妊活!妊娠!部署の異動希望は出せる?異動させられることはある?

ライフスタイル
子育て相談サイト「mampapi/マムパピ」は、インスタグラムも運営しております。
フォローして、妊娠育児その他たくさんお話ししましょう⭐︎
インスタグラムはこちらから

働く女性の多くが抱えているのが、妊娠に関連した悩みです。

妊活や不妊治療を開始したいけれど、今の部署だと仕事との両立が難しそう。

妊娠してから今の仕事を継続できる自信がないけれど、妊娠前に部署の異動希望を出した方が良いのだろうか?
妊娠したら別の部署に異動させられてしまうのでは?
せっかく異動希望を通してもらったのに、すぐに妊娠してしまったら申し訳ない。
マタハラにあったらどうしよう…等々、働く女性の妊娠関係の悩みは尽きません。

ここではそんな中でも、妊娠を巡る部署異動問題について取り上げていきます。
困ったときにはぜひ参考にしてみてください。

妊娠したい!部署の異動希望は出せる?

妊娠したい…。多くの女性が持つこの願い、働く女性も同じです。
ただ、職場、部署によっては、妊娠後今までと同じように仕事ができるかどうか不安があり、妊娠を躊躇してしまっている女性もいるのではないでしょうか。
妊娠中も安心して仕事が続けられるよう、妊娠前に負担の少ない部署への異動希望を出そうか迷っている方もいると思います。

また、なかなか妊娠できず、妊活に専念するためにもう少し体力的負担や精神的ストレスが軽減できる部署への異動希望を出したいと考える人もいると思います。

そんな場合、部署への異動希望を出すことは可能なのでしょうか?

まずはじめに、あなたの妊娠したいという意志はどのくらいでしょうか?

もしも近い将来、絶対に妊娠したいと考えているのであれば、上記の悩みは今すぐにでも上司に相談した方が良いと思います。

職場の人たちに迷惑をかけたくないと考えるのであれば尚更、自分の希望を伝える事を躊躇するのではなく、積極的に相談してもらった方が会社にとってもありがたいはずです。
妊娠し、つわりが酷くてどうしようもなくなってから異動希望を出されたり、欠勤が続いてしまう前に、会社としても早めに対策が考えられた方が安心です。

当然ながら会社は会社の運営、利益のことを第一に考えます。同僚や、他のスタッフのことも考えてくれます。ある事業に失敗しても、またやり直すことができます。そして、会社のことを考えてくれる人はたくさんいます。
ただ、あなたの人生は一度きりです。妊娠できる期間も限られています。あなたの人生、そしてあなたの赤ちゃんのことは会社はそれほど熱心には考えてくれませんし、責任も取ってくれません。
会社ではなく、自分のことを優先して考えても全く問題ありませんし、むしろ、今はそれが必要な時です!

妊娠しました!部署の異動希望は出せる?

では、実際に妊娠した場合、現在働いている部署が体力的、または精神的につらい等の理由で異動希望は出せるのでしょうか?

妊娠中は、初期のつわりから始まり、様々な体調の変化があります。そしてその症状も人により様々。全く苦痛な症状がなく、妊娠していないときと同じ生活、同じ仕事ができる妊婦さんもいますし、体調が優れず、起きあがることさえ難しくなる方もいます。

また、妊婦さん自身に症状がなくても、妊娠の経過や赤ちゃんの状態によっては医師から安静の指示が出る場合もあります。

では、もしも妊娠中に現在働いている部署での勤務が困難になった場合、部署異動の希望は出せるのでしょうか?

こちらについては労働基準法という法律で対処方法について表記されています。

労働基準法・第64条では、重いものを取り扱う業務や有毒ガスを発する場所での勤務禁止について示されています。
また第65条では、妊婦さんが希望した場合、職場は軽易な業務への転換をしなければならない旨が書かれています。
全ての職場がこの労働基準法という法律を守らなければならないため、今現在のお仕事が辛い場合は職場にぜひ申し出てください

部署の異動希望を上司が聞いてくれないとき

部署の異動希望を上司に相談したにもかかわらず、上司が聞いてくれない時はどうしたら良いでしょうか。

まず、上司はあなたの希望をどう受け止めたのでしょうか?
部署異動を考えているのですが…検討しているのですが…など、言葉を濁したことで、どうしても部署を異動したいという意志が伝わっていない場合、上司も問題を真剣に捉えておらず、部署異動については保留にしている場合があります。

上司からの返事がなかなかない場合は、遠回しに言葉を濁すのではなく、具体的に勤務が困難な理由を伝え、上司に意思が伝わるようにはっきりと伝えましょう。

その際は、自分の体調について説明するのはもちろんですが、会社に迷惑をかけないように、妊娠中という立場でも少しでも会社に貢献したい旨や、会社に前向きな姿勢を伝えると上司もより希望を受け入れやすくなるかもしれません。
具体的な例や場面を出し、このようなことで周囲のスタッフに迷惑をかけてしまっているので…等、周囲のスタッフへの気遣いも添えると良いでしょう。

それでも上司が動かない場合は、産院の先生に相談し、診断書を書いてもらいましょう。産院の先生は、お腹の赤ちゃんとお母さんの体調を最優先して相談に乗ってくれます。体力的に辛い場合だけでなく、精神的なストレスが大きく、負担になっている場合にもぜひ相談してみてください。

異動等の希望を受ける側の上司も、あなたの希望を聞いて戸惑っている場合もあります。優秀な人材を手放したくない、異動先がなかなか決まらない…等、上司は上司で悩んでいて、なかなか希望を聞いてあげられない状況にあるのかもしれません。

ただ、やはりおなかの赤ちゃんを守れるのはお母さんだけです。

実際に何かあった時に、職場や上司が責任をとってくれるわけではありません。
なかなか上司が動いてくれない場合は、人事に直接相談に行ってみても良いでしょう

会社側から他の部署に異動させられてしまうことはある?

では逆に、妊娠したことで会社側から希望ではない他の部署に異動させられてしまうことはあるのでしょうか。キャリアを積んだ場所、仕事内容にも慣れて働きやすい場所、そして、仲の良いスタッフがいる場所…そんな慣れ親しんだ部署から、まったく希望していない新地へ異動させられてしまうのは困りますよね。

ただ、先ほどの労働基準法65条には、妊娠中、請求時には軽易な業務に転換することができる旨が記されていますが、それはあくまでも妊婦さん側が請求した場合のみに限られます。
よって、会社側が職員の希望なしに部署の異動を勝手に決めることはできません

部署異動をせず、今の職場で頑張る道を見つけるには?

仕事は辛いけれど今新しい部署に異動する勇気がない・今の部署を変えたくない・異動希望が通らなかった、そんな場合に妊婦、そして現在の職場で一スタッフとしてお仕事を続けていくにはどうしたら良いのでしょうか。

まず、法律には妊婦さんに対してどのような対応をすべきかが書かれています。そちらを理解し、有効に活用していきましょう。
労働基準法65条には、請求時には軽易な業務への転換が可能なことが記されていますし、また男女雇用機会均等法の第12条には、保健指導や健康診断を受診するために必要な時間を確保しなければならないこと、第13条には、医師等から指導を受けた場合は、勤務時間の変更、軽減等の措置を取らなければならないことが書かれています。
そして、どの職場にも労働法や労働規制は必ずありますので、この機会に見直してみましょう。

それらを上手に利用し、妊婦検診に必要な時間を確保してもらったり、つわりの出現状況によって勤務時間の変更をしてもらったり、また体調が安定するまでは勤務時間を減らしてもらうことができます。

そして、労働基準法66条には、妊娠中の時間外労働の禁止、休日労働、深夜業の禁止についても記されています。ただ、やはりここでも、請求時に…と書かれていますので、こちら側から請求しなければ会社側は動いてくれないということも頭に入れておきましょう。

パートナーの休暇や異動希望は出せる?

妊娠、出産に関してはどうしても女性側の悩みが増えてしまうのは働く女性でも同じです。
もしも体調や仕事に関する悩みがある場合は、パートナーにも悩みを相談しましょう。
ちなみに、女性の体調や悩みに関しては男性は全く分かりません。想像、理解するのも非常に困難です。そもそも、男性の脳は女性のものとは違うからです。よって、こんなに辛そうにしているのに!こんなに大変なのに!と思っても、体調や心理については説明しなければ理解を得ることはできません。
また、訴えているつもりでも、聞いていないことが多いのも男性の特徴です。
ただ、しっかりと話をする時間を作り、体調がどうなのか、自分がどうしたいと考えているのかを説明すれば、パートナーとして、またパパとして理解しようとする努力はできます。

どうせ分かってもらえないから…と、悩みを自分だけで抱えようとせず、相手に自分の状況を理解してもらった上で話し合いをしましょう。
自分の職場の協力を得るとともに、パートナー側でも職場に相談することで、協力できることが増えるかもしれません。

妊娠に関わる部署トラブル、人間関係、マタハラ問題

妊活をしたい場合でも、妊娠をした場合でも、必ずと言って良い程出現するのが人間関係のトラブルです。
実際のところ、職場に妊活をしている人や妊婦さんがいた場合、その人の分の仕事の負担が他のスタッフに回ってしまうのが現実です。
特に、妊娠・出産を経験したことのない女性や、子どもを持っていない男性の理解を得るのは大変なことです。
自分も子どもが欲しいと思っている女性スタッフにとっては複雑な心境でしょう。嫉妬心もありますし、優しくしてあげたい気持ちがあっても自身の中に葛藤があり、なかなかできずに悩んでいる人もいます。自分自身がその立場になったことのある女性なら良く理解できると思います。

そんな職場の人間関係の問題や、マタハラ問題を避けるためにはどうしたら良いのでしょう。
それは、他スタッフの気持ちを理解し、思いやりの気持ちを常に忘れないようにすることです。
新しい部署へ異動になったにしても、また現在の部署で頑張るにせよ、手が空いている時には周囲への声かけをし、無理しない範囲内でできる仕事はすすんで引き受けるようにしましょう。そして、助けてもらった時には他スタッフへの感謝の言葉は忘れないようにしてください。協力を得ているスタッフへ、感謝の気持ちを込めての差し入れも良いでしょう。
周りから助けがもらえることはありがたいことであり、当たり前のことではありません。

それでもどうしても妊活中の人や妊婦さんに優しくしてあげられない人もいます。その人たちはその人たちの悩みがあり、他者の気持ちや立場を理解できない、または理解したくない状況にある場合もあります。独身女性の多い職場で働いている場合は余計大変だと思います。ただ、優しくしてあげられない彼らも、きっと心穏やかではないはずです。そんな彼らの心理を理解しようとしてみると、少し落ち着くかもしれません。

そして、妊活、妊娠中はホルモンの関係から感情的になったり、精神的にも不安定になりがちです。そんな中で、同僚の顔色や、心ない言葉、あからさまにつかれるため息など、細かなことにも敏感になってしまいがちです。ですがそれは、変化しているホルモンのせいかもしれません。そんな自身のホルモン事情も頭に入れ、他者からの気になる言動があっても、なるべく聞き流せる努力をしましょう。
気にせず、イライラしないこともおなかの赤ちゃんのために大切です。

そして、パートナーや家族、友達や同僚など、悩みを相談できる人がいたらぜひ相談に乗ってもらって下さい。頼れる上司であれば、上司に相談するのも良い解決方法になるかもしれません。

新しい命の芽生に向かって取り組んでいる女性、おなかの中の赤ちゃんを全力で守ろうとする女性、今は人生の中の、大変ながらも繊細で、とても素晴らしいひとときを歩んでいます。
今、この年齢のこの時は一度きりしかありません。周囲の人の協力を得ながら、大事に大事に生きましょう!

 

マムパピのインスタグラムについて

mampapi-マムパピでは、2児の娘を持つママさんがインスタグラムにて、子育てママのお話を受け付けております。

妊娠・子育て中のお悩みや、育児のアドバイスなどDMやコメントで気軽にお話ししましょう♩

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました