成長過程にて様々な経験・体験ができる将来の財産にもなりうる「習い事」。多くは3歳前後~始める人が多かった習い事ですが、最近では0歳から始められる習い事も増えています。
周りに習い事を始める子供が増えると迷いや不安も出てくるものの、数ある習い事の中で、どんなことから始めたらいいか悩むパパ・ママはたくさんいます。
そこで、2020年最新版!子供に人気の習い事をランキングで発表します。習い事って数やればいい?費用はいくら?なにが人気なの?や、メリットだけでない、習い事のデメリットも併せてご紹介させていただきます。
子供に人気の習い事ランキング
2019年に調査された学研教育総合研究所によりますと、男女ともに人気の習い事は以下のようでした。
第一位:スイミング
第二位:学習塾
第三位:通信教育
第四位:英会話スクール
第五位:音楽教室
となりました。第一位に選ばれているスイミングは、低年齢~高学年の子供まで幅広く人気で、また、親世代である30年も前から選ばれいている、人気の習い事になっております。
また、現在では赤ちゃん期から通う事の出来るベビースイミングや、キッズを対象にした水泳教室など様々な年齢に対応したスクールがてきたのも、第一位に選ばれる人気の理由なのかもしれません。
学校でも水泳は科目として受ける事ができますが授業だけでは基礎や泳ぎ方を学ぶだけで、上達しないことが多く、運動神経をより良くしたい・集中力を高めたい・綺麗なフォームを学びたい・などの理由からスクールに通う子供が多くいます。
男の子の人気習い事ランキング
子供の人気習い事ランキングでは第一位にスイミングが選ばれましたが、男女別でのランキングをご紹介させていただきます。
男の子に人気でよく選ばれているランキングはこうなりました。
第一位:サッカー
第二位:野球
第三位:スイミング
第四位:空手
第五位:英語・英会話
でした。男の子のランキングでトップに来るのは、やはりサッカーや野球ですね。球技はどの世代でも不動の人気です。
次に多いのが武道や空手が人気です。ただ強くなるためではなく、集中力アップ・ストイック・精神的な成長に繋がると考えられているため、現在では3歳~でも始められる幼児コースや、本格的に大会なども行われるコースもあり、空手や武道も幅広い世代から人気の習いごとになっております。
第五位に入っている英語・英会話は、グローバル化が進んだこともありここ2-3年で入会者がかなり増えております。英語は小さいうちから学ぶ事で、発音や英語の意味を深く知ることができ、また、大人になってから学ぶより、吸収力の高い、年齢が小さいうちに習い始めるのがオススメです。
女の子の人気習い事ランキング
女の子の人気ランキングはこうなりました。
第一位:ピアノ
第二位:英語・英会話
第三位:スイミング
第四位:ダンス・体操
第五位:バレエ
となりました。どの世代の女の子からも不動な人気のあるピアノが第一位でした。ピアノを学ぶことで、音感はもちろん、音を感じる楽しさや歌を歌う楽しさにも繋がることから、親が通わせたい習いごとにも入るほど、人気な習い事です。
英語・スイミングは男女ともにトップ5に入るほど人気な習いごとで、両性とも年齢の若いうちから始める子供が多いようです。
女の子に人気な習いごとは、ダンスやバレエ、ピアノなど上記の中でどれか一つでも始めると他習いごとすべてに繋がってくる習いごとが多い印象です。ピアノを学ぶことで音感が鍛えられ、ダンスの時にリズムがとりやすくなったり、ダンスを学ぶことでバレエでの体幹を鍛えられることができます。
また、バレエを習うことで柔軟性・代謝の良い体作りができ、将来の健康にもつながってきますので、とてもオススメな習いごとといえるでしょう。
親が習ってほしい習い事ランキング
これから始める習いごと…何があるの?何歳からなにを始めたらいいの?と不安や迷いがあるのは親も同じ。そこで、子供に人気なだけでなく、親御さんの通ってほしいと思う習いごとランキングもご紹介させていただきます。
第一位:スイミング
第二位:学習塾
第三位:スポーツ
第四位:英語・英会話
第五位:書道
となりました。子供の人気な習い事ランキングでも一位だったスイミングは、親世代の「授業では上達できなかった・泳げて損はなかった」という声が多く、親が通ってほしい習いごとランキングでも第一位となりました。
二位となった学習塾については、学校の勉強についていけるようにするためだけでなく、学ぶ楽しさ・問題が解けたときの達成会・など学校の勉強だけでは学ぶことのできないものを学んでほしいからという声がみられました。
また、英語・英会話の習い事についても、学校で学ぶ英語だけではなかなか上達が難しい日常会話などもスクールに通う事で上達していく傾向にあることから、親の習ってほしいランキングでも上位のランクインとなりました。
第五位にある書道は、子供の人気習いごとランキングには入らなかったものの、字が綺麗というのは読みやすいだけでなく、将来の受験やテスト、入社試験などのも役立ち、字が綺麗というのはどこでもどんな時でもプラスの印象になることから、親が習ってほしいランキングに入っています。
習う側である子供本人は「自分のやりたいこと・楽しいこと」を選びがちですが、親からしたら「楽しいこと・将来に役立つこと」を念頭に習いごと選びをしていることが多いようです。
想いとは裏腹…習い事の掛け持ちによるデメリット
現在様々な習いごとが低年齢から始める事ができ、また、小さいうちからたくさんの経験をすることは早い段階で才能や能力を発見できることにもつながり、メリットがたくさんあります。
世界で活躍している方達はだいたい3歳や5歳から始めたのをきっかけにその習いに特化し、技術を磨き上げ、現在に至っていることが多く見受けられ「習いごとは小さいうちに」というレッテルが少なからずあるはずです。
記事の中でも習いごとを始めるなら大人になってからより吸収力の高い、小さいうちにとオススメしていますが、ただ、あれもこれもと一気に習いごとを始めてしまうことでデメリットも出てきます。
そこで、習いごとを掛け持ちすることでのデメリットも踏まえつつ、今のご時世だからこその習いごともご紹介させていただきます。
オンラインを受けてみよう
スイミングや体操など、直接指導を受けたほうが身に付きやすい習いごともありますが、英語・英会話やピアノ、学習塾などはオンラインという指導方法を採用しているところも増えてきています。
お互いカメラをセットし、不明点や間違ったところなどカメラを通してすぐにやり取りができ、実際に通わなくても学ぶことができるので、とても人気な受講方法です。
また、通うことがないため子供にとっても安心できる自宅での受講になり、尚且つ親にとっても送り向かいの手間や心配が減るので、オンライン受講はとてもオススメです。
体験レッスンをやってみよう
習いごとを始めるにあたり、いきなり「さぁやってみよう!」は子供にも親にも大きな負担になりかねません。ご自身にも得意・不得意があるように、子供にも得意・不得意は必ずあります。
初めてのことであれば「あれがやりたいけど自分にはできるかな?」そう思いながらのスタートが一般的だと思います。その「やりたい」を「できる」にするためにはまずなにをしたら良いのでしょうか。
それは、体験してみる!です。いきなり始めるのと、一回やってみてどんなものなのか実際に見て感じてから始めるのではその後の挑戦意欲・継続力・などの意欲にも繋がります。
現在ほどんどの習いごとに体験レッスンが設けられていますので、まずは子供がどんなことに興味を示すのか、才能を持っているのか、親自身も見極めてあげることのできる、体験レッスンから挑戦してみましょう。
習う側である子供の気持ちをみてみよう
親が習ってほしいことと、子供の習いたいことがありますが、習い始める前と後、子供の気持ちはどうなっているのでしょうか。
習い始める前は誰でもワクワク・ドキドキがあり「楽しい」がたくさんあると思います。しかし、習い続けることで「自分には合っていない」「本当にやりたいことではなかった」単純に「楽しくない」が出てくるのも当然だと思います。
そこで、習う側である子供の気持ちをもう一度考えてみましょう。
誰の為の習い事なのか考えて
子供の将来のことを考え、自分が得られなかった・できなかったことを、子供に習い事を始めさせる親御さんもいますが、まずは誰のための習い事なのかをもう一度考えてみましょう。
過去に自分が習っていたことでプラスになったという理由ならともかく、自分がしたくてもできなかったことやとりあえず何でもいいからという理由で始めさせる習い事に、良いことはあるかといったら難しいです。
学ぶ・習う・というのはあくまで「楽しい」が基盤にあってこそなのです。習う本人が楽しくない中通い続けても得るものはそうないと言えるでしょう。習いごとを始めた子供の様子や気持ちを汲み取ってあげながら一緒に楽しめることがあればいいと思います。
習い事を辞めたい
最初は楽しそうに通っていたのに、習い始めてから子供が元気がなくなってきたり、休みたいと言ってきたりすることはありませんか?また、辞めたいと言ってきたりはしませんか?
あんなに楽しそうに始めたのに…と戸惑ってしまったこともあるかと思います。そんな時はまずは辞めたい理由を聞いてみましょう。
単純に楽しくないという理由もあれば、先生との相性が合わない・違うことをしたいなどの理由もあるかもしれません。楽しくないのであれば、どうしたら楽しくできるのか、子供とだけではなく習い先や先生と話し合うことも大切です。
また、中には「周りと比べられるのが辛い」という理由もあります。そんな時は「比べる」ではなく「目標」にしようと声をかけてあげるのもいいかもしれません。誰だって比べられて良い気持ちしないですよね。子供の気持ちに寄り添う姿勢が大切です。
どうしても続けてほしい場合や、子供本人の辞めたい理由が明確でない場合は、これまでの努力を誉めてあげたり、習い続けることでのメリットを伝えるようにし「一緒に」頑張ろうというのを伝えてあげるものいいと思います。
習い事の費用
いろんな習いごとがありますが、費用って一体いくらかかるのでしょうか。ランキングで発表した五位までの種目でご紹介させていただきます。
・スイミング:入会金(平均5000~1万円)、月謝(平均5000~1万円)、他水着やキャップ、タオルなど別途
・学習塾:入会金(平均1~2万円)、月謝(平均2~3万円)、他教材費別途・私立向か公立向けや、集団・個別塾でも費用変動あり
・通信教育:入会金(平均8000~1万円)、年間(平均1~10万)
・英会話スクール:入会金(平均5000~2万)、月謝(平均8000~3万)、他教材費別途
・音楽教室:入会金(平均5000~2万)、月謝(平均1~3万)、他教材費別途
月謝だけでなく、入会金や教材費など別途費用もかかてきますので、家計と相談しつつ楽しくできる習いごとを見つけられるといいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。吸収力の高い、小さいうちから始める習い事はメリットもたくさんありますが、同じようにデメリットもあります。
また、習う=費用が掛かることですので、子供本人がやりたいといったこと、親がやってほしいことを家族で話し合いつつ、みんな一緒に楽しめて頑張れる習いごとを見つけるようにしましょう。
子供の将来のために、と我が子を大切に想っているからこそ、親の気持ちだけでなく子供が気持ちよく楽しく通える環境をつくってあげてくださいね。