赤ちゃんが誕生したら、さまざまなイベントが待っています!
まず最初の行事が「お七夜」で赤ちゃんの健やかな健康を願い、その次が「お宮参り」になります。お宮参りはお互いの両親も一緒に神社へ行くことが多いので、パパに場違いな格好をさせたくはないですよね。
そこで今回は!
お宮参りへ行くときのパパの服装について、詳しく解説していきます。その他にも、気になる内容が盛りだくさんとなっているのでお楽しみに♪
そもそもお宮参りとは?
お宮参りというのは、誕生した赤ちゃんの健康や長寿を願う行事になります。歴史はとても古く、鎌倉時代から始まって、今のように神社へ向かい、ご祈祷を受ける形になったのは室町時代と言われています。
お参りに行く時期は、男の子が生まれて31日目で、女の子は生まれて32日目となり、赤ちゃんが生まれた日を入れて数えましょう。
しかし、その日数を必ず守らなければいけないわけではなく、季節によっては寒い日や暑い日、お母さんの体調が優れないときもあるので、参拝は都合に合わせてOKです。
ちなみに、地域によっては「お食い初め」の時期に合わせるところもあるようです。その頃になると、生まれてから3か月が過ぎているため、赤ちゃんも表情が出て、笑顔の写真が撮れるチャンスもあるかもしれません。
パパのおすすめの服装
お宮参りに行く際、パパの服装はどんなものが良いか悩みますよね…。特に、夏場は汗もかきやすく「ラフな格好で行こうかな」「スーツを着るにしても、クールビズで良くない?」と、思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、パパさんが恥ずかしい思いをしないためにも、どんな服装が好ましいのかお届けしていきます。
クールビズはOK?
クールビズを推進している会社は多くあるので、夏場はノーネクタイ&ノージャケットで出社しているパパも多くいるでしょう。
そのため、暑い夏の日の参拝は「クールビズでも良いのでは?」と思ってしまいがちですが、クールビズは辞めておきましょう。
そもそも、クールビズは国が企業に向けて温暖化対策のためにスタートさせたもので「出社するときのスタイルは、夏用の暑くない服装をしてもOK」という趣旨のことを指します。
そのため、ビジネス上でのクールビズはマナー違反ではないですが、冠婚葬祭でのクールビズは避けておくのがベストです。
背広はいるの?
クールビズはマナー的に良くないということが分かりました。それなら、背広を常に着用しなければいけないのかも気になりますよね。特に、夏の暑い日に背広を着続けるのは、熱中症にもなりかねません。
移動中や参拝中以外は背広を持っておいても構わないので、その際はワイシャツで過ごしましょう。参拝のときははもちろんのこと、写真撮影のときも背広を着ていた方が様になりますよ!
ネクタイやワイシャツの色は?
クールビズはノーネクタイが主流ですが、お宮参りに着けるネクタイやワイシャツはどんな色を選べば良いのか悩みますよね。カジュアルすぎるのは場違いだし、柄が付いているのも避けた方が良いでしょう。
そのため、派手な色柄ではなく、ママの服装に合わせた色や柄のネクタイや、ワイシャツがおすすめです。パパとママが二人並んだときも様になり、ゴチャゴチャ感もないのでとても素敵ですよ。
本来は、黒ネクタイ以外ならどんな色でも問題ナシですが、神様にお参りする格好なので、派手な色や柄は避けた方が良いでしょう。
どんな靴が良いのか
カジュアルで紐がない靴はおすすめしません。フォーマルな服装ならば紐付きで黒色の靴を選びましょう。サンダルやスニーカーは場違いなので、気を付けて下さい。
スーツがない場合
スーツを持っていないパパさんもいるかもしれません。その場合は、紺色のスラックスに白いシャツとジャケットなど、ラフすぎない服装を選びましょう。
ジャケットや襟付きのシャツなど、一式用意しておけばさまざまな行事で活躍するので、揃えておいても良いかもしれません。
その際も、派手な色や柄物ではなく、紺や黒、グレーや白といった、落ち着いたものを選ぶようにしましょう。ジーパンやTシャツなど、カジュアルすぎる服装は避けることをおすすめします。
ママと赤ちゃんの服装は?
パパの衣装についてお伝えしましたが、ママと赤ちゃんの服装も気になりますよね。ここからは、ママと赤ちゃんはどういった服装が良いのか、それぞれご紹介していきます!
赤ちゃんや家族にとって、すごくおめでたい日なので、是非参考にしてみて下さい。
赤ちゃんの衣装は?
赤ちゃんに和装を着せる場合、白羽二重の着物を着させて、その上から家紋が付いた祝着を羽織ります。男の子は虎や龍などの模様が入ったタイプが定番で、黒や紫、紺などの色合いがよく選ばれます。
女の子は蝶や花の模様が入ったタイプが定番で、色はピンクや黄色、赤などの女の子らしく、華やかなタイプが主流です。
最近は、洋装のベビードレスを選ぶ方も多く、性別は関係なく、白色のベビードレスが定番です。その他にも色の種類は豊富にあるので、選ぶ楽しさもあります。
和装に比べて洋装は着やすく、価格もお手頃なタイプがあるので、洋装の方が人気が高いかもしれません。
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ママの服装
赤ちゃんが和装の場合は、ママも着物を選ぶ方が良いとされています。着物の種類は、色無地や付け下げ、訪問着が主流です。
派手な着物は選ばず、控えめなタイプを着るようにしましょう。赤ちゃんが洋装の場合は、ママもワンピースやスーツがおすすめです。
落ち着いた雰囲気のワンピースにジャケットを羽織るだけで、お宮参りにピッタリな格好になります。膝上のスカートやノースリーブはマナー的に良くないので、辞めておきましょう。
ちなみに、最近は和装よりも洋装を選ぶ方が多いようです。その理由は、動きやすくて、授乳もしやすく、負担が少ないことから洋装の人気が高くなってきています。
靴は何を選ぶ?
洋装の場合は、ヒールが高い靴は危ないので低いタイプを選びましょう。神社は砂利が敷かれていたり、階段がさまざまな場所にあるので、ヒールの高い靴を履いていると転ぶ確率が上がります。
また、赤ちゃんを抱っこしながら歩くことも多いので、とても危険です!赤ちゃんとママの安心と安全のためにも、ぺたんこ靴やヒールが低いタイプがおすすめです。
基本情報
それでは最後にお宮参りの基本情報についてお届けしていきます。「どこの神社を選べば良いのか」「誰と一緒に行けば良いのか」「お金はどれくらい必要なのか」などなど、皆さんが気になる内容を解決していきましょう!
どこの神社に行けば良いの?
お宮参りする神社は、特に決まりがあるわけではなく、どこの神社でもOKです!地元の神社や近所の神社でなければいけないこともなく、パパやママが行きたいところを選ぶと良いでしょう。
参加者は?
お宮参りは「赤ちゃん・両親・お互いの祖父母が参加」というスタイルが現在は主流のようです。しかし、祖父母が参加できなかったり、両親の兄弟が参加するなど、それぞれ家庭によって違いはあるので、決まりなどはありません。
祖父母が参加できない場合は、お宮参りの様子が写った写真や、ビデオなどを見せてあげると喜ばれますよ!
気になる費用は?
お宮参りにはどれくらいの費用が必要なのか気になりますよね。一般的にご祈祷やお祓いをお願いする場合(初穂料)は、事前に神社へ確認しておくと良いでしょう。
ご祈祷料は主に3000円・5000円・10000円・30000円といったスタイルで、お宮参りの際は5000円か10000円を選ぶ方が多いようです。
ちなみに、ご祈祷やお祓いをお願いする際は、予約が必要な神社もあるので、その点も確認しておく必要があります。
ただし、神社によってはご祈祷料やお祓いに値段の設定がないところもあります。その場合は、5000~10000円を目安に任意でお金を包むと良いでしょう。
初穂料はのし袋に入れて、水引は蝶結びを選びましょう。のし袋の表には「上に初穂料・下に赤ちゃんの名前」を書き、ご祈祷の前に祈祷の受付へ納めます。
まとめ
お宮参りは「家族みんなで参加する、おめでたい行事」なので、その場にふさわしい服装をする必要があります。必ず正装をしなければいけないこともないですが、あまりにもラフな格好は禁物です。
もちろん、クールビズもおすすめできません。スーツがない場合は、ジャケットや襟付きのシャツなどを用意しておけば、さまざまな場面でも重宝します。
家族にとってお宮参りは大切な思い出の1つなので、恥じない服装を選び、素敵な1日を過ごしましょう。