GoToトラベルキャンペーンスタート直前に全国的に新型コロナウイルスの感染が再拡大。
感染者数が多かった東京が対象から除外され、東京在住者が恩恵を受けられなくなりました。
しかし東京だけでなく全国的に感染が拡大し旅行をする雰囲気ではなくなりましたね。
GoToトラベルキャンペーン!夏休みの旅行は?
例年であれば帰省や家族旅行を楽しむ方も多い夏休み。コロナ禍にあった今年の夏休みを皆さんはどのように過ごされたのでしょうか。
全国の小学生の子供を持つ親を対象に夏休みの旅行について実施された調査によると、旅行しない人は6割、その理由の8割が新型コロナウィルスの影響であることが分かりました。旅行をしなかった理由についてはコロナが怖い、コロナの影響を考えて、コロナの影響で学校の休みが短くなったからなどの回答。旅行へ行った人も居住する都道府県内が6割を占めました。
メインの交通手段は自家用車が半分以上を占め、家族だけで不特定多数の人と接触しない、コロナ感染を避けたいという方が多いようです。
コロナの影響で旅行をしない家族が多く、旅行へ行った家族もほとんどが車で近場へ出かけたようです。go to除外で東京都民の方は都外への旅行を諦めた方も多かったのではないでしょうか。
(参照 おトクにマイカー定額カルモくん. 「【夏休みの旅行について調査】旅行しない方は60%、その理由の80%はコロナを気にして」.〈https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000055900.html〉)
GoToトラベル10月1日から東京も対象に!
GoToトラベルキャンペーンを心待ちにしていた東京都民。東京都も10月1日からGoToトラベルキャンペーン対象となることが発表されました。
東京に来る他道府県の人にも安心して楽しんでもらいたいものですね。また東京都民も、遠慮なく旅行へ行けるようになります。
ただ、やはり人がたくさん動くと感染の拡大が懸念されます。旅行での感染拡大防止に気をつけて、旅行を楽しみましょう。
家族旅行で感染拡大防止のため気をつけること
コロナ感染は怖いですが、家族旅行は家族との時間を楽しむ大切なものでもあります。
楽しい旅行を楽しく終えるためにコロナの感染拡大防止に努めましょう。
3密(密閉、密集、密接)を避ける
旅先での移動は公共交通機関を利用せず、レンタカーを借りたり、レストランは予約して混雑時を避けるなど工夫しましょう。
人との接触を避ける
日常生活でもソーシャルディスタンスに気をつけるようになりつつありますが、旅先でもソーシャルディスタンスを保つことを意識しましょう。
マスクを必ず着用する
飛行機に乗る時、ホテルにチェックインするとき、レンタカーに乗る時、どんな時もマスクを着用することに気をつけましょう。観光地や施設によってはマスクを着用していないと入場できないこともあります。
手洗い消毒、うがいを徹底する
最近では商業施設や飲食店の入り口など至るところに消毒液が設置されています。お店に入る際は必ず消毒し、帰ったら手洗い、消毒、うがいをするようにしましょう。
感染防止対策をきちんとしているホテル、お店を利用する
事前にホテルや飲食店の感染防止対策を確認して、安心して利用できる施設を選びましょう。
国内主要観光地の状況は
コロナ第2波が少し落ち着いてきた9月の4連休、予想外の人出となり混雑した観光地もありました。4連休最終日には各地の高速道路や空港は家路につく行楽客で混み合い、羽田空港はこの日全日空の到着便予約率が90%を超えるなど混雑しました。
9月21日正午の各地の人出を1週間前の週末と比べると、京都府嵐山で約3.13倍、神奈川県箱根湯本で約2.42倍、北海道小樽で1.78倍、東京都浅草で1.35倍でした。
夏休みはコロナで行けなかったけど今は感染者数も落ち着いてきたので、この連休を利用して旅行を楽しむ家族連れも多かったようです。
旅行は近距離を選ぶ傾向に
連休で混雑する空港。飛行機や公共交通機関を使って遠出をする人も増えてきましたが、やはりまだ遠出に不安を感じる人も多く、マイクロツーリズムを楽しむ人も多いです。
マイクロツーリズムとは遠出するのではなく、自宅の近隣で過ごす旅のスタイルのことで、地元の魅力を再発見する良い機会になっています。
子連れ家族旅行で行きたい旅行先、やりたいこと
旅行を計画する際に重要な宿泊先選び。夏休みの子連れ旅行で宿泊先を選ぶ基準として最も多かったのは「車で直接行ける」ことでした。なるべく他者との接触を避けたい気持ちの表れですね。
車で行ける近隣の宿泊メインの旅行。賑わう観光地や人混みが多そうな施設は避けたいところです。それでも旅の非日常を味わいたいから、ホテルや旅館でゆっくりした家族の時間を過ごすのはいかがでしょう。これまで外出自粛で閉じこもっていた分、たまにはいつもと違う場所や部屋でゆっくり過ごすだけでも十分楽しい思い出を作ることができるのではないでしょうか。
GoToトラベルは家族旅行がお得
1人35%の割引と15%分の地域共通クーポンが付くGo To トラベルキャンペーン。
実は、旅行者の中に無料の乳幼児や料金の安い子供がいる場合の方がお得になります。
支援の割引は1つの旅の合計金額から行われるので、無料の乳児がいても1人分の援助金が割引されるからです。
例えば1泊5万円のホテルに大人2人、無料の乳児1人で旅行する場合を考えてみましょう。
GoToの支援額は1人当たり2万円までなので2万円×3人=6万円が支援額の上限となります。
5万円×2人=10万円の宿泊費のうち3万5千円の割引と1万5千円の地域共通クーポンで5万円の支援が受けられます。
一方、乳幼児なしの大人2人だけだと、支援額の上限は2万円×2人=4万円となり、4万円の支援しか受けられません。
そのため1人当たりの宿泊費が4万円を超える場合、乳幼児連れの旅行の方がお得になるのです。
関東から日帰り家族旅行を楽しむならココ!
それでもやっぱりコロナが怖いから旅行はまだちょっと、という方には近場へ日帰り旅行はいかがでしょう。
関東圏内には日帰りで行ける多数のドライブスポットがあります。
高尾山(東京)
ミシュランガイド観光地部門で3つ星を獲得した「高尾山」。
登山を楽しみながら自然を満喫できます。登山コースは様々で初心者や小さいお子様でも安心して登れます。ドライブにも最適。
ジョンソンタウン(埼玉県)
アメリカ郊外のような街並みが広がるスポット。個性豊かなお店がずらりと並びます。お洒落なカフェや雑貨屋さん、ボルダリングができる場所、米軍ハウスなどもあり、都内からすぐアクセスできます。
小江戸川越(埼玉県)
江戸時代に城下町として栄えた川越市は今もその面影を残す蔵造りの街。江戸時代初頭から親しまれてきた時計台「時の鐘」は街のシンボルです。近くには大正時代の建造物が今も現役で活躍する「大正浪漫夢通り」や、懐かしい駄菓子等様々なお菓子が並ぶ「お菓子横丁」も有名です。
ひたち海浜公園(茨城県)
毎年春にはネモフィラを観に全国から観光客が訪れる国営ひたち海浜公園。東京ドーム約43個分もの広さを誇る園内には、季節ごとに満開を迎える花々でいっぱいです。
遊園地やレジャー施設、アスレチックなどもあり一日中楽しめるスポットです。
上高地(長野県)
上高地は国より「特別名勝」、「特別天然記念物」に指定される珍しいスポット。
どこを眺めても絶景が広がります。上高地に流れる「梓川」の水は美しく透き通っており、川沿いにはホテルもあるので食事や日帰り入浴が楽しめます。ハイキングと共に絶景を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ターザニア(千葉県)
自然共生型アウトドアパークで330万㎡の敷地内にはたくさんのアクティビティーがあります。中でも、ハーネスをつけてロープで空中を滑り下りるアトラクション「ターザニアロングジップスライド」は日本最長445mを誇り、子どもだけでなく大人も楽しめます。遊んだ後は家族でバーベキューもできます。
河口湖・山中湖(山梨県)
「富士スバルライン」は河口湖~富士山五合目まで登れる有料道路で、富士山から見下ろす絶景を楽しみつつ車で登ることができます。
また山中湖は富士山の絶景を眺めるのに適したスポットです。長池親水公園では見事な逆さ富士を見ることができます。
日光東照宮(栃木県)
世界遺産としても有名な徳川家所縁の神社で、歴史的建造物や「見ざる・聞かざる・言わざる」「眠り猫」など名物スポットがたくさん。パワースポット「叶杉」で運気をアップさせていきましょう。
マザー牧場(千葉県)
東京ドーム3個分の広大な敷地に広がる「マザー牧場」。
ツアーに参加するとガイド付きトラクタートレインでら敷地内を移動することができます。途中、牧羊犬が羊を追う様子を見たり、アルパカにエサやりをしたりすることができます。
乗馬や乳牛の乳搾りも体験でき、子供たちに人気の子豚レースも見ることができます。
日原鍾乳洞(東京都)
奥多摩方面にある日原鍾乳洞。
洞内めぐりは、大人も子供も楽しめ、観音様やカエルの形を思わせる岩もあります。石柱や荘厳な岩が立ち並ぶ姿は圧巻。
色とりどりのライトアップや、水琴窟に響く美しい音に癒されます。
カップヌードルミュージアム(神奈川県)
カップヌードルの全てを知ることができる「カップヌードルミュージアム」。パッケージを自分でデザインした自分だけのカップヌードルを作ることができます。
また「カップヌードルパーク」では、自分自身が麺となって製麺から出荷されるまでを体験できる珍しいアスレチックがあり、お子様もきっと大喜びです。
自分たちに合った家族旅行を楽しむ
GoToトラベルキャンペーンに東京都が加わることで、消費が1番大きい東京が動くことになります。経済の活性化につながることを願う一方、人の移動が増えることで感染拡大の懸念もあります。
コロナに対する思いは人それぞれ。コロナに気をつけながら旅行を楽しむ人、慎重に近場で日帰り旅行を楽しむ人、なるべく自宅周辺で楽しむ人。
不安な気持ちを抱えたままでは、家族旅行を楽しむことはできません。旅行へ行かず自宅で楽しむのも1つの選択肢です。しかし十分な感染症対策をしながらであれば旅行を楽しむこともできると思います。人出で混雑が予想される連休を避けて旅行へ行くのもひとつの手です。
感染「しない」「させない」ことに気をつけ、家族旅行を楽しめると良いですね。