子育てをしながら頑張っているシングルマザーのみなさん、お疲れ様です。
自分で決めたこととはいえ、ひとりで全てのことをこなすのは想像以上に大変なことです。
なかでも「子育てって難しい」と、思い悩む人も多いのではないでしょうか。
でもそれは、あなただけではありません。多くのシングルマザーも悩んでいます。
私自身「高1と中2の子」を持つシングルマザーです。一人になって7年になりますが、未だに悩みは尽きません。
そこで今回はみんなが抱える、シングルマザーならではの「子育ての悩み」について考えていきます。
私なりの乗り越え方も書いていくので、ぜひ参考にしてください。
シングルマザーの悩み10選
シングルマザーとは、一人親家庭のことを指します。
言葉の通りシングルマザーは、仕事・家事・育児の全てを1人でこなさなければなりません。
あれもこれもと悩みがあって当然です。では実際にみんながどんな悩みを抱えているのか、みていきましょう。
シングルマザーの悩み10選は以下になります。
- 金銭面
- 仕事
- 体力面
- 子どもの体調不良
- 子どもとの時間
- 子どもへの愛情不足
- ママ友
- 実家との関係性
- 自分の時間
- 心の支え
①金銭面
女性が限られた時間の中で、男性並みに稼ぐのはなかなか難しいのが現状です。
私自身も常に、お金の心配をしていました。
子どもが小さければ、保育園などに預けなければ働けません。働くにもお金がかかります。
では具体的にどのようにすればよいのでしょうか。
子どもが小さいうちは食費などを抑えるようにして家計を切り詰めることができます。
また大きくなれば働ける時間に余裕もできるので収入アップが期待できます。
そして、貰えるものはものは必ず貰ってください。
例えば、養育費・児童手当・扶養手当などは必ず申請しましょう。
受けられる助成は各自治体によって違うので確認してみてください。
②仕事面
人間関係・お給料・子どもの休みに合った休日。その全て叶えてくれる職場は、なかなかありません。
できれば子どもが小さいうちは、一緒に過ごす時間を優先させて通勤時間などの無駄を省けるようなところを選ぶと良いかもしれません。
子どもは大きくなればなるほど、かかるお金も膨大になります。
成長と共に仕事の時間を延ばしていき、収入を増やすことが理想的です。
しかし、そんなに都合よくいかないのが現実です。
正規雇用などのチャンスがあれば、その波に乗るのも必要です。
③体力面
今まさに体力面は私も悩んでいます。若い時は多少無理をしてもなんとかなりました。
39歳になり、疲れやすくなっています。これから先、体力の衰えがひどくなることがあっても体力がアップすることはありません。
人は体が健康でなければ、働くこともできません。疲れたら休みましょう。
私自身疲れがたまってくると、ご飯を食べてお風呂に入って20時には寝てしまうこともあります。
ダメになってしまう前に休息をとることが一番大事です。
④子どもの体調不良
子どもが小さいうちは月に一度くらいは熱を出したものです。
そのたびに、お休みをもらうのは気が引けました。
何より働かないと収入もないので、子どもが体調を崩すことに、「また?」と思う自分が嫌でした。
体調を崩しやすいのは、たいてい小さいうちだけです。小学校に入れば、年に数回程度になります。
中学生にもなれば、休んだ記憶がないくらい丈夫になります。
無理をさせれば、返って長引く原因にもなるので、そこは割り切ってお休みをしてください。
⑤子どもとの時間
全てのことを一人でこなしていると、どれだけ時間があっても足りません。
仕事、家事を優先してやってしまうと、どうしても子どもとの時間が後回しになってしまいます。
今思えば「ママ、ママ」と寄ってくるのは、ほんの少しの間だけです。
今では、学校・部活・友達との時間をそれぞれに楽しんでいます。
仕事も家事も育児も完璧にしようと思わなく大丈夫。
掃除もしたいけど、子どもとの時間も作りたい!そんなときは一緒に掃除をしていました。
それも子どもにとっては、ママとの大切な時間です。
その後に子どもさんのしたいことで満たしてあげれば十分です。
⑥子どもへの愛情不足
子どもとの時間がとりにくいと、愛情不足も心配になります。
また心に余裕がないと、ついついきつくあたってしまうこともあります。
そんな時にフォローをしてくれる人もいないと、子どもの逃げ場がなく「怒り過ぎたかな」と後悔することも多々あります。
怒った後や、一緒に過ごす時間がなかなか取れないときは、普段よりも多めのスキンシップを心がけると良いですね。
時間がなくても、いつもよりたくさん「ギュッ」っとしてあげてください。
それだけで愛情は十分に伝わります。
⑦ママ友
「○○くん、パパいないんだ~」と、あるママ友から言われたことがあります。
昔に比べ離婚の割合が増え、シングルマザーも珍しいことではありません。
それでもシングルマザーであることを、「可哀想」という目で見る人もいます。
別に悪いことをしているわけではありません。可哀想でもありません。
人の価値観は人それぞれです。気にすることは全くありません。
⑧実家との関係性
心配してくれるのは、有難いことです。ただ今とは違う昔の子育ての常識を押し付け、あれこれ言われると気が重くなります。
また身内は他人よりも、遠慮なくひどいことも平気で言います。
あれば頼りになる実家ですが、ほどよい距離感で付き合うことをおすすめします。
⑨自分の時間
子どもが小さいうちは、なかなか自分の時間をもつことはできません。
今では当たり前に自分で食事をし、一人でお風呂に入ります。しかし、一人でできない小さい子にはママの介助が必要になります。
しかしそれもいずれは自分でできるようになります。
ほんの少しの辛抱です。
そんな中でも、私の唯一の楽しみが寝る前にスマホで漫画を読むことでした。
小さな楽しみを見つけることが、ストレスをため込まないコツですよ。
⑩心の支え
子育ての悩みを相談できる人はいますか。本来なら旦那さんと協力をして、子育てをするものですが、私たちシングルマザーにその相手はいません。
苦しいときに「自分は一人なんだ」と思い知らされます。
子育てを協力してやっていく人はいませんが、決して一人ではありません。
同じ境遇のママ友もいます。声を上げれば行政も助けてくれます。
何より守る立場の子どもたちの存在が心の支えになります。
思春期の乗り越え方
「ママ、ママ」と甘えてくる、可愛かったあの頃はどこへいったのでしょうか。
小学校も高学年を迎えるとやってくるのが思春期です。
お金や時間など様々なことで悩んできましたが、やっぱり一番悩んだのが思春期です。
同じように育てたつもりでも、思春期にやってくる反抗期は人それぞれです。
女の子の反抗期・対処法
女の子の反抗期は、早い子で4年生くらいからやってくるといわれています。
うちの子の場合は5年生でした。
特に反抗はしませんが、とにかく口を利かなかったです。こちらが何か言えば、顔に「うるさいなぁ」と書いてあるようでした。
そのときの対処法は、「少し離れたとろから見守る」です。目立って悪いことをするわけではなかったのでよく言えば見守る、悪く言えば放置です。
「そういう態度を取って損をするのは自分」ということだけは伝え、一定の距離を取るようにしました。
女の子は、男の子よりも精神的に大人な部分があります。
ガミガミといわれるよりも自分で「こんな態度をとっていると良いことはない」と気付いたときに、自ら歩みよってきました。
見守るのは勇気のいることです。数ヶ月様子をみて改善がない、さらに悪化するようなら別の手が必要です。
男の子の反抗期・対処法
お母さんにとって異性である男の子の反抗期は、なかなか理解しがたいものがあります。
うちの子の場合は中学校1年生くらいからやってきました。
学校の遅刻・課題の未提出など、上のことは違い反抗期による実害もでてきました。
女の子に比べ、精神的に未成熟なところがある男の子には間違ったところがあるたびに注意をしました。
気を付けるところは、「その場で・わかりやすく・少ない言葉で」です。
とにかく話が長くなれば、ほとんど聞いていません。伝えたいこと、ダメなことだけをしっかりと伝えるようにしました。
そして女の子よりは近い距離で、極力見守るようにしてたくさんの失敗の経験をしてもらいました。
男の子は少し想像することが苦手なように思います。体験することで、初めて気づくこともあります。取り返しのつかない失敗以外はどんどんしてもらい少しずつ成長し、今では反抗期も八割がた終了に向かていると思います。
反抗期の捉え方
女の子であっても、男の子であっても反抗期自体は悪いことではありません。
大人への成長過程で通る道です。その時がやってきたらどっしりと構え、暖かく見守ることが大事です。
反抗期とはいえ、基本的にママへの愛情がなくなったわけではありません。
子ども自身、体や周りが急速に変わっていくなかで心の成長が伴わないと不安定になり、わけもなくイライラするようです。
「見守ること」と「いざという時に手を差し伸べる」これにつきると思います。
まとめ
シングルマザーならではの悩み10選
- 金銭面
- 仕事
- 体力面
- 子どもの体調不良
- 子どもとの時間
- 子どもへの愛情不足
- ママ友
- 実家との関係性
- 自分の時間
- 心の支え
全てに対して言えるのは、どれも一過性のもので「いつまでも続くわけではない」ということです。
それでも今が辛くしんどいこともたくさんあると思います。
そんな人たちの少しでもお役に立てることを願っています。