離乳食であーんをしない理由とは…対処法もご紹介します

子育て・育児

赤ちゃんは生後6カ月頃にミルクから離乳食に移行すると言われています。

離乳食で栄養を摂取するようになるので、きちんと作らなければいけません。

しかし料理を作ったのに子供が「あーん」をしないことがよくあります。

せっかく苦労して作ったのに進んで食べてくれないとイライラする人もいるでしょう。

そこで赤ちゃんがあーんをしない理由をご紹介します。

ご飯を食べてくれなくて不安に感じている方はぜひ参考にしてください。

子供が離乳食であーんをしない理由とは

子供があーんをしてくれない理由は以下の原因が考えられます。

  • 口が発達していない
  • 食べ物のサイズが大きい
  • 好き嫌いが出てきた

ではこの3つの原因と対処法について詳しく見ていきましょう。

原因①口が発達していない

生後6カ月程度なら口が発達していないことがあります。

離乳食の場合はミルクと違って吸えないものが多いです。

赤ちゃんはミルクや母乳を吸う「吸てつ反射」という能力を持っています。

しかし離乳食になると吸てつ反射が使えません。

最初は口に入れてくれるかもしれませんが、赤ちゃんがご飯を吸えないと分かって口に入れた物を戻す(押し出し反射)ことがあります。

その結果あーんをしないということです。

このように離乳食を始めたての時には口が発達していないことが原因と考えられます。

この場合は無理せずに、一度離乳食を中断して口の機能が発達するのを待った方が良いです。

例えば1週間ほど待つことによって、押し出し反射が改善されているかもしれません。

ある程度時間を空けてからもう一度トライしてみるとあーんしてくれるかもしれません。

原因②食べ物のサイズが大きい

食べ物のサイズが大きいとあーんをしないことがあります。

離乳食を始めたばかりの時は歯が発達していないので、比較的噛む能力が要らないおかゆやすりつぶした野菜などが多いですよね。

しかし赤ちゃんは成長するにつれて、徐々に大人が食べるようなものを食べ始めます。

例えば、すりつぶした野菜からシャキッとした食感がある野菜に変わる場合、それに伴って食べ物のサイズが大きくなります。

その結果、突然あーんをしなくなるということです。

ご飯の内容を変えて突然食べなくたった時は以前の食事に戻すと食べるようになります。

そしてすりつぶした食べ物の中に少しだけみじん切りをしたものを入れてみましょう。

そうするとサイズが変わっても食べてくれることがあります。

そこから徐々にみじん切りの量を多くして、最終的に大きなサイズの野菜も食べてくれるでしょう。

原因③好き嫌いが出てきた

離乳食が進むと子供に好き嫌いが出てくるのでそれが原因であーんをしないことがあります。

例えば今までは普通に食べていたのに、ある日突然そっぽを向かれることも多いです。

このように突然食べなくなると不安に感じる方も多いかもしれませんが、これは正常な成長なので安心してください。

子供は脳が発達していくと好きなものと嫌いなものが判別できるようになります。

その結果、嫌いな食べ物を与えられた時にあーんしなくなるということです。

ただ嫌いなものも食べてほしいというのが親の思いでしょう。

そんな時は味付けを変えたり、食べさせ方を変えると食べるようになるかもしれません。

何をしても食べない時に無理をして食べさせようとすると母子ともにストレスがたまるので、無理はしないように気を付けましょう。

赤ちゃんが離乳食であーんをしない時はどうすれば良いの?

赤ちゃんが離乳食を食べてくれない時は以下の方法を試してみてください。

  • スプーンの種類を変える
  • 食べ方を工夫する

では2つの対処法について詳しく紹介していきます。

対処法①スプーンの種類を変える

赤ちゃんがあーんしない時はスプーンを変えると食べるようになることがあります。

例えば病院などに行くとスプーンを使って薬を与えることが多いですよね。

薬は苦いものが多いので、子供にとっては嫌がるでしょう。

その時の思い出が残っているので、スプーンで離乳食を上げると食べないということがあります。

その時はスプーンを変えてみましょう。

ひとえにスプーンといっても、ステンレス・木製・プラスチックなど素材の違いから、先端部分の違いまで様々です。

ステンレスで食べないなら木製やプラスチックを使用すると食べるようになるかもしれません。

この時に同じ素材のものを使うとあまり意味がないので気を付けましょう。

対処法②食べ方を工夫する

赤ちゃんが離乳食を食べない理由は単純に気分が乗らないこともあります。

お腹が空いていなかったり、眠い、疲れているなどが原因で食べないことも多いです。

その場合はご飯を食べる時間をずらす、時間を空けると食べる可能性があります。

他にも親が食べる様子を見せる方法もおすすめです。

親が美味しそうにご飯を食べていると子供は興味を持ち、食べてくれるかもしれません。

赤ちゃんと親のご飯を別々にする方も多いと思いますが、子供は親の行動を見て育つのでなるべく食事は一緒にした方が良いのです。

口に入れたまま食べてくれない時はどうすれば良いの?

あーんをしてくれたけど噛んでくれない時は親がもぐもぐさせている姿を見せてみましょう。

赤ちゃんはミルクを飲む能力は備わっていますが、食べるという能力は備わっていません。

そのため食べ方が分からず、どうして良いか分からない状態です。

その場合は子供の前で親がもぐもぐする様を見せると赤ちゃんがマネをします。

特に離乳食を始めたタイミングでは、これが原因だと思われるので覚えておきましょう。

また食べさせる量が適しているかどうかも確認する必要があります。

口に入れる量が多いと噛むことができませんので赤ちゃんの口に合わせてご飯のサイズも小さくしましょう。

子供が自分でご飯を食べるのはいつからなの?

子供は最初の方は親にあーんをしてもらいますが、成長すると自分で食べるようになります。

では具体的にいつになると自分で食べるようになるのかというと、一般的には1歳から1歳6か月くらいと言われています。

ただ自分で食べることに挑戦するのには個人差があるので、2歳や3歳になってもあーんをやめられないことも多いです。

その結果、幼稚園に入園する年になっても自分で食べられず、幼稚園の先生に迷惑をかける可能性もあります。

このようなことにならないためにも、1歳半頃になったらスプーンを使う練習をしてみましょう。

うまくいけば自分で食べるようになります。

ただ子供は成長すると自然と自分で食べることに挑戦するので、2歳程度までなら自分で食べるまで待つのも良いでしょう。

無理に訓練させるとご飯を食べなくなるかもしれないので注意が必要です。

また、スプーンで食べるのも大切ですが、手づかみ食べも忘れてはいけません。

子供は手づかみ食べをすることで脳が刺激されて、手先の器用さが養われます。

手づかみ食べさせやすいように、離乳食の1~2品はつかみやすいものにするのも良いでしょう。

まとめ

赤ちゃんが離乳食をあーんしない理由は以下の3つが考えられます。

原因 対策
口が発達してない 一度離乳食を中断する
食べ物が大きい サイズを小さくする
好き嫌いが出てきた 調理を工夫する

基本的にこの3つが原因ですが、それでも改善しないことがあります。

その時はスプーンを変えたり、食べ方を工夫すると食べるようになるかもしれません。

例えばステンレス製から木製のスプーンに変えたり、親と一緒にご飯を食べるようにしたりすると改善する可能性があります。

子供は親の行動を見て育ちますので、食事の時間を親子で共有するのはおすすめです。

 

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あやぱん

ちょっぴりわがままな長女と、とってもマイペースな次女を持つママライター。
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