野球やサッカー、バレエやピアノなど…子どもの習い事の種類はたくさんありますよね。
そのため最近では、小さい頃から習い事をしていたり、幼稚園や小学校くらいになるといくつも掛け持ちしていたりと、習い事をする子は増えています。
子ども同士、仲良くなったりライバルになったりする中で、ママ友とのトラブルもつきものです。
子どもの習い事なのに親同士がトラブルになるの?!と思うかもしれませんが、ママ友とのトラブルで悩む人は意外と多いのです…ここでは、子どもの習い事でのママ友とのトラブルについて、どんな事例があるのかご紹介します。また、なるべくトラブルに巻き込まれないための振舞いや付き合い方、トラブルになった時の対処法もまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
子どもの習い事でのママ友とのトラブル事例
習い事に通う際、長く続けていく中で、またお友達と親しくなる中で、様々な問題が発生します。
実際にどんな問題が起きているのか、主なトラブルをご紹介します。
行き帰りの送迎が原因でトラブルに?!
子どもが小さいうちの習い事には送迎が付きもの。
基本的には、自分の子どもの送り迎えは自分でする人が多いでしょう。しかし、仕事や兄弟姉妹の体調不良など急用で送迎ができないこともあります。そんな時、他のママにお願いすることも出てきます。また、家が近所だったり子ども同士仲が良かったりすると、送迎を交代で行っている人もいるようです。そういった場面で、行き帰りの送迎が原因で起こるママ友トラブルは、一方的に頼まれてばかりの人の不満が出てくることです。1回や2回ならまだしも、何度も、さらに気軽な感じで頼まれると、引き受ける方は良い気はしません。自分がお願いすることはないのに…と不満に思ってしまいます。また、車での送迎は万が一の事故も心配というママもいます。
こういったことから、ママ友に軽い気持ちで何度も送迎を依頼するのは、トラブルにつながることが多いのです。
レギュラーや主役に抜擢されて仲間外れに…
チーム制のスポーツや配役のあるバレエなどでは、実力や能力によってレギュラー、主役が決まります。
子どもたちが純粋に楽しんで頑張っている姿を親も素直な気持ちで見守り、応援してあげることが大切です。
しかしレギュラー、主役争いによって親の方がひがんだり嫉妬したりしてママ友間でトラブルになることがあります。例えば、後から入ってきた子に先にレギュラーを取られた、一緒に始めた仲の良い子が主役になったなど、我が子も頑張っているのになぜ…という嫉妬の気持ちが生じてしまいます。子どもがレギュラーや主役に抜擢されてから、他のママたちからも仲間外れにされたというトラブルもあるのです。
積極的に当番を引き受けるママvs引き受けないママ
特に、チームや団体など大人数で動く習い事は、当番や役割が設定されています。
会長・副会長・会計などの役割があり、引き受けると少なからず責任や負担は出てきます。しかし、誰かがやらなければいけないことです。みんなが平等に役割を引き受けたり、当番を分担できれば良いのですが、現実はなかなかそうはいかないようです。毎回のように当番を引き受けているママは、いつも任せっぱなしのママに対して不満を持っており、トラブルになってしまいます。逆に、あまり積極的すぎるママの場合、必要ないような当番まで作るということもあるようで、仕事で忙しいママからは非難の声があがります。そうなるとお互いの溝は深まり、ママ同士が分裂してしまうのです。
その発言危ないかも?!ママ友に嫌われるのはこんな人
子どもの習い事での付き合いとはいえ、親同士の集まりがあったり、試合や発表会で一緒になる機会はありますよね。何気なく言った言葉や行動がきっかけで、ママ友に嫌われてしまうことがあります。
ここでは、気を付けたい発言やどんな人が嫌われやすいか見ていきましょう。
①不満や子どもを比較するような発言が多い
習い事において、不満に思ったり我が子と他の子を比較したりすることは多少はあるかもしれません。しかし、自分の子どもが評価されないからといって愚痴を言ったり、あの子よりこの子の方ができるといった比較するような発言ばかりしていると、ママ友に嫌われる原因となります。
②自慢話をする
気づかないうちにしている可能性があるのが、我が子の自慢話。子どもがレギュラーや主役に抜擢されると、自分のことのように嬉しく舞い上がってしまう場合があります。自分で思っていなくても、相手には自慢話のように聞こえて、嫌われてしまいます。
③送迎のお願いが多い
トラブルになりやすい子どもの行き帰りの送迎。仕事の都合で一方的にお願いすることが多かったり、気軽にお願いしすぎることはママ友に距離を置かれる原因になるかもしれません。自分の子ども以外の送り迎えをすることは、負担に思うママが多いのです。
④待ち時間の雑談でしゃべり続ける
子どもが小さいうちは特に、習い事が終わるまでグラウンドや教室の外で待っている場合があります。その間の待ち時間に、ママ友にべらべらしゃべり続ける人は嫌われやすいようです。挨拶やちょっとした会話はするにしても、ずっと雑談し続けるのは苦手なママが多いのです。
ママ友とのトラブルに巻き込まれない付き合い方
ママ友との関係は、自分は普通に接していたり悪気はなかったとしても、ちょっとしたことが原因でトラブルになることがあります。面倒なことに巻き込まれないために、ママ友との付き合い方には気を付けたいですね。
ここでは、トラブルに巻き込まれない付き合い方をご紹介していきます。
自分の子どもの送迎は自分でする
子どもが小さかったり習い事を掛け持ちしていると、行き帰りの送迎は我が子だけでも大変です。そのため、他の子の送迎をするのを快く思わないママがほとんどです。
基本的には、自分の子の送迎は自分でするように徹底しましょう。仕事などで自分がいけない場合は、最初からママ友にお願いするのではなく、パパや祖父母を頼るようにしましょう。また、近所だからという理由で交代で送迎しないか誘われた場合も、なるべく断る方が無難です。どちらの方が送迎が多いとか、毎回の調整のやり取りが面倒だったり、トラブルになりやすいからです。どうしてもママ友に送迎してもらう時は、申し訳ない気持ちを伝えてお願いするようにしましょう。
集まりには基本参加し、役割は出来る限り引き受ける
親の協力を得ている習い事の場合、親同士の集まりや会議が開かれることがあります。そういった集まりには、基本的に参加するようにしましょう。仕事が忙しいママなど、習い事の集まりは面倒に思うかもしれませんが、参加するだけでも協力的である姿勢を示せます。どうしても参加できない場合は、会長など他のママに今回は行けない旨を伝えるようにしましょう。
また、役割や当番が順番で回ってきた場合には、出来る限り引き受けるようにしましょう。順番で行っているということは、みんなが平等に担当するようになっています。幼稚園や別の習い事など、他の役員と被ってしまって難しい場合は、次の年は引き受けるなど協力的であることを伝えるとより良いですね。ただ、集まりや役割に積極的すぎると自分がしんどくなってしまうので、他のママと同レベル程度に協力するくらいで大丈夫です。
習い事でのママ友と仲良くなりすぎない
習い事の場で出会ったママ友とは、仲良くなりすぎないのが賢い付き合い方です。
もちろん、挨拶をしたり、ちょっとした世間話をすることは大切です。また、気の合うママがいて、自然と仲良くなるのは悪い事ではありません。しかし、無理に仲良くなる必要はないのです。子ども同士は、親が間に入らなくても自然と仲良くなるので心配する必要はありません。習い事のママと個人的に遊んだり食事に行ったりすることになると、面倒に感じたり、その人の悪い部分が見えてくる可能性があります。お互いがライバルになったり競争したりする際に、仲良しがゆえに気まずくなったり嫉妬心が強くなることもあります。
子どもの習い事のママ友とは、習い事だけの付き合いと割り切って、ある程度の距離感を保つ方がやりやすいのです。
トラブルになってしまった時の対処法
自分の言動に気を付けていても、いろいろなママがいるので、トラブルに巻き込まれてしまうことはあります。
仲間外れや無視をされるようになった場合は、まず自分に悪いところがなかったか振り返ってみてください。送迎を一方的にお願いしている、我が子の自慢話ばかりしているなど思い当たることはありませんか?思い切ってママ友と話し合ってみると、お互いに誤解が解けて問題が解決する場合もあります。しかし、嫉妬やひがみなどで一方的に嫌がらせされている場合は、相手にしない、無視することも重要です。
ママ友同士だと間に入ってくれる人がおらず、なかなか解決しづらいことが多いです。
トラブルになってママ自身が辛くなった時は、思い切って習い事を辞めるのも1つです。親同士の悪い雰囲気は、子どもは敏感に感じ取ります。そんな状況で習い事を続けていても、子どもにとってプラスになりませんから新しい環境に移ることも大切です。子どもは案外すぐに新しい環境にも慣れて楽しめるので、自分のせいで辞めさせてしまったと責任を感じすぎる必要はありません。
習い事だけの関係と割り切って付き合おう
子どもの習い事でのママ友トラブルについて、実際に多いトラブルの事例やトラブルに巻き込まれない付き合い方などご紹介しました。
習い事は、子どもがやる気があって楽しんでいることが一番で、ママ友との付き合いは必要最低限で問題ありません。
トラブルに巻き込まれて要らない悩みを増やさないように、自分の言動には気を付けておきたいですね。
最後まで読んできただき、ありがとうございました。