今や私達の生活になくてはならない携帯電話。
特にスマートフォンは便利機能が多く日常でも使う場面がたくさんあります。
そして年々携帯電話を持つ子供が増えていて、特にスマホを持つ小学生が増えています。
しかし実際に持たせて本当に大丈夫なのだろうかと気になる親御さんが多くいるのも事実です。
今回は小学生がスマホをもつメリット・デメリットを紹介しながら、持つときに気を付けたいポイントについてお伝えします。
小学生がスマホを持つ時代!?
小学生にスマホは必要なのか
子供に携帯電話を持たせる親は、子供との連絡手段として持たせることが多いです。
塾や習い事で帰りが遅いとき、親が仕事をしていて帰宅までの間に連絡を取りたいときなど子供が携帯電話を持っているとスムーズに連絡を取ることができます。また近年子供を対象にした悪質な事件が増えているので、防犯対策を兼ねて持たせるケースもあります。
子供用携帯電話には携帯各社が「キッズ携帯」を販売しており、特定の番号にしか受信発信できないという制限がついています。しかしこのキッズ携帯、無料通信アプリが使えないので不便という声や、キッズ携帯より安いという費用的な面からもスマホを選ぶ人が増えています。
また小学生の習い事やスポーツのクラブチームでの連絡は無料通信アプリを使うケースが多くあります。親の携帯だと親が携帯を使う時間に遮られてしまったり、子供本人が移動中や何かあった時に連絡できないということから子供専用のスマホを持たせる家庭が増えているようです。
小学生がスマホを持つメリット・デメリット10選
では実際に小学生がスマホをもつメリットとデメリットとは何かを比較していきます。
今回はメリット5選、デメリット5選をそれぞれご紹介します。
【メリット】
1、 防犯対策、安全対策ができる
幼稚園の時に比べてお友達同士で出かけたり、習い事に行くなど、学年が上がれば上がるほど1人またはお友達と出かける機会が増えます。携帯に入っているGPS機能を使えば子供がいる場所を把握することができるので安心です。また防犯上も何かあった時に連絡が取りあえるので便利です。
2、 緊急時に連絡が取れる
共働きの家庭の場合、仕事が長引いてしまったり予定が変わってしまって子供と連絡が取りたい時にすぐに知らせることができます。また日本は災害が多いので突然の地震など、自然災害の時も連絡を取ることができます。
3、 家族全体の携帯料金が安くなる
電話をよく使う人、SNSをよく使う人など家族の中でも携帯電話の使い方は人それぞれです。その為余った無料通話料金分を分け合えるプランを使ったり、携帯会社が用意している独自の家族割引を使うと家族全体の携帯料金が安くなる場合があります。
4、 知識がつく
アプリを使った教育系アプリを使って勉強したり、インターネットで検索する癖をつける事でスマホの利用を勉強に結び付けることができます。おもちゃで遊んでいる感覚で勉強ができるアプリも沢山あるのでうまく活用すれば知識を高めることができます。
5、 家族内コミュニケーションが取れる
アプリを使ってマメに連絡を取る事で家族内で何か忘れないでいてほしいことをフォローできたり、忙しくてなかなか話す機会が取れない場合もメッセージでコミュニケーションをとることができます。特に思春期を迎える小学校高学年の子供は面と向かっては話すのを嫌がっても、画面越しだと話してくれるという事もよくあります。
【デメリット】
1、 幼い時からスマホ依存になる
スマホには依存性がありついつい画面を見てしまいます。小学生の頃から依存してしまうと脳の発達に悪影響を与える場合があります。鳴っていないのに携帯が鳴っているように感じてしまったり、なんとなく誰かから連絡がきたのではないかと無意識に意識してしまうのもこの依存が原因とされています。
2、 家族より友達を優先してしまう
携帯電話を持っている友達同士で連絡を取り合うので、いつも画面ばかり見ているという状況になる可能性があります。また友達とばかり携帯で連絡を取っているがために、家にいる時はずっと携帯を触り家族の時間を疎かにしてしまう事もあります。
3、トラブルに巻き込まれる
誰でも身近にできるSNSやインターネットの掲示板による子供を巻き込んだ事件は残念ながら年々増えています。知らない間に知らない大人と関わって事件に発展する事もありとても危険です。また友達の仲間外れやいじめが画面上で行われる場合もある為、トラブルの元にもなりかねません。
4、 個人情報漏洩の恐れがある
知らぬ間にアクセスしてしまったサイトがウイルスに感染していたり、何気なくやっていた動作でいつの間にか個人情報を漏洩させてしまったというトラブルに発展してしまう事があります。特に無料WIFIは情報漏洩が起きやすく、子供が知らぬ間に利用してしまい漏洩してしまう可能性があります。
5、 勉強に悪影響
スマホを使う事で勉強に集中できない、夜遅くまで見ていて寝不足になりその結果朝起きるのも遅くなる、など学校生活はもちろん、勉強に悪影響を与えてしまいます。特にスマホから出ているブルーライトは「視力低下、眼精疲労、睡眠障害」の3つを引き起こす為、視力を著しく低下させてしまいます。画面を見続けることでブルーライトを吸収してしまうことは、目にも体にも悪影響を及ぼしやすいです。
小学生がスマホを持つときに気を付けたいポイント
このようなメリット・デメリットを踏まえて、小学生にスマホを持たせるときは実際にどのようなポイントに気を付ければよいのでしょうか。気を付けたいポイントは以下の通りです。
・家族内でルールを決める
適切に使うためには家族の中でルールを決めるのが大切です。具体的に利用時間を決める、使っていいアプリを決める、などルールを守って使わせることでトラブルを回避することができます。
・ペアレンタルコントロールを使う
2008年に青少年が安心安全にインターネットが使える法律が施行されました。これは18歳未満のスマホ利用者に対してフィルタリングが提供できるようになっていて、性犯罪などのトラブルを避けるのが目的となっています。現在ではペアレンタルコントロールサービスとして提供されています。ペアレンタルコントロールとはアプリのインストールや利用時間の制限、特定サイトの閲覧制限など子供の携帯電話の利用を制限・監視できるサービスです。
・勉強に支障が出ないようにする
スマホをいじっていると時間があっという間に過ぎてしまっていたという経験は誰もがしたことがあると思います。スマホにはそれほど夢中にしてしまう依存性があります。その為、勉強していても気になってしまう、成績が下がったという問題が起きやすくなってしまいます。子供の勉強に影響が出てしまわないように親が工夫したり、勉強優先でスマホを使いすぎないようにするなど、親子で話し合いの場を設けてみましょう。
まとめ
自分が小学生の時に携帯電話を持つなんて考えられなかったけれど、時代の流れと共に持たせた方がいいのか、でも小学生は早すぎるのではないだろうか…と悩んでいるパパ・ママは少なくありません。
しかし実際はスマホを持たせた後の行動をどうするかがとても大切です。
上手な使い方をすればとても便利なアイテムです。
小学生にスマホを持たせるか悩んでいる親御さんはぜひこの記事を参考にスマホを持たせるメリット・デメリットを比較して購入を検討してみてください。