幼児の教育で上がるのは学力ばかりじゃない!?生きる力を育む教育

教育

幼児期と呼ばれる0歳〜6歳の頃の教育を幼児教育、就学前教育と言います。

最近は早期教育が良いとされていて、0歳の赤ちゃんから音楽を使って英語を学ばせるなど感覚的なものから触れさせていくことで、幼児期からいろんな経験をさせます。

小学校に入る前に先取りしてひらがなや計算などを学ぶことも幼児教育の一つですし、保育園や幼稚園で集団行動をして社会性を学ぶことも幼児教育です。

幼児の教育に関しての研究データ

日本ではまだあまり重要視されていませんが、幼児教育は世界ではとても一般的な教育です。

ペリー就学前プロジェクトの研究によると、就学前の幼児に習慣的に授業を受けさせたチームとそうでないチームを40歳まで追跡調査した時、収入や犯罪率、持ち家率などが、授業を受けたチームの方が高かったことがわかっています。IQも小さい時は高いとされていましたが、大人になるにつれて特出したデータにはなりませんでした。学力などもそうかもしれませんが、数字では測れない能力を幼児教育で引き出せた結果でもあるのではないかと考えられています。

出典:幼児教育の経済学(ジェームズ・j・へックマン著)

幼児の脳の発達

0歳児期は、1人では何もできず泣くことしかできなかった赤ちゃんが、たった4、5ヶ月でひっくり返って周りを見渡せるようになり、そのうち気になるものを取りに進むようになります。口で触って確かめてみたり、親の声や顔色によって笑ったり泣いたり。子供達自身の感情が見えるようになり、1歳になる頃には初めての言葉を話したりもします。お腹にいる間の成長もさることながら、生まれてからもたった1年の間に大きく成長していきます。身の回りの世界に興味を持ちながらその好奇心で脳がどんどん発達していきます。その急激な発達を見せる時の経験や学習が、後々の生活にも影響を及ぼすと考えられています。

幼児期の運動神経の発達

また、首が座り、寝返りを打ち、ずりばいをして、お座りができるようになります。小さいものがつまめるようになったり、立ち上がり、伝い歩きをして、手を離してもバランスが取れるようになっていきます。いずれ走ったり飛んだりし始めて行く幼児期の体の成長もとても急激です。見様見真似なのか、DNAに刻まれているのか、どんどん地球に順応して体を動かしていきます。幼児期に体の硬さが決まり、運動神経と呼ばれるものが定まるとも言われています

脳とともに急激な成長をするこの時期に、体の使い方を学んでいくので、いろんな体の動かし方をしてみたりするのも子供達にいい影響を与えるとされています。

幼児教育の中の英才教育

教育の一環として、英語やプログラミング、ひらがなや算数など、学力に特化した教育を英才教育と言いますが、英才教育こそ幼児教育と思う親御さんもいるでしょう。小学生の勉強を少し早めにすることで、小学生になってから少し余裕を持っていられるのかもしれませんが、英才教育は塾と同じ感覚でいるといいと思います。保育園や幼稚園に通って集団行動をしているだけでも十分な教育といえます。保育園や幼稚園などで、子供達自身を常に最優先してくれる家族以外の人と一緒に過ごすことで、社会性などの非認知能力が発達します。

学力の先取りよりもむしろ大切なのはこの目に見えない能力の発達です。

幼児教育は非認知能力の発達が大切

非認知能力というのは、学力やIQなどのように能力を数値化できるものではなく、自発性や自己肯定力、発想力や感情をコントロールする力、コミュニケーション能力などのことを言います。生きて行く中でとても大切な力です。子供達は遊びの中からいろんなことを見出す天才です。AIがいろんな仕事をやってのけてしまう新時代に、新しい発想や柔軟な応用力などの人間力が試されてきます。

元々ある能力をさらに伸ばすつもりで非認知能力を高めていけると、将来子供達がより幸せに生きていけるのではないかと思います。

幼児に必要な保育園などの集団生活

特に集団生活で学ぶことは多く、社会性やコミュニケーション能力、感情をコントロールする力を学ぶことができます。もちろん生活習慣などの教育も手伝ってくれますし、小さいながらも発表会では達成感を味わうこともできるでしょう。お友達や先生と日々一緒に過ごす中で起こるいろんな出来事を通して、自分の気持ちを認識すること、言葉で伝えることを学びます。大人になってそれができなくて許されるのは昭和のお父さんくらいなものです。令和の時代は、自分の意見をしっかりと持ちながら多様性を受け入れることができる人が増えることで、差別などなくいろんな人みんなが認め合える世界になっていくといいと思います。

幼児教育の基本は家庭

子供達の非認知能力を高めるために保育園や幼稚園が担ってくれる役割も大きいですがやはり一番は家庭の力です。子供達のまだ見ぬ能力や可能性を高めるために習い事をしてみたり、有名な保育園や幼稚園を調べて通わせてみたりする親御さんも多いと思いますが、子供達の能力の基盤は家庭で作られます。

親が子供達に与えることができる一番の能力は自己肯定感です。

どんなことがあっても、ママもパパもあなたが大好き、という気持ちを伝える、抱きしめることで子供達の自己肯定感は高まっていきます。確かに怒られることもたくさんあるしこれからももっと増えていくのだと思いますが、こんなことができなくても自分は誰かに愛されているという安心感や、親が大切にしてくれた自分を大切にする、という気持ちが、この先困難や挫折を味わう子供達をきっと助けてくれます。「挫折しない力」ではなく、「挫折を乗り越える力」の方が、何度でも立ち上がれるので有利です。その気持ちを育てられるのは、親や周りの人からの愛情なのです。

子供を伸ばすのは褒める?叱る?

育児書を読むと褒めるのがいい、褒めすぎはだめ、叱るのはいい、怒るのはだめ、といろんなことが書いてあります。じゃあ結局子供達のためになるのは何なのか、わからなくなってしまいますよね。教育的にはこう、常識的にはこう、などと頭で考えていると、褒めるにしても叱るにしても子供に対してなんだか嘘くさい対応になってしまうことは問題だと思います。大抵子供達を怒る時は、危ない時や人の気持ちを考えられない時が多いと思います。その時は本気で怒ってしまっていいのです。もし自分の機嫌で子供達に当たってしまった、と後から思うなら、子供達に正直に話して謝ればいいのです。

いま親だからと言ってずっと前から親だったわけでもなく、私たちも子供達の成長と一緒に親になっていきます。1人の人間で、上がり下がりがあって間違うこともあるのはしょうがないことです。真摯に子供達と向き合えばいいのです。嘘偽りなく、すごいと思ったら褒めたらいいですし、可愛いと思ったら抱きしめたらいいのです。愛情は、ストレートでも変化球でも、時間差はあるかもしれませんがちゃんと伝わります。

家族が愛情深く、そして元気で仲良く楽しく暮らすことが幼児の教育になるということです。

最後に

教育というとなんだか難しいことのような気がしてしまいますが、子供達と暮らす過程の中で、我が子に寄り添い、愛情表現をたくさんして、たくさんの経験を一緒にすることが教育になります。

子供達の成長に合わせて、親である私たちのスタンスもどんどん変わっていきますが、幼児期ほどひたすら可愛がることができる時間はありません。とっても手がかかる時間ですが、ただただ可愛い時間でもあります。親子で幼児期を思いっきり楽しむことが子供達の脳を育て、能力を高めることができるなんて一石二鳥ですね。

 

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小西ちさと

小学生2人と令和ベビーの三児母/バレエベースボディマネジメントとして正しい体の使い方を女性や子供達にレッスンしています。息子のプロサーファーになる夢を応援中です。娘たちには強く面白く生きてほしいなと思っています。

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