生後から約30日経つとお宮参りをするという方も多いです。
お宮参りには、母子ともに出産を無事に終えられたことを感謝すると共に、子供の健やかな成長を祈るという意味があります。
しかしコロナ禍でご祈祷を執り行っても大丈夫なのでしょうか?
イベントは大事ですが、それが原因で赤ちゃんが病気に感染するのは良くありません。
そこで今回はコロナ禍でお宮参りを行っても大丈夫なのかどうか紹介していきます。
感染のリスクを下げてご祈祷を執り行う方法も紹介しているので参考にしてください。
お宮参りをコロナ禍でしても良いの?
コロナ禍でお宮参りをするのはおすすめしません。
その理由は以下の3つです。
- 出産から1か月はママの体力が回復していない
- 赤ちゃんは生後1か月では免疫力がほとんどない
- 費用もかかる
ではこの3つの理由について具体的に見ていきたいと思います。
おすすめしない理由①ママの体力が心配
出産は非常に体力や気力を使います。
そのため生後1か月前後で外出するほどの体力が元に戻らない方も多いです。
さらに生まれて間もない赤ちゃんは手がかかります。
夜泣きの対処や授乳などを毎日行わなければいけません。
出産から体力が回復していない中で、これらのことをする必要があるので体力的に難しいのです。
このように体力が元に戻っていない状態で外出すると感染率も上がるかもしれません。
無理をして外出をしたのに病気に感染してしまうと危険です。
もしコロナ禍でお宮参りをするならママの体力も考慮しましょう。
おすすめしない理由②赤ちゃんの体力も心配
生後1か月の赤ちゃんは一般的に免疫力が高いと言われています。
実は赤ちゃんは出産の際にママから抗体を譲り受けているので生後6か月までは免疫力が高いのです。
お宮参りは生後1か月なので理論的には病気になる可能性はあまり高くありません。
ただコロナウィルスは今だ明らかになっていないところが多い未知の病です。
もし感染すると、生後1か月なら体力もないので死亡率が上がってしまうかもしれません。
万が一のことを考えるとコロナ禍では執り行わない方が良いでしょう。
おすすめしない理由③お金もかかる
お宮参りはご祈祷、写真撮影、衣装の用意、食事会など費用がかかります。
利用するスタジオや神社によって料金は異なりますが、少なくとも数万円は必要です。
安い値段ではないのでコロナによる外出自粛で仕事がなくなった方には厳しいでしょう。
またスタジオの予約などが必要なので手間もかかります。
このようにコロナ禍のお宮参りは危険性が高いので基本的にはおすすめしません。
ただご祈祷を済ませておきたいという方もいるでしょう。
神事は済ませておかないと縁起が良くないと思う方も多いはずです。
そんな方は以下の対策を参考にしてください。
コロナ禍のお宮参りができない時の対策
コロナ禍でもご祈祷をしたいという方は以下の方法がおすすめです。
- 郵送で済ませる
- ご祈祷を簡素化する
- 他のイベントと一緒に行う
- 時期をずらす
ではそれぞれの対策について見ていきましょう。
対策①郵送で済ませる
お宮参りは神社に行って、ご祈祷をしてもらった後にお札やお守りを受け取るという流れです。
ただし中には神社でご祈祷してもらったお札やお守りは郵送で送ってもらうこともできます。
流れとしては神社のホームページで、ご祈祷をお願いする申込用紙をダウンロードします。
その後に初穂料を指定の口座に振り込むとご祈祷をしてもらうことが可能です。
ご祈祷が済んだ後にお札やお守りを送ってくれるので、申し込みから数日でご祈祷が終わります。
このように外出をしなくてもご祈祷はできるので、お札やお守りなどイベントを形として残したい方にはぴったりでしょう。
対策②ご祈祷を簡単にする
お宮参りというと、ご祈祷以外に写真撮影や食事会など盛りだくさんです。
しかしこれらのほとんどのことは行わなくても構いません。
神社に行ってお参りするだけでも効力はあります。
例えば自宅近くにある神社に行き、サッとお参りをして帰ってくれば、コロナに感染するリスクも減るでしょう。
ただ簡素化する場合はイベント感がなくなります。
外出してサッと帰ってくるだけなのでちょっと寂しい感じがするかもしれません。
一大イベントにする場合は自宅で食事を豪華にしたり、衣装を用意して撮影会を行うのも良いでしょう。
対策③他のイベントと一緒に行う
お宮参りの場合は生後1か月程度で行いますが、そのほかにもイベントはあります。
例えば生後100日で行うお食い初め、初節句や初めての誕生日など、たくさんあります。
コロナ感染のリスクを減らすためにも、一括で行うのも一つの手段です。
実はお宮参りとお食い初めを一括にして執り行う人は結構いるのです。
そのため無作法ということもありません。
また一括に行うと、イベントの回数が1回減るので費用も節約できます。
その分1回のイベントを豪華なものにもできるので、まとめてイベントを執り行うメリットは多いです。
病気に感染するリスクを減らすためにも、一括でイベントを済ませることを検討してみるのも良いでしょう。
対策④時期をずらす
お宮参りは生後1か月に行うものですが、実は時期をずらして行う方も多いです。
その理由は季節的なものであったり、ママの体力など人によって事情は異なります。
生後1か月は体力がないので外出させることに抵抗を感じる方も多いようです。
子供の安全性を優先するために生後3カ月から半年までに行う方もいます。
そのためコロナが心配だという方は時期をずらしても良いでしょう。
ただ時期をずらしすぎると他のイベントとかぶることもあります。
イベントを別々に執り行いたい方は気を付けましょう。
以上がコロナ禍のお宮参り対する方法です。
自分たちの都合に合った方法を選ぶと良いでしょう。
またオンラインで済ませるという方法もありますよ。
コロナ禍のお宮参りはオンラインで済ませるのもあり!
近年、コロナの影響もあってオンライン化が急速に進み、何でもオンラインで行うことができます。
そのサービスの一環にオンライン神社というものもあるのです。
オンライン神社ではお宮参りを自宅で完結させられます。
以下は、とあるオンライン神社で手続きをする方法です。
- オンライン神社公式サイトからお願い事を絵馬に託す
- お願い事が神社で祈祷される様子をライブ配信で視聴する
- ご祈祷後スマホに御朱印の待ち受け画像が届く
このようにお札がものとして残らずデータとして残るというのもオンライン神社の特徴です。
オンライン神社なら自宅で受けられるのでコロナ感染のリスクもありません。
さらに、忙しい方も自宅から受けられるので、ご祈祷の時間を空けられないという方にもおすすめです。
安全にお宮参りを済ませたいという方はオンライン神社を利用するのも良いでしょう。
ただオンライン神社は期間限定で行っていることが多く、場合によっては利用できない可能性もあるので気を付けておきましょう。
まとめ
コロナ禍でするお宮参りの危険性について紹介していきました。
お宮参りは出産から1か月程度で行うので、ママや赤ちゃんの体力的に考えても厳しいかもしれません。
そんな方は以下の方法で執り行うと良いでしょう。
- 郵送で済ませる
- ご祈祷を簡素化する
- 他のイベントと一緒に行う
- 時期をずらす
- オンライン神社を利用する
これらのやり方ならコロナに感染するリスクが少ないので、安心してご祈祷を済ませられます。
自分に合った方法でコロナのリスクを回避しながら、思い出深いイベントにできることを祈っております。