教育をするメリットは?
2歳から始めるメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。
まずは家庭内で行えることから、見ていきましょう。
家庭では「しつけ」「遊び」などが教育になります。家庭で行うことのメリットは、習慣化しやすいこと。例えば、食事の時に使っている野菜や果物の名前や色を覚えたり、時計を見て数字を覚えたり。このような内容なら、毎日続けても苦ではないですね。
また家庭なら、時間を選ばず親のタイミングで行うことができます。小学校が始まると、小学校に通う時間、家で宿題をする時間など、子供にもたくさんの制約が出てきます。幼児なら親の都合に合わせても大丈夫。子供にとっても、大好きなママやパパと一緒に遊びながらいろんな知識が増えるのが最大のメリットですね。
習い事をするなら、普段の生活では体験できない体験を通じて、視野を広げられることがメリットです。保育園や幼稚園以外で友達や先生と接し、学ぶ体験はとても大切。生きる力の基礎につながります。
2歳から幼児教育をするデメリットは?
メリットをたくさんお伝えしましたが、デメリットもあります。
例えば、親が教えることに集中してしまい、学習ばかりに時間を使ってしまうこと。学習する時間を決めて行い、メリハリをつけて行うことが大切です。
また高額な費用がかかってしまうこともあります。習い事をたくさんやらせたり、家で学習するための教材をたくさん買ってしまったり。いろいろなものを試したい、比べたいという気持ちも分かりますが、必要なものだけを厳選できるといいですね。
2歳からの幼児教育、進め方は?
さて、実際にはどうやって進めていけばいいのでしょうか?具体的にご紹介していきます。
絵本の読み聞かせ
2歳は言葉をどんどん吸収し、話せるようになる時期です。
絵本の読み聞かせをして、たくさんの言葉を聞かせてあげましょう。いい大学に子供を入れたというママが、3歳までに1万冊の絵本を読み聞かせしていたという話もありますね。図書館で借りれば、ただで何冊もの絵本を読み聞かせすることができますよ。その中で子供が気に入る本があれば、購入して何度も読んであげるという方法もおすすめです。
お絵描き
2歳ならクレヨンや鉛筆を持って、紙に線や丸を書くことができます。
まずは書きやすいクレヨンから。その子に好きな色を選んでもらい、好きなように書かせてみてください。書くことに慣れてきたら、鉛筆に。鉛筆でも自由に書けるようになったら次はドリルに挑戦。直線やうずまきを書く運筆練習用のドリルなら、2歳でも進めることができますよ。
2歳ではまだ上手には塗れませんが、塗り絵も楽しめます。その子なりに色を選んだり、その色をちゃんと考えて配置したりするので、とてもかわいい絵が完成しますよ。
数を教える
2歳ころから数の概念も理解し始めます。
親が1~10まで数えて聞かせると、真似して声に出すことがありませんか?そんな練習から始め、おもちゃの数を数えたり、時計の針を見ながら「今は1だね」「次は2だね」などと声を掛けたりしてみましょう。
普段の生活で、日常的に数を意識する機会を取り入れるといいと言われています。
知育玩具を使う
おもちゃ屋さんへ行くと、知育玩具の種類に驚きます。伝統的なかるたから、学習塾などが監修したプログラミングを学ぶ知育玩具も。2歳なら、パズルや積み木はいかがでしょうか?
パズルは推理力や集中力がつくと言われています。まずは持ち手があり、はめやすいパズルから。だんだんピースを増やしていきましょう。4歳、5歳になると日本地図パズルもおすすめです。
積み木はまずは親が積んだ積み木を壊すことから。その後、自分でも積み上げることができるようになり、自分の身長ほどの高さまで積み上げて遊べるようになります。
英語を聞かせる
英語は幼い頃に耳で覚えるといいと聞きますよね。日本語が大分話せるようになる2歳ころから、英語を聞かせてみるのもいいですね。子供英会話用のDVDやCDも売られていますし、動画サイトなどでも子供向けの英語の動画もたくさんあります。かわいらしいアニメーションで簡単な英語を紹介してくれるので、子供も興味を持ってくれますよ。ただ、テレビや携帯での動画視聴は短時間にしましょう。
幼児教育の教室に通う
習い事に通うのも1つの方法です。
0歳から始めるスイミングやリトミック、フラッシュカードなどを行う学習系の幼児教室もあります。母子分離ができるようになる3歳以降は幅が広がり、野球やサッカー、絵画教室やピアノなども始めることができます。スポーツ系、芸術系さまざまな習い事があるので、子供の性格や興味関心に合わせて選びましょう。
最近ではモンテッソーリ教育や、ヨコミネ式などさまざまな指導を受けられる保育園、幼稚園も増えています。毎日の通園時間に、独自の指導を受けられるのはとても嬉しいことですね。
2歳の教育は人の基礎になる
子供はママやパパをはじめ、保育園や幼稚園の先生、習い事からたくさんのことを学びます。
幼児期に学んだことは、この先、生涯を生きる基礎となります。大切な幼児期。この時期の学習を通じて、多くの経験をさせてあげられるといいですね。家庭での声がけもとても大切です。子供が興味を持てるよう、工夫しながら、続けてみてくださいね。
2歳の幼児教育は楽しく!
2歳児はイヤイヤ期と呼ばれ、自我が強くなる時期。
教育をしようと思っても、「嫌だ!」と言われてしまうことがあるかもしれません。
でも、やる気とタイミングが合った時の集中力は抜群。「こんなことまで覚えたの?」と親がびっくりしてしまうほどの記憶力を発揮することも。
情報があふれる現代で、どんなことを体験させるか迷ってしまいますが、子供をよく観察して、その子に合った学習法を取り入れられるといいですね。とにかく子供が楽しんで続けられることが大切です。
親子のコミュニケーションを大切にしながら、親も楽しく取り組んでいきましょう。