家族旅行は本来、夫婦と子供が和気あいあいと楽しく過ごせるはずのものです。
けれど実際には、旦那さんがまったく協力的でなく、旅先でも何もしないということで、家族旅行のたびにヘトヘトに疲れている奥さんがとても多いのです。
せっかくだから夫婦で楽しみたいのに、子どもたちにも楽しい思い出をあげたいのに、どうしてこうなるのでしょう?
そこでこの記事では、何もしない旦那さんに家族旅行の計画も準備も丸投げされずに、2人で協力して家族旅行を成功させるためにはどうすればいいか考えてみました。
何もしない旦那さんと話し合おう
まず相手と、旅行の前提を共有することが必要です。よく話し合いましょう。
ゆっくりしたいの?楽しみたいの?
旅行と言っても目的は大きく分けて2つあります。
旅先で美味しいものを食べてゆっくりするか、観光地を回ってアクティブに楽しむかです。
あなたはどちらを求めているのでしょうか?相手はいったいどちらを求めているのでしょうか?このすり合わせが出来ない限り、円満な家族旅行はありえません。
あなたがアクティブに観光地を動きたくて、相手が旅館でゆっくりしたいなら、当然旦那さんは旅先で何もしない人になってしまいます。
ゆっくりしたいならおうちプランに変更
もしお互いゆっくりしたいだけなら、旅行でなくてお家でゆっくりするのはいかがですか。
出前でもとって、おいしいものを食べるのも十分選択肢に入るかと思います。子どもたちにも、おうちキャンプやホームシアターで十分楽しい思いをさせてあげられます。
家族旅行をしたいなら一緒に計画を立てましょう
お互い家族旅行をしたいなら、話し合って計画を立てることが必須です。
子供を楽しませたいならなおさら一緒に計画を立てましょう。お子さんは、旦那さんの子供でもあるのですから。
何もしない旦那さんと家族旅行する前に
口で言っても相手がなかなか動かない、すぐトラブルになる、それなら文字にしてみましょう。パッと見でわかりやすく、よく頭に入ります。
予定や計画を共有する
文字にするときは紙に書き出すのもいいですが、ラインやチャットワーク、Googleスケジュールなど、仕事によく使うツールで共有することをおすすめします。
なぜこうするかというと、これらのツールを使って刷り込むと、相手の仕事脳が働くのか、旅の計画や予定がよく刷り込まれるとの報告があるためです。
また、仕事によく使うツールで可視化することで、お互いのやっている割合がすぐわかります。相手が旅の計画に寄与していない度合いがはっきりくっきりわかるのも長所です。
旅行の予定を立てるのも旅行の準備にも、それなりに労力が必要ですが、文字にすることで分担してなんとか乗り切りましょう。
家族旅行先では普段以上に育児を助け合う
普段から育児の分担は大事ですが、旅先ではいつも以上に分担を心がけてください。
これもよく話し合って相手の頭に刷り込んでください。
いつも以上に育児の分担が大事
なぜ旅先で普段以上に育児の分担が大事かというと、家とはまるで勝手が違うからです。
お互いに助け合う精神がないと、あっという間に子供の面倒をみる負担が奥さんに偏ります。
実例では、せっかくバイキングに行ったのに子供が泣き出し、お母さんがなだめるのに必死で殆ど食べられない…なのに旦那さんは何もせず悠々と飲み食いしていた、なんてこともあります。
察してもらうのは期待せずタスクとして書き出すべき
育児の分担に必要なことも、家族旅行計画や予定と同様に文字に書き出すべきかもしれません。
これも、仕事に使うツールで共有すれば、旦那さんがわかりやすいでしょう。
察してもらうことは期待してはなりません。それは男性が最も苦手なことです。特に家事育児に関しては。だからこそ話し合うこと、書き出すことが重要なのです。
家族旅行プランナーに徹するのもやむなし
ここまで、旦那さんに協力を仰ぐやり方を書いていましたが、ここからは少し違うことも書いていきます。
長時間の運転は相当疲れる行為
車での旅行は、旦那さんに運転手を任せることが多いですが、運転はかなり疲れる行為です。相手が旅先で動かなくなったり寝てしまったりしても、ある程度は仕方ないところがあります。
そのため、もし相手に全面的に運転手を任せるのであれば、そのお礼として旅行プランナーに徹するのもありではないかと思います。準備をするのも子供の世話をするのも大変ですけれどね。
何もしない旦那さんを置いての旅行もアリ
旦那さんが本当に何もせず、何もしたがらず、テコでも動かないのなら取りうる選択肢です。
日々の仕事で疲れてゆっくりしたい旦那さん
普段の仕事で疲れすぎていて、とても旅行に回す余裕がないようなら、仕方ないですが家で休んでもらいましょう。相手をいたわることは大事です。
そこまで疲れていなくとも、普段から旅行に乗り気でないなら、やはり置いていくのはありです。さっさと支度して子どもだけ連れていきましょう。相手も旅行に行きたいなら、大の大人ですし事前予告すれば自分でついてくるでしょう。
旅行中は別行動もあり
旦那さんと奥さんとで、旅行に求めるものがどうしても合わないなら、最初から割り切って別行動するのもありです。思いきり遊び回ったり、思いきりゴロゴロしたり、お互いに楽しみたいものを思い切り楽しみましょう。
何もしない旦那さんに一度全てを任せてみよう
相手が、体力が余っているのにやる気がなく、旅行を楽しむ気はあるのに何も旅行の準備に参加してくれないのだったら、旅行計画・準備をすべて相手に任せる荒療治が必要かもしれません。
奥さんは何もせず、ただ旅行に行きたいとだけ告げて、普段自分がやっている準備や計画をすべて相手にやらせるよう話を持っていきましょう。絶対に準備に手を出してはなりません。すべてやってもらうのです。
旅先では、奥さんは全力で遊ぶか全力でのんびりして、やはり相手に子供の面倒を丸投げしてみましょう。(事前にそうすると相手に告げ、子供の面倒をみる心構えをもたせておくことは必須です。)ここまでやらないと相手に奥さんの普段の大変さは伝わりません。
本当に荒療治ですが、奥さんの怒りのボルテージがこれ以上上がらないレベルだったら、やってみてもいいでしょう。
何もしない旦那さん~まとめ~
家族旅行で何もしない旦那さんを動かすために大事なのは、
- お互いに話し合う
- 「察して」をやめる
- 旅行計画や準備に必要なことは文字にして書き出す
- どうしても合わないなら別行動も選択肢に
この4点です。
お互いに話し合う、察してをやめる、は普段の生活や育児分担でも大事なことですね。
お互いの意見やタスクを共有するのに、文字にして書き出すことは簡単でありながら有効な手段です。
仕事に使う共有ツールもうまく活用していきましょう。
そして、夫婦だからといっていつでも同行しなければいけないわけではありません。たまには別行動をして息抜きすることも必要でしょう。
こう考えると、家族旅行のあれこれには普段から大事なことが詰まっていますね。
夫婦のあり方を考える意味も含めて、家族旅行を提案してみてはどうでしょうか?