妊娠したら肌荒れする!?つわりと同じ割合で起こる肌荒れ原因と対策

妊娠・出産

妊娠初期にプレママを悩ませる肌荒れ。

ただでさえ、不安になりやすい妊娠初期。ママになったとはいえ、肌荒れは女の敵ですよね。

 

反対に「妊娠したら、肌荒れどころか、肌の調子が良くなった!」という方もいらっしゃいます。

実は肌荒れも肌改善も妊娠による女性ホルモンの変化の急激な変化が原因。

 

まずお伝えしたいのは、妊娠による肌荒れは、ホルモンバランスの変化による生理的なものですので出産後は多くの方が元通りになる!ということ。

安心してくださいね。

 

そして、この肌荒れを含む肌の変化は妊婦の約8割の方が実感しているそう!

ひどいつわりを経験する妊婦さんも約8割といわれているので、つわりと肌荒れはほぼ同じ割合で起こりえることなんですね。

 

そんな妊娠初期の肌荒れを乗り越えるために、まずは正しい知識と対策を知っておきましょう。

正しい知識はあなたの心をちょっと軽くするはずです。

赤ちゃんの健やかな成長のためにも、正しい知識と対策を!

是非参考にしてみてくださいね。

妊娠初期の肌荒れ・肌の変化、どんなことが起こるの?

代表的な肌の変化は以下のようなものです。

  • ニキビ、吹き出物
  • 脂っぽくなる
  • 乾燥しやすくなる
  • シミができやすくなる
  • そばかすが目立ちやすくなる
  • 肌が敏感になる、かゆみがでてくる

 

どれも、乙女としては耐え難い症状…!

イメージとしては、生理前に起きる肌荒れが長期間続くという感じです。

 

もう一つの特徴としては、オイリー肌、乾燥肌、混合肌、どのタイプのお悩みがやってくるかは、その人によって違うという点。

 

「普段からオイリー肌なのに、更に脂が!」「さらに乾燥がひどくなってしまった!」という人もいれば、「妊娠前は乾燥肌だったけど、妊娠してちょうどよく脂がでるようになって肌がきれいに!」という方がいるのも頷けますね。

 

いずれにせよ、肌の状態が妊娠によって大きく変化していることは明白。

それゆえに、妊娠前のスキンケアが全く合わないなんてこともしばしばです。

 

もし、すでに肌の変化を感じているという方は、自分の肌が“どのように変化しているか”を見極めてあげてくださいね。

 

過度なストレスを感じる必要はありませんよ。

あなたの体に向きあって、受け止めて、対策を練っていきましょう。

妊娠すると起こる肌荒れ・肌の変化の原因は?

妊娠時の肌荒れの原因を一言でいえば、ホルモンバランスの変化によるものです。

他にも、食生活の変化、妊娠による不安やストレス等が考えられるといわれています。

冒頭でも言いましたが、正しい知識は心を軽くするはず。

少し聞きなれない言葉もありますが、目を通してみてくださいね。

 

原因①ホルモンバランスの変化

妊娠すると、女性ホルモンの分泌量が増えるのはなんとなくイメージできるかと思います。

 

大きくは、2つの女性ホルモンの分泌量が増加しているといわれています。

✓エストロゲン(卵胞ホルモン)

→美肌作用、子宮を厚くする、母乳を作る準備、体毛を濃くする

✓プロゲステロン(黄体ホルモン)

→妊娠の維持、皮脂の分泌、メラニンの生成を促す、ターンオーバー・消化器官の動きを鈍らせる

 

この2つの女性ホルモンは、生理周期によって増減を繰り返しており、実は妊娠前から大変お世話になっているホルモンなんですよ。

 

「ダイエットは生理後がオススメ」という話はよく聞きますが、それは女性らしい体をつくる”エストロゲン”が増加する時期だから。排卵後には”エストロゲン”は減少していき、プロゲステロンが増加していくという周期になっています。

 

生理の前後でも、ホルモン量の変化があるのだから、妊娠時はさらにその変化が急激であることは想像できますよね。それによる肌の変化も多少は仕方ないのです。

 

出産後はホルモンバランスも通常時に戻って、肌も元に戻っていきますので、安心して今できることをしていきましょう。

 

 

原因②栄養バランス・食事の偏り

「決まったものしか食べられない」「炊き立てのお米のにおいがダメで…」など

個人差はあれど、妊婦さんの食生活はどうしても偏ってしまいがち。

 

妊娠中に限らず、食生活が乱れてしまっては、肌へ影響がでることは当たり前ですよね。

 

赤ちゃんのためにはバランスのよい食事が大切なのはわかっていても、どうしても食べられないときだってあります。

 

でも、無理に食べようとしてストレスを感じてしまうのは逆効果!

 

食べられるものをしっかり食べて、その時にできるだけの栄養を摂りましょう。

つわりなどがおさまって、ある程度食べられる時期になったら、バランスの良い食事を心がければ大丈夫!

 

 

原因③便秘による不調

女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)には、

子宮の赤ちゃんを守るために消化器官の働きを鈍らせる働きがあります。

それにより、便秘気味になってしまうんです。

 

体の中の悪いものを外に出せないとなると、肌表面へ表れてしまうことは容易に想像できますよね。

肌荒れもなかなか治りにくい状況になってしまいます。

妊娠による肌荒れが起きる前の予防と対策

「妊娠中は赤ちゃんを守るために、体・肌の変化は致し方ない」ということは、ご理解いただけたかと思いますが…。

それでも、できるだけ美しくありたいのが女の性。

 

予防や対策として、どのようなことができるのでしょうか。

紹介していきますね。

対策①水分補給は過度なくらいでOK!

便秘解消のためにも、水分補給は多すぎると感じるほどで大丈夫。

 

赤ちゃんの羊水・栄養を保つため、妊婦さんの体は常に水分不足といっても過言ではありません。

つわりなどで嘔吐してしまう場合はなおさら水分・栄養不足が心配です。

 

水や妊婦さん向けのお茶、ルイボスティーなどでしっかりと水分補給をしましょう。

 

注意してほしいのは、ジュース等の甘い飲み物の摂りすぎ。

水分を摂ることは大切ですが、同時に糖分を摂りすぎてしまっては逆効果!

ニキビや吹き出物など、肌荒れの原因になってしまいますので、気を付けて。

 

 

対策②敏感肌用スキンケアを!

何より、無添加・無香料など刺激が弱いアイテムを選ぶことが重要!

特に化学成分が含まれない、アルコール刺激の低い、自然由来のスキンケアがおすすめです。

 

いつもの化粧品が合わないと感じると、どうしても高いスキンケア用品に頼りたくなります。

しかし、それでは逆効果になることも。

 

妊娠中の肌はとっても敏感!!

高級な美容液などは過度な栄養になってしまうこともしばしば。

ここは、ぐっとこらえて肌に優しく負担の少ないアイテムを選びましょう!

 

 

対策③ボデイケアも低刺激&保湿を心がけて。

妊娠中は汗をかきやすいため、清潔を保つことが一番です!

お風呂はぬるめのお湯で刺激を減らしてあげるのがオススメ。

 

ボディソープなども低刺激のアイテムを選んでくださいね。

ゴシゴシとこするのではなく、泡立てネットなどでもこもこ泡を作って、優しく洗ってあげることで刺激を抑えることができます。

 

お風呂上りも、全身を保湿してあげましょう。

クリームなどを、指先だけでなく、手のひら全体でゆっくりと円を描くように馴染ませてあげてください。

気になる妊娠線の予防になるほか、リラックス効果、ストレスケアにも繋がるといわれています。

 

 

対策④メラニン対策!!UVケアをしっかりと。

プロゲステロンの働きで、メラニン色素が活性化してしまいます。

それにより、シミやそばかすが目立ったり、乳輪などの黒ずみが起こります。

 

妊娠中は弱ったお肌を守るためにもUVケアをしっかり行いましょう!

 

その際、日焼け止めも刺激の弱いものにすることが重要。

わかりやすい表示がSPF値。

SPF値が低い日焼け止めを重ね塗りしたり、こまめに塗りなおすことを心がけることで、肌への負担を最小限にしっかりと紫外線対策をすることができます。

 

また、基本の紫外線対策として、帽子やストール、UVカットのパーカーなども併用するとおすすめです。

 

対策⑤不要なメイクはしないように…

「外出時のメイクは必須!」かと思いますが…、肌への負担を考えて、不要なメイクは控えてみてください。

お仕事等でメイクが必要な方は、これを機に香料や防腐剤を控えた、肌に優しいアイテムに変えてみるのもおすすめです。

 

また、休みの日は肌のお休み日を作ってあげるのもよいかもしれませんね。

メイクは控えますが、外へ出る時は帽子やSPF値の低い日焼け止めを使用して紫外線対策は行ってくださいね。

 

対策⑥加湿して!乾燥予防はしっかりと。

妊娠中に限らず、肌荒れの原因も改善のポイントも加湿と保湿にあります。

 

特に冬場は加湿が大切。

優しいケアと同時にしっかりと加湿をすることで、肌にたっぷりと水分を残すことができます。

特に「最近、乾燥が気になる…」「乾燥しやすい肌に変化しているかも」と感じている方は、

加湿器の活用や濡れたタオルを部屋に干しておくなどして、しっかりと加湿してあげてくださいね。

 

 

対策⑦睡眠をしっかりとって、自律神経を整えよう

健康な肌は、健康な生活から。皆さん身をもってご存じですよね。

睡眠が大切な理由は、寝ている間に、肌をきれいに保つための成長ホルモンが多く分泌されるから。

 

睡眠不足に陥ると、自律神経も乱れてしまいます。

自律神経の乱れは、疲労感やストレスなどの精神状態とも大きく関係してきます。

前向きでストレスフリーな妊娠生活を送るためにも、しっかりと睡眠をとってくださいね。

 

 

対策⑧ビタミンCとビタミンEを摂って内側から綺麗に!

ビタミンCにはメラニン色素の発生を抑える作用があり、合わせて抗酸化作用もあるそうです。

主に、生野菜や果物などに多く含まれていますよね。

 

ビタミンEと一緒に摂ることで体にも吸収されやすくなります。

ビタミンEも緑黄色野菜などに多く含まれていますよ。

 

バランスのよい食事が一番ですが、普段より意識的に野菜、ビタミンを摂ってみるのはいかがでしょうか?

 

妊娠中の肌荒れには、優しい心とケアで労わって。

妊娠中の体は、特別な状態。

不安なことや不調がたくさんありますが、それも出産が終われば、元に戻ることがほとんどです。

 

肌荒れに関しても、今、できることだけで構わないのです。

・水分をたっぷりと摂る

・食べられるときにバランスよく食べる。

・しっかりと睡眠をとる

・低刺激なアイテムを活用する

・紫外線対策をする

・加湿&保湿をする

 

しかも改めてみると、いつものケアを低刺激の優しいものに変えてあげたり、たっぷり摂るだけで充分。

ちょっとした女磨きにも繋がりそうですよね。

 

また、やさしいケアアイテムは出産後にも引き続き使うことで、赤ちゃんとの触れ合い時に赤ちゃんに与える刺激も優しいものになりますよ。

 

優しい心で、自分の体を少し見つめてあげてください。

 

 

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この記事を書いた人
のん

現在小学5年生の息子と夫の3人家族。
令和3年1月に11年ぶりの出産をひかえています。
毎日喧嘩ばかりの母と子ですが、3人で過ごす残り少ない時間を大切に…と思いつつ怒鳴り声が響いているにぎやかな我が家です(^u^;)

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